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公開番号2024135662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046457
出願日2023-03-23
発明の名称プレス加工装置及び補強材取付方法
出願人ニデック株式会社
代理人個人,個人
主分類B30B 15/02 20060101AFI20240927BHJP(プレス)
要約【課題】ボルスタのたわみ量を低減できるプレス加工装置を提供する。
【解決手段】プレス加工装置は、下金型と、下金型に対して上下方向に移動可能な上金型と、を有し、上金型及び下金型によってプレス加工を行う。プレス加工装置は、下金型を支持するベッドと、ベッドの上面に取り付けられる第1ボルスタプレート20と、第1ボルスタプレートの上面に脱着可能に取り付けられ、上面に下金型を取り付け可能な第2ボルスタプレート30と、第2ボルスタプレートを補強する補強材40と、を有する。第1ボルスタプレートは、上下方向に貫通する第1貫通穴を有する。第2ボルスタプレートは、第1貫通穴に繋がり、且つ、上下方向に貫通する第2貫通穴を有する。補強材は、第2貫通穴内に位置し、第2貫通穴の内面を構成する側壁部のうち水平方向の一方向に互いに対向する第1側壁部及び第2側壁部に接触している。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
下金型と、
前記下金型に対して上下方向に移動可能な上金型と、
を有し、
前記上金型及び前記下金型によってプレス加工を行うプレス加工装置であって、
前記下金型を支持するベッドと、
前記ベッドの上面に取り付けられる第1ボルスタプレートと、
前記第1ボルスタプレートの上面に脱着可能に取り付けられ、上面に前記下金型を取り付け可能な第2ボルスタプレートと、
前記第2ボルスタプレートを補強する補強材と、
を有し、
前記第1ボルスタプレートは、前記上下方向に貫通する第1貫通穴を有し、
前記第2ボルスタプレートは、前記第1貫通穴に繋がり、且つ、前記上下方向に貫通する第2貫通穴を有し、
前記補強材は、前記第2貫通穴内に位置し、前記第2貫通穴の内面を構成する側壁部のうち水平方向の一方向に互いに対向する第1側壁部及び第2側壁部に接触している、
プレス加工装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のプレス加工装置において、
前記第2貫通穴では、
前記第1側壁部は、前記側壁部から、前記第2貫通穴の内方に突出する第1突出部を有し、
前記第2側壁部は、前記側壁部から、前記第2貫通穴の内方に突出する第2突出部を有し、
前記補強材は、前記第1突出部及び前記第2突出部によって支持されている、
プレス加工装置。
【請求項3】
請求項2に記載のプレス加工装置において、
前記補強材は、前記第1突出部及び前記第2突出部に対して締結部材によって締結されている、
プレス加工装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1つに記載のプレス加工装置において、
前記補強材の上面は、前記第2ボルスタプレートの上面よりも上方に位置する、
プレス加工装置。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか1つに記載のプレス加工装置において、
前記補強材は、前記上下方向に貫通する第3貫通穴を有するプレート状の部材である、
プレス加工装置。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか1つに記載のプレス加工装置において、
前記第1ボルスタプレートの上面と、前記第2ボルスタプレートの下面とは、研磨面である、
プレス加工装置。
【請求項7】
請求項1から3のいずれか1つに記載のプレス加工装置において、
少なくとも1つの前記補強材を有し、
前記第2ボルスタプレートは、複数の前記第2貫通穴を有し、
前記少なくとも1つの前記補強材は、前記複数の前記第2貫通穴の少なくとも1つに取り付けられる、
プレス加工装置。
【請求項8】
下金型と、
前記下金型に対して上下方向に移動可能な上金型と、
を有し、
前記上金型及び前記下金型によってプレス加工を行うプレス加工装置に補強材を取り付ける補強材取付方法であって、
上下方向に貫通する第1貫通穴を有する第1ボルスタプレートの上面に取り付け可能であり且つ上面に前記下金型を取り付け可能な第2ボルスタプレートを厚み方向に貫通する第2貫通穴内に、補強材をはめ込むことによって、前記第2貫通穴内に前記補強材を取り付ける補強材取付工程と、
前記補強材を取り付けた前記第2ボルスタプレートを、前記第1ボルスタプレートの上面に取り付ける第2ボルスタプレート取付工程と、
を有する、
補強材取付方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プレス加工装置及び補強材取付方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
