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公開番号2024088566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2023070521
出願日2023-04-23
発明の名称含油金属チップの処理装置および処理方法
出願人生態環境部南京環境科学研究所
代理人個人
主分類B09B 5/00 20060101AFI20240625BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】含油の金属チップを迅速かつ安全に処理するための、より簡単で効率的な装置及び方法を提供する。
【解決手段】含油金属チップの処理装置および処理方法を開示し、装置は、篩分け装置と、篩分け装置内部に取り付けられた脱脂処理装置と、脱脂処理装置で処理された後乾燥を行う乾燥装置と、金属チップ中の石油炭化水素含有量を検出するための検出装置とを備え、方法は、S1、篩分け分類、S2、脱脂処理、S3、収集検出というステップを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
篩分け装置と脱脂処理装置を備え、
前記篩分け装置は第1分離筒(1)を含み、第1分離筒(1)の頂部が開放され、側壁と
底部にスクリーンが設けられ、前記スクリーンのメッシュサイズが20~40目であり、
第1分離筒(1)内に第1攪拌ロッド(11)が設けられ、前記第1攪拌ロッド(11)
の頂部に第1モータ(41)が接続され、
前記脱脂処理装置は第2分離筒(2)を含み、前記第2分離筒(2)の上下両端が開放さ
れ、第2分離筒(2)の両側に垂直な固定板(21)がそれぞれ設けられ、第2分離筒(
2)の底部に水平方向に沿って2つの対称のスライドシールプレート(22)が設けられ
、スライドシールプレート(22)の底部に材料案内溝(3)が設けられ、
2つの前記固定ブロック(21)の頂部にそれぞれリンクロッド(23)が設けられ、2
つの前記リンクロッド(23)の末端に第1固定ロッド(4)が設けられ、前記第1モー
タ(41)は前記第1固定ロッド(4)に設けられ、
第1固定ロッド(4)の底部の両側にそれぞれ係合溝(42)が設けられ、前記係合溝(
42)内に環形回転板(5)が係合され、第1モータ(41)の頂部に第2固定ロッド(
6)が設けられ、前記第2固定ロッド(6)の両端に第1接続ブロック(61)および第
2接続ブロック(62)が設けられ、前記第1接続ブロック(61)の底部に第2モータ
(63)が設けられ、前記第2モータ(63)の出力端に回転歯車(64)が設けられ、
前記回転歯車(64)は前記環形回転板(5)の底部に設けられた環形歯溝(51)と噛
み合って接続され、環形回転板(5)の底部に多数の第2攪拌ロッド(7)が設けられ、
第2攪拌ロッド(7)は前記第2分離筒(2)と第1分離筒(1)間に延伸し、第1分離
筒(1)の両側の頂部がそれぞれ接続ロッド(43)を介して第1固定ロッド(4)の底
部に固定的に接続される、ことを特徴とする含油金属チップの処理装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記固定ブロック(21)の内壁に、前記スライドシールプレート(22)を通過させる
ための制限溝(24)が設けられ、スライドシールプレート(22)の頂部中心にガイド
バー(25)が設けられ、前記ガイドバー(25)は前記第2分離筒(2)の底部に設け
られたガイドスロット(26)に摺動可能に接続される、ことを特徴とする請求項1に記
載の装置。
【請求項3】
前記環形回転板(5)の外壁の頂部に制限突起(52)が設けられる、ことを特徴とする
請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記第2攪拌ロッド(7)は3~5であり、第1攪拌ロッド(11)の底部に第1攪拌翼
(12)が設けられ、第2攪拌ロッド(7)の底部に第2攪拌翼(71)が設けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記第2接続ブロック(62)の底部に調節ブロック(65)が設けられ、前記調節ブロ
ック(65)の底部の両側にそれぞれ内側に窪んだ湾曲部が設けられ、前記第2攪拌ロッ
