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公開番号2024087201
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022201861
出願日2022-12-19
発明の名称丁張用固定具
出願人株式会社徳屋
代理人個人,個人,個人
主分類G01C 15/06 20060101AFI20240624BHJP(測定;試験)
要約【課題】丁張板の高さや傾斜の調整が簡便に行え、また丁張杭の直径が大幅に変化した場合でも、同一の金具で対応しうる丁張用固定具を提供する。
【解決手段】丁張杭に丁張板を着脱可能に固定するための先端がV字型の金属製の枠体の丁張用固定具であって、前記枠体の枠体背面部に形成された丁張杭係止用ネジ穴と、前記丁張杭係止用ネジ穴に挿通され、前記枠体の先端側に挿通された前記丁張杭を押圧固定する丁張杭係止用ネジと、前記枠体背面部の上部に直立に延在するネジ止め用部材と、前記ネジ止め用部材に形成された丁張板係止用ネジ穴と、前記丁張板係止用ネジ穴に挿通され、前記丁張杭に当接する前記丁張板を押圧固定する丁張板係止用ネジとを備える構造とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
丁張用杭に丁張板を着脱可能に固定するための先端がV字型の金属製の枠体の丁張用固定具であって、
前記枠体の枠体背面部に形成された丁張杭係止用ネジ穴と、前記丁張杭係止用ネジ穴に挿通され、前記枠体の先端側に挿通された前記丁張用杭を押圧固定する丁張杭係止用ネジと、
前記枠体背面部の上部に直立に延在するネジ止め用部材と、前記ネジ止め用部材に形成された丁張板係止用ネジ穴と、前記丁張板係止用ネジ穴に挿通され、前記丁張杭に当接する前記丁張板を押圧固定する丁張板係止用ネジとを備えたことを特徴とする丁張用固定具。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記枠体の水平断面は先細りの五角形であり、前記水平断面の中心線に対し軸対象の形状を有し、前記枠体背面部の縦中央線上に前記丁張板係止用ネジ穴と前記丁張杭係止用ネジ穴とが上下に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の丁張用固定具。
【請求項3】
丁張用杭に丁張板を着脱可能に固定するための金属製枠体の丁張用固定具であって、
前記枠体は、前記丁張杭の直径以上の間隔で対向して配置された一対の帯板からなる枠体側面部と、
前記枠体側面部の一端にそれぞれ連結し、先端がV字型形状を有する枠体先端部と、
前記枠体側面部の他端にそれぞれ連結する帯板の枠体背面部と、
前期枠体背面部に形成された丁張杭係止用ネジ穴と、前記丁張杭係止用ネジ穴に挿通され、前記枠体の先端側に挿通される前記丁張用杭を押圧固定する丁張杭係止用ネジと
前記枠体背面部の上部に延延する平板又はコ型形状のネジ止め用部材と、
前記ネジ止め用部材に形成された丁張板係止用ネジ穴と、前記丁張板係止用ネジ穴に挿通され、前記丁張杭に当接する前記丁張板を押圧固定する丁張板係止用ネジと
を備えたことを特徴とする丁張用固定具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は丁張用固定具に関し、特に丁張板の高さや傾きの調整が容易であり、また施工現場に応じて、木杭あるいは鉄筋杭等、口径・材質の異なる杭が使用可能な丁張用固定具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
土木工事や建築工事の現場においては、着工前あるいは工事施工中に、施工する建造物の高さ、位置、方向等の基準を定めるための丁張り掛け作業が行われる。これは施工図面に基づいて定められる縄張りの外側に、複数の杭材(丁張用杭)を所定間隔で打設し、水準器により各杭に水平な丁張板等を取り付けてなるものである。
【0003】
従来の丁張は、木製の杭に丁張板(貫板)と呼ばれる木製の板材を、木杭に釘を打ち付けることにより設置されていた。しかし、釘によって打ち付けられた丁張の解体は容易でなく、杭や丁張板を再利用することが難しい、という問題があった。また、釘を用いて丁張板を固定することから、杭は木製でなければならないという制約があった。
【0004】
また施工が進むに従って、丁張板の高さや傾斜角度の調整等のため、一時的に丁張板を取外し、再度取付ける作業が必要な場合が生じるが、丁張板の取外し、再取付け作業は、丁張板から釘を抜き、高さ等の調整後、再度、釘により杭と丁張板とを固定しなければならず手間のかかる煩雑な作業となっていた。
【0005】
また木杭では、凍結した地表面や岩盤等に杭を打ち込むことは容易ではないため、木杭に代えて金属製の杭(例えば鉄筋棒)を使う場合がある。かかる場合には、丁張板の取付けに釘を用いることができないため、釘以外の何らかの手段で丁張板を鉄筋杭に取り付ける必要があり、従来から金属製の固定用治具により丁張板を鉄筋杭に固定している。そのため、鉄筋杭に丁張板を固定する固定具に関して、多数の提案がなされている(例えば特許文献1~3)。以下、従来提案された丁張用固定具の技術内容について説明する。
【0006】
特許文献1には、立杭を嵌め込む立杭支持管に、板材を挿入する板材支持管(長方形の箱体)を所定の方向に固着し、立杭支持管には止めネジを、板材支持管には釘穴又は止めネジを設けてなる「測量用丁張の組立用クランプ」が開示されている。
【0007】
特許文献2には、金属又は硬質樹脂の杭部材と、この杭部材に上下移動可能に嵌合する筒部と、この筒部に直交して取り付けられたトンボ部を有する丁張装置が開示されている。この丁張装置はさらに、トンボ部を杭に対して回動可能にする構成も付加開示されている。
【0008】
特許文献3には、丁張板を把持する断面コの字状の丁張板保持部と、この把持部の背面中央に連結された杭把持部と、この両者を回動可能に連結する連結部を備える丁張用固定具が開示されている。
【0009】
しかし、これらの特許文献は、後述する本発明の課題、即ち、丁張板の高さや傾斜の調整を行うため、簡便に杭から丁張板の取外し取付けが可能であり、杭材の直径が大幅に変化しても使用可能な丁張用固定具に対して、何ら解決の示唆を与えるものではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
実開平5―2014号公報
特開2004-37154号公報
特開2018-185189号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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