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公開番号2024087539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202421
出願日2022-12-19
発明の名称集塵システム、集塵方法、有価物の回収システム及び有価物の製造方法
出願人日本スピンドル製造株式会社
代理人弁理士法人雄渾
主分類B09B 3/40 20220101AFI20240624BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】本発明の課題は、排ガス(被処理気体)に含まれる有価物を効率よく回収できる集塵システム、集塵方法、有価物の回収システム及び有価物の製造方法を提供することである。
【解決手段】上記課題を解決するために、集塵部と、集塵部を加熱する加熱部と、を備えることを特徴とする、集塵システムを提供する。
この発明によれば、集塵部内の排ガス(被処理気体)の温度を回収する有価物に適した温度に維持及び調整して、粒子物質を生成することで、回収する有価物よりも沸点の低い不純物を気体状態(処理気体)として排出できる。よって、回収物(粒子物質)内に不純物が含有することを抑制しつつ、有価物が気体として排出されることを抑制できることから、効率よく有価物を回収することができる効果がある。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
集塵部と、前記集塵部を加熱する加熱部と、を備えることを特徴とする、集塵システム。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
加熱部は、誘導加熱又は誘電加熱により加熱することを特徴とする、請求項1に記載の集塵システム。
【請求項3】
有害物質を分解する浄化部を備え、前記浄化部は、触媒反応部又はプラズマ処理部であることを特徴とする、請求項1に記載の集塵システム。
【請求項4】
粒子を含有する被処理気体を加熱する加熱ステップと、
前記被処理気体中に含有する粒子を分離する集塵ステップと、を備えることを特徴とする、集塵方法。
【請求項5】
炉と、請求項1~3のいずれか一項に記載の集塵システムを備えることを特徴とする、有価物の回収システム。
【請求項6】
粒子を含有する被処理気体を加熱する加熱ステップと、
前記被処理気体中に含有する粒子を分離する集塵ステップと、を備えることを特徴とする、有価物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、集塵システム、集塵方法、有価物の回収システム及び有価物の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
製鋼電炉・廃棄物炉などの高温排ガスは、集塵機にて高温排ガスに含まれる飛灰を回収し、冷却廃棄処理後に大気開放されている。回収される飛灰には、鉄や亜鉛などの多くの有価物が含まれている。
このような製鋼電炉・廃棄物炉などの高温排ガスが排出される現場では、有価物の精製は行われておらず、飛灰を回収して精錬業者にて精錬処理して有価物として再利用されている。
【0003】
特許文献1では、鉄と亜鉛を含む製鋼中の溶融電気炉から発生するダストを燃焼炉で燃焼させ、高温状態の飛灰を含む排ガスを集塵機(高温集塵機)に送ることで、融点の低い亜鉛を多く含む煤塵を回収し、燃焼炉に残った金属が鉄等になるように、分離回収可能なシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-331172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のシステムでは、燃焼炉から高温の排ガスを集塵機に送るライン中や集塵機内において、排ガスの熱が周囲に放出されることから、集塵機で飛灰を分離回収する段階において、排ガスの温度が低くなりすぎるおそれがある。この場合、回収する有価物の純度が低下する状態となる。また、排ガスの温度が低くなりすぎないように、排ガスの温度を高くしすぎた場合、有価物が気体のまま集塵機で回収されずに排ガスとして排出され、回収効率が悪くなるおそれがある。
【0006】
そこで、本発明の課題は、排ガス(被処理気体)に含まれる有価物を効率よく回収できる集塵システム、集塵方法、有価物の回収システム及び有価物の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記の課題について鋭意検討した結果、集塵部と、集塵部を加熱する加熱部とを備えることで、集塵部に導入された排ガスの温度を調整し、有価物を効率のよく回収することが可能となることを見いだして本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の集塵システム、集塵方法、有価物の回収システム及び有価物の製造方法である。
【0008】
上記課題を解決するための本発明の集塵システムは、集塵部と、前記集塵部を加熱する加熱部と、を備えることを特徴とする。
この特徴によれば、集塵部内の排ガス(被処理気体)の温度を回収する有価物に適した温度に維持及び調整して、粒子状物質を生成することで、回収する有価物よりも沸点の低い不純物を気体状態(処理気体)として排出できる。よって、回収物(粒子状物質)内に不純物が含有することを抑制しつつ、有価物が気体として排出されることを抑制できることから、効率よく有価物を回収することができる効果がある。
【0009】
また、本発明の集塵システムの一実施態様としては、加熱部は、誘導加熱又は誘電加熱により加熱することを特徴とする。
この特徴によれば、誘導加熱又は誘電加熱により集塵部を外部から加熱することができ、加熱部の設置が容易である効果がある。
【0010】
また、本発明の集塵システムの一実施態様としては、有害物質を分解する浄化部を備え、前記浄化部は、触媒反応部又はプラズマ処理部であることを特徴とする。
この特徴によれば、被処理気体から回収物が回収処理された処理気体に含まれる有害物質を分解除去でき、大気に放出する状態とすることができる効果がある。
(【0011】以降は省略されています)

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