ド(7)は互いに嵌設された外筒棒(72)および内筒棒(73)を含み、前記内筒棒(
73)の頂端が前記環形回転板(5)の底部に固定的に接続され、内筒棒(73)の底端
がバネ(74)を介して前記外筒棒(72)の底部に接続され、外筒棒(72)の頂端の
外部にバッフル(75)が設けられ、環形回転板(5)によって第2攪拌ロッド(7)を
回転させる過程中、バッフル(75)が調節ブロック(65)の湾曲部まで摺動すると、
外筒棒(72)と内筒棒(73)が相対的に摺動する、ことを特徴とする請求項1に記載
の装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の装置を用いて含油金属チップを処理する方法であっ
て、
S1、篩分け分類するステップと、
含油金属チップを篩分け装置の第1分離筒(1)に配置し、第1モータ(41)を起動し
て第1攪拌ロッド(11)を回転させ、粉末状および泥状の含油金属チップを第1分離筒
(1)の底部と側壁スクリーンから漏出させて材料案内溝(3)内に落とし、片状および
削り節状の含油金属チップを第1分離筒(1)の内部に保持し、片状および削り節状の第
1含油金属チップと粉末状および泥状の第2含油金属チップに篩い分け、
前記第2含油金属チップを排出してケーキ状にプレスして保存し、
S2、脱脂処理するステップと、
前記第1含油金属チップを篩分け装置の第1分離筒(1)に保持し、同時に第2分離筒(
2)に水および脱脂剤を添加し、第1含油金属チップと水と脱脂剤の重量比が1:3:0
.5~2であり、水と脱脂剤を第1分離筒(1)のスクリーンを通過させて第1含油金属
チップを沈め、第1分離筒(1)中の第1攪拌ロッド(11)と第2分離筒(2)中の第
2攪拌ロッド(7)を同時に反対方向に回転させ、回転脱脂処理を行い、処理時間が15
~20minであり、
S3、収集検出するステップと、
ステップS2で脱脂処理された第1含油金属チップを収集および乾燥し、第1金属チップ
中の石油炭化水素の含有量を検出し、第1金属チップ中の石油炭化水素の含有量≧3%の
場合、ステップS2に戻って脱脂処理を行う必要があり、第1金属チップ中の石油炭化水
素の含有量<3%の場合、処理を終了して保存する、ことを特徴とする方法。
【請求項7】
前記ステップS1では、含油金属チップにおける第2含油金属チップの重量%mを計算し
、計算結果に応じて対応の後続処理ステップを選択し、
m<20%の場合、ステップS2-1を行い、
S2-1:篩分け装置で篩分けられた第1含油金属チップ内に水および脱脂剤を添加して
脱脂処理を行い、第1含油金属チップと水と脱脂剤重量比が1:3:2であり、第1攪拌
ロッド(11)の回転数が400~500rpmであり、第2攪拌ロッド(7)の回転数
が100~200rpmであり、
20≦m<50%の場合、ステップS2-2を行い、
S2-2:篩分け装置で篩分けられた第1含油金属チップ内に水と脱脂剤を添加して脱脂
処理を行い、第1含油金属チップと水と脱脂剤重量比が1:3:1であり、第1攪拌ロッ
ド(11)の回転数が300~400rpmであり、第2攪拌ロッド(7)の回転数が8
0~150rpmであり、
50≦m<80%の場合、ステップS2-3を行い、
S2-3:篩分け装置で篩分けられた第1含油金属チップ内に水と脱脂剤を添加して脱脂
処理を行い、第1含油金属チップと水と脱脂剤重量比が1:3:0.5であり、第1攪拌
ロッド(11)の回転数が200~300rpmであり、第2攪拌ロッド(7)の回転数
が50~100rpmであり、
80≦m<100%の場合、ステップS2-4を行い、
S2-4:篩分け装置で篩分けられた第1含油金属チップ内に水と脱脂剤を添加して脱脂
処理を行い、第1含油金属チップと水と脱脂剤重量比が1:2:0.5であり、第1攪拌
ロッド(11)の回転数が200~300rpmであり、第2攪拌ロッド(7)の回転数
が40~80rpmである、ことを特徴とする請求項6に記載の方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固形廃棄物処理の技術領域に関し、具体的に、含油金属チップの処理装置およ
び処理方法に関する。
続きを表示(約 6,500 文字)【背景技術】
【0002】
固形廃棄物は、工業生産の過程で必然的に発生するもので、中国の環境管理要求における