板状金属材料を打ち抜くプレス加工装置が知られている。例えば、特許文献1には、下型を載せるボルスタと、上型を上下移動可能に保持するスライドとを有する順送り型のプレス加工装置が開示されている。前記プレス加工装置は、スライドに保持される前記上型を前記下型に対して下降させることによって、前記上型及び前記下型の間に供給される板状金属材料を打ち抜く。前記下型は、打ち抜き方向に貫通する穴を有する。また、ボルスタは、一方が前記下型の穴に接続するとともに、他方が前記プレス加工装置の外部と繋がる搬出路を有する。上述の打ち抜き加工によって得られる板状ワークは、前記下型の穴を通じて下方に落下し、さらに前記搬出路を通じて、前記プレス加工装置の外部に搬出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-139726号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1に記載のプレス加工装置のように、下型が載せられるボルスタは、前記下型の穴に接続される開口部を有する場合がある。前記開口部を有するボルスタに下型を載せて打ち抜き加工を行うと、打ち抜き加工時の押圧力によって前記ボルスタにたわみが生じる可能性がある。加工精度の向上の観点から、上述のようなプレス加工時のボルスタのたわみを抑制することが求められる。
【0005】
本発明の目的は、プレス加工時におけるプレス加工装置のボルスタのたわみ量を低減できるプレス加工装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の例示的な一実施形態に係るプレス加工装置は、下金型と、前記下金型に対して上下方向に移動可能な上金型と、を有し、前記上金型及び前記下金型によってプレス加工を行う装置である。前記プレス加工装置は、前記下金型を支持するベッドと、前記ベッドの上面に取り付けられる第1ボルスタプレートと、前記第1ボルスタプレートの上面に脱着可能に取り付けられ、上面に前記下金型を取り付け可能な第2ボルスタプレートと、前記第2ボルスタプレートを補強する補強材と、を有する。前記第1ボルスタプレートは、前記上下方向に貫通する第1貫通穴を有する。前記第2ボルスタプレートは、前記第1貫通穴に繋がり、且つ、前記上下方向に貫通する第2貫通穴を有する。前記補強材は、前記第2貫通穴内に位置し、前記第2貫通穴の内面を構成する側壁部のうち水平方向の一方向に互いに対向する第1側壁部及び第2側壁部に接触している。
【0007】
本発明の例示的な一実施形態に係る補強材取付方法は、下金型と、前記下金型に対して上下方向に移動可能な上金型と、を有し、前記上金型及び前記下金型によってプレス加工を行うプレス加工装置に補強材を取り付ける方法である。前記補強材取付方法は、上下方向に貫通する第1貫通穴を有する第1ボルスタプレートの上面に取り付け可能であり且つ上面に前記下金型を取り付け可能な第2ボルスタプレートを厚み方向に貫通する第2貫通穴内に、補強材をはめ込むことによって、前記第2貫通穴内に前記補強材を取り付ける補強材取付工程と、前記補強材を取り付けた前記第2ボルスタプレートを、前記第1ボルスタプレートの上面に取り付ける第2ボルスタプレート取付工程と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、プレス加工時におけるプレス加工装置のボルスタのたわみ量を低減できるプレス加工装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1に係るプレス加工装置の概略構成を模式的に示す正面図である。
図2は、実施形態1に係るプレス加工装置の概略構成を模式的に示す斜視図である。
図3は、図2のIII-III線断面図である。プレス加工装置は、後述する上金型及び下金型によってプレス加工を行う。
図4は、実施形態2に係るプレス加工装置の概略構成を模式的に示す斜視図である。
図5は、図4のV-V線断面図である。
図6は、図4のVI-VI線断面図である。
図7は、プレス加工装置に補強材を取り付ける補強材取付方法の一工程である第1ボルスタプレート取付工程を示す図である。
図8は、補強材取付方法の一工程である補強材取付工程を示す図である。
図9は、補強材取付方法の一工程である第2ボルスタプレート取付工程を示す図である。
図10は、補強材の断面構造を示す断面図であり、図5の対応図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照し、本発明の例示的な実施の形態を詳しく説明する。なお、図中の同一または相当部分については同一の符号を付してその説明は繰り返さない。また、各図中の構成部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各構成部材の寸法比率等を忠実に表しているわけではない。
(【0011】以降は省略されています)

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