危険度に応じて、有害固形廃棄物と一般固形廃棄物に分けられる。
含油金属チップとは、金属加工業の生産工程で発生する油/水、炭化水素/水の混合物、脱
脂剤、廃鉱物油に汚染された金属チップである。金属チップ自体には有害性はないが、含
油の金属チップには毒性がある。《有害廃棄物の特定に関する通則》によると、「毒性お
よび感染性の一方または両方の有害性を有する有害廃棄物が他の物質と混合されることに
より、有害性が他の物質に拡散し、その混合固形廃棄物が有害廃棄物となる”」とされて
いる。
現在、廃棄物生産リンクの判断によると、切削加工で発生した金属チップは一般的に薄片
や削り屑の形をしており、比表面積が比較的小さく、鉱物油、油/水、炭化水素/水の混合
物や脱脂剤の大部分は機械的脱脂技術で除去でき、研削やホーニングで発生した金属チッ
プは一般的に粉末や泥の形をしており、比表面積が大きく油分が多く、単純な機械的脱脂
技術では除去できない。そのため、企業の生産工程によっては、油分を含んだ金属チップ
を回収し、個別に保管する必要がある。したがって、含油の金属チップの効果的な制御を
達成するために、含油の金属チップを迅速に処理するための、より簡単で効率的な方法を
見つけることが急務である。
【発明の概要】
【0003】
本発明の技術的解決策は以下の通りである。
含油金属チップの処理装置は、篩分け装置と脱脂処理装置を備え、
前記篩分け装置は第1分離筒を含み、第1分離筒の頂部が開放され、側壁と底部にスクリ
ーンが設けられ、前記スクリーンのメッシュサイズが20~40目であり、第1分離筒内
に第1攪拌ロッドが設けられ、前記第1攪拌ロッドの頂部に第1モータが接続され、
前記脱脂処理装置は第2分離筒を含み、前記第2分離筒の上下両端が開放され、第2分離
筒の両側に垂直な固定板がそれぞれ設けられ、第2分離筒の底部に水平方向に沿って2つ
の対称のスライドシールプレートが設けられ、スライドシールプレートの底部に材料案内
溝が設けられ、
2つの前記固定ブロックの頂部にそれぞれリンクロッドが設けられ、2つの前記リンクロ
ッドの末端に第1固定ロッドが設けられ、前記第1モータは前記第1固定ロッドに設けら
れ、
第1固定ロッドの底部の両側にそれぞれ係合溝が設けられ、前記係合溝内に環形回転板が
係合され、第1モータの頂部に第2固定ロッドが設けられ、前記第2固定ロッドの両端に
第1接続ブロックおよび第2接続ブロックが設けられ、前記第1接続ブロックの底部に第
2モータが設けられ、前記第2モータの出力端に回転歯車が設けられ、前記回転歯車は前
記環形回転板の底部に設けられた環形歯溝と噛み合って接続され、環形回転板の底部に多
数の第2攪拌ロッドが設けられ、第2攪拌ロッドは前記第2分離筒と第1分離筒間に延伸
し、第1分離筒の両側の頂部がそれぞれ接続ロッドを介して第1固定ロッドの底部に固定
的に接続される。
本発明の一側面として、前記固定ブロックの内壁に、前記スライドシールプレートを通過
させるための制限溝が設けられ、スライドシールプレートの頂部中心にガイドバーが設け
られ、前記ガイドバーは前記第2分離筒の底部に設けられたガイドスロットに摺動可能に
接続される。
説明:ガイドバーとガイドスロットの設置により、スライドシールプレートの開閉を達成
することができ、作業状況に応じて適切に調整することができる。
本発明の一側面として、前記環形回転板の外壁の頂部に制限突起が設けられる。
説明:制限突起により、環形回転板の回転安定性を確保することができる。
本発明の一側面として、前記第2攪拌ロッドは3~5であり、第1攪拌ロッドの底部に第
1攪拌翼が設けられ、第2攪拌ロッドの底部に第2攪拌翼が設けられる。
説明:攪拌翼により、大サイズの含油金属チップの脱脂処理効果を向上させることができ
る。
本発明の一側面として、前記第2接続ブロックの底部に調節ブロックが設けられ、前記調
節ブロックの底部の両側にそれぞれ内側に窪んだ湾曲部が設けられ、前記第2攪拌ロッド
は互いに嵌設された外筒棒および内筒棒を含み、前記内筒棒の頂端が前記環形回転板の底
部に固定的に接続され、内筒棒の底端がバネを介して前記外筒棒の底部に接続され、外筒
棒の頂端の外部にバッフルが設けられ、環形回転板によって第2攪拌ロッドを回転させる
過程中、バッフルが調節ブロックの湾曲部まで摺動すると、外筒棒と内筒棒が相対的に摺
動する。
説明:調節ブロックにより、バッフルが回転中、止まられた後上下に起伏することにより
、外筒棒と内筒棒が相対的に移動し、脱脂剤の攪拌を促進し、脱脂効率を高める目的を達
成し、バネの設置により外筒棒と内筒棒のリセットを確実にすることができる。
本発明は、上記装置を用いて含油金属チップを処理する方法をさらに提供し、この方法は
以下のステップを含む。
S1、篩分け分類:
含油金属チップを篩分け装置の第1分離筒に配置し、第1モータを起動して第1攪拌ロッ
ドを回転させ、粉末状および泥状の含油金属チップを第1分離筒の底部と側壁スクリーン
から漏出させて材料案内溝内に落とし、片状および削り節状の含油金属チップを第1分離
筒の内部に保持し、片状および削り節状の第1含油金属チップと粉末状および泥状の第2
含油金属チップに篩い分け、
【図面の簡単な説明】
【0004】
本発明の処理装置の正面構造を示す概略図である。
本発明の処理装置の背面構造を示す概略図である。
本発明の処理装置の上面図である。
本発明の処理装置から第2分離筒を取り外した後の内部構造を示す概略図である。
回転歯車での局所構造を示す概略図である。
調節ブロックでの局所構造を示す概略図である。
第2攪拌ロッドの構造を示す概略図である。
片状および削り節状の含油金属チップを示す写真である。
粉末状および泥状の含油金属チップを示す写真である。
【0005】
[符号の説明]
1 第1分離筒
11 第1攪拌ロッド
12 第1攪拌翼
2 第2分離筒
21 固定ブロック
22 スライドシールプレート
23 リンクロッド
24 制限溝
25 ガイドバー
26 ガイドスロット
3 材料案内溝
4 第1固定ロッド
41 第1モータ
42 係合溝
43 接続ロッド
5 環形回転板
51 環形歯溝
52 制限突起
6 第2固定ロッド
61 第1接続ブロック
62 第2接続ブロック
63 第2モータ
64 回転歯車
65 調節ブロック
7 第2攪拌ロッド
71 第2攪拌翼
72 外筒棒
73 内筒棒
74 バネ
75 バッフル
【発明を実施するための形態】
【0006】
実施例1
図1~7に示すように、含油金属チップの処理装置は、篩分け装置と脱脂処理装置を備え

前記篩分け装置は第1分離筒1を含み、第1分離筒1の頂部が開放され、側壁と底部にス
クリーンが設けられ、前記スクリーンのメッシュサイズが20目であり、第1分離筒1内
に第1攪拌ロッド11が設けられ、前記第1攪拌ロッド11の頂部に第1モータ41が接
続され、
前記脱脂処理装置は第2分離筒2を含み、前記第2分離筒2の上下両端が開放され、第2
分離筒2の両側に垂直な固定板21がそれぞれ設けられ、第2分離筒2の底部に水平方向
に沿って2つの対称のスライドシールプレート22が設けられ、スライドシールプレート
22の底部に材料案内溝3が設けられ、
2つの前記固定ブロック21の頂部にそれぞれリンクロッド23が設けられ、2つの前記
リンクロッド23の末端に第1固定ロッド4が設けられ、前記第1モータ41は前記第1
固定ロッド4に設けられ、
第1固定ロッド4の底部の両側にそれぞれ係合溝42が設けられ、前記係合溝42内に環
形回転板5が係合され、第1モータ41の頂部に第2固定ロッド6が設けられ、前記第2
固定ロッド6の両端に第1接続ブロック61および第2接続ブロック62が設けられ、前
記第1接続ブロック61の底部に第2モータ63が設けられ、前記第2モータ63の出力
端に回転歯車64が設けられ、前記回転歯車64は前記環形回転板5の底部に設けられた
環形歯溝51と噛み合って接続され、環形回転板5の底部に多数の第2攪拌ロッド7が設
けられ、第2攪拌ロッド7は前記第2分離筒2と第1分離筒1間に延伸し、第1分離筒1
の両側の頂部がそれぞれ接続ロッド43を介して第1固定ロッド4の底部に固定的に接続
される。
その中で、前記固定ブロック21の内壁に、前記スライドシールプレート22を通過させ
るための制限溝24が設けられ、スライドシールプレート22の頂部中心にガイドバー2
5が設けられ、前記ガイドバー25は前記第2分離筒2の底部に設けられたガイドスロッ
ト26に摺動可能に接続される。
その中で、前記環形回転板5の外壁の頂部に制限突起52が設けられる。
その中で、前記第2攪拌ロッド7は3~5であり、第1攪拌ロッド11の底部に第1攪拌
翼12が設けられ、第2攪拌ロッド7の底部に第2攪拌翼71が設けられる。
その中で、前記第2接続ブロック62の底部に調節ブロック65が設けられ、前記調節ブ
ロック65の底部の両側にそれぞれ内側に窪んだ湾曲部が設けられ、前記第2攪拌ロッド
7は互いに嵌設された外筒棒72および内筒棒73を含み、前記内筒棒73の頂端が前記
環形回転板5の底部に固定的に接続され、内筒棒73の底端がバネ74を介して前記外筒
棒72の底部に接続され、外筒棒72の頂端の外部にバッフル75が設けられ、環形回転
板5によって第2攪拌ロッド7を回転させる過程中、バッフル75が調節ブロック65の
湾曲部まで摺動すると、外筒棒72と内筒棒73が相対的に摺動する。
【0007】
実施例2
本実施例は、実施例1と異なり、前記スクリーンメッシュサイズが30目である。
実施例3
本実施例は、実施例1と異なり、前記スクリーンメッシュサイズが40目である。
実施例4
本実施例の実施例1の装置を用いて含油金属チップを処理する方法は、以下のステップを
含む。
【0008】
S1、篩分け分類:
含油金属チップを篩分け装置の第1分離筒1に配置し、第1モータ41を起動して第1攪
拌ロッド11を回転させ、粉末状および泥状の含油金属チップを第1分離筒1の底部と側
壁スクリーンから漏出させて材料案内溝3内に落とし、片状および削り節状の含油金属チ
ップを第1分離筒1の内部に保持し、片状および削り節状の第1含油金属チップ(図8に
示す)と粉末状および泥状の第2含油金属チップ(図9に示す)に篩い分け、
前記第2含油金属チップを排出してケーキ状にプレスして保存し、
S2、脱脂処理:
前記ステップS1中の第2含油金属チップの総含油金属チップにおける重量%mを計算し
た結果、mが6%であり、篩分け装置で篩分けられた第1含油金属チップ内に水と脱脂剤
を添加して脱脂処理を行い、第1含油金属チップと水と脱脂剤重量比が1:3:2であり
、第1攪拌ロッド11の回転数が400rpmであり、第2攪拌ロッド7の回転数が10
0rpmであり、脱脂処理を行い、処理時間が15minであり、
S3、収集検出:
ステップS2で脱脂処理された第1含油金属チップを収集および乾燥し、第1金属チップ
中の石油炭化水素の含有量を検出し(検出方法は従来技術である)、第1金属チップ中の
石油炭化水素の含有量を2%として検出し、処理を終了して保存する。
実施例5
本実施例は、実施例4と異なり、
第1攪拌ロッド11の回転数が500rpmであり、第2攪拌ロッド7の回転数が200
rpmであり、脱脂処理時間が20minであり、
実施例6
本実施例は、実施例4と異なり、
ステップS2では、mが42%であり、篩分け装置で篩分けられた大第1含油金属チップ
内に水と脱脂剤を添加して脱脂処理を行い、第1含油金属チップと水と脱脂剤重量比が1
:3:1であり、第1攪拌ロッド11の回転数が300rpmであり、第2攪拌ロッド7
の回転数が80rpmであり、
実施例7
本実施例は、実施例6と異なり、
ステップS2では、mが20%であり、篩分け装置で篩分けられた大第1含油金属チップ
内に水と脱脂剤を添加して脱脂処理を行い、第1含油金属チップと水と脱脂剤重量比が1
:3:1であり、第1攪拌ロッド11の回転数が360rpmであり、第2攪拌ロッド7
の回転数が120rpmであり、
実施例8
本実施例は、実施例6と異なり、
第1攪拌ロッド11の回転数が400rpmであり、第2攪拌ロッド7の回転数が150
rpmであり、
実施例9
実施例4と異なり、
ステップS2では、mが50%であり、篩分け装置で篩分けられた第1含油金属チップ内
に水と脱脂剤を添加して脱脂処理を行い、第1含油金属チップと水と脱脂剤重量比が1:
3:0.5であり、第1攪拌ロッド11の回転数が200rpmであり、第2攪拌ロッド
7の回転数が50rpmであり、
実施例10
実施例9と異なり、
ステップS2では、mが74%であり、篩分け装置で篩分けられた第1含油金属チップ内
に水と脱脂剤を添加して脱脂処理を行い、第1含油金属チップと水と脱脂剤重量比が1:
3:0.5であり、第1攪拌ロッド11の回転数が280rpmであり、第2攪拌ロッド
7の回転数が90rpmであり、
実施例11

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