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公開番号2024086105
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201045
出願日2022-12-16
発明の名称画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類H04N 1/387 20060101AFI20240620BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像に対して回転補正処理を行う際、処理時間を短縮する。
【解決手段】画像処理装置は、スキャン画像をバンド単位で分割して得たバンド画像をさらにブロック単位で分割して得たブロック画像の一部を表す部分画像を格納するリングバッファメモリと、前記部分画像の前記リングバッファメモリへの格納状況を制御するメモリ制御手段と、前記リングバッファメモリに格納されている前記部分画像に回転処理を行って回転後の部分画像を出力する処理手段と、前記処理手段から出力された複数の前記回転後の部分画像を結合して、分割される前の前記ブロック画像に相当する回転後のブロック画像を出力する結合手段と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
原稿をスキャンして得られたスキャン画像に対し回転補正を行う画像処理装置であって、
前記スキャン画像をバンド単位で分割して得たバンド画像をさらにブロック単位で分割して得たブロック画像の一部を表す部分画像を格納するリングバッファメモリと、
前記部分画像の前記リングバッファメモリへの格納状況を制御するメモリ制御手段と、
前記リングバッファメモリに格納されている前記部分画像に回転処理を行って回転後の部分画像を出力する処理手段と、
前記処理手段から出力された複数の前記回転後の部分画像を結合して、分割される前の前記ブロック画像に相当する回転後のブロック画像を出力する結合手段と、
を備え、
前記メモリ制御手段は、前記処理手段が前記回転処理を実行した前記部分画像を前記リングバッファメモリから順次破棄し、次の前記回転処理を行うための前記部分画像を前記リングバッファメモリに順次格納する、
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記処理手段は前記バンド画像において最終の前記回転処理を実行した場合には、前記回転処理を停止し、
前記処理手段は前記スキャン画像において最終の前記回転処理を実行した場合には、前記回転処理を終了する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記処理手段は、次の前記バンド画像において最初の前記回転処理を行うための前記部分画像が前記リングバッファメモリに格納された場合に、前記回転処理を再開する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記結合手段の記憶容量は、前記リングバッファメモリの記憶容量より大きい、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記ブロック単位は、前記回転後の部分画像に基づいて決定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記ブロック画像の領域は、前記回転後のブロック画像の領域を包含するサイズを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記回転後のブロック画像の縦サイズは、回転角度に応じて可変である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記ブロック画像の横サイズは、回転角度、並びに前記回転後のブロック画像の縦サイズ及び横サイズに応じて決定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
原稿をスキャンして得られたスキャン画像をバンド単位で分割して得たバンド画像をさらにブロック単位で分割して得たブロック画像の一部を表す部分画像を格納するリングバッファメモリと、を備える画像処理装置の制御方法であって、
前記部分画像の前記リングバッファメモリへの格納状況を制御するステップと、
前記リングバッファメモリに格納されている前記部分画像に回転処理を行って回転後の部分画像を出力するステップと、
前記回転後の部分画像を出力するステップにおいて出力された複数の前記回転後の部分画像を結合して、分割される前の前記ブロック画像に相当する回転後のブロック画像を出力するステップと、
前記回転後の部分画像を出力するステップにおいて前記回転処理を実行した前記部分画像を前記リングバッファメモリから順次破棄し、次の前記回転処理を行うための前記部分画像を前記リングバッファメモリに順次格納するステップと、
を備える、
ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
【請求項10】
コンピュータを、請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像に対して回転補正を行う技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
原稿を複合機のスキャナで読み取る際、原稿が斜行して搬送された結果、スキャンされた画像に歪みが発生する場合がある。外部メモリであるメインメモリに格納された補正前の画像をブロック単位で回転補正して、回転補正後の画像を表示または描画する技術が知られている。例えば、特許文献1では、回転前の画像をブロック単位で内部キャッシュメモリに読み出し、内部キャッシュメモリにおいて回転処理を行う。回転して得られたブロック画像を、タイル状に並べて回転後の出力画像として表示装置に表示する。回転処理を行う際、出力ブロック画像の縦横画素数は内部キャッシュメモリのサイズに応じて変更される。これにより、内部キャッシュメモリが効率的に使用できるようになり、キャッシュメモリヒット率が向上し、回転前の画像を回転させて表示させる場合の速度が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-107965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された技術では、出力ブロックの画像サイズが回転角度及び内部キャッシュメモリのサイズに制約される。回転角度が大きい場合に、出力ブロック画像のサイズが小さくなり、内部キャッシュメモリへのアクセス回数が増加するため、回転補正処理に対するCPUの処理効率が低下し、処理時間が長くなるという問題が生じる。また、回転角度が大きい場合には、出力ブロック画像に対して無駄になる読み出し量も多くなり、出力ブロック画像のメモリへのデータ転送量が増加するという問題も生じる。
【0005】
本開示は、スキャン画像の回転補正に要する処理時間を短縮することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る画像処理装置は、原稿をスキャンして得られたスキャン画像に対し回転補正を行う画像処理装置であって、前記スキャン画像をバンド単位で分割して得たバンド画像をさらにブロック単位で分割して得たブロック画像の一部を表す部分画像を格納するリングバッファメモリと、前記部分画像の前記リングバッファメモリへの格納状況を制御するメモリ制御手段と、前記リングバッファメモリに格納されている前記部分画像に回転処理を行って回転後の部分画像を出力する処理手段と、前記処理手段から出力された複数の前記回転後の部分画像を結合して、分割される前の前記ブロック画像に相当する回転後のブロック画像を出力する結合手段と、を備え、前記メモリ制御手段は、前記処理手段が前記回転処理を実行した前記部分画像を前記リングバッファメモリから順次破棄し、次の前記回転処理を行うための前記部分画像を前記リングバッファメモリに順次格納する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示の技術によれば、スキャン画像の回転補正に要する処理時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像処理装置のブロック図。
原稿搬送装置による斜行補正処理の必要性を説明する図。
斜行補正処理部の構成図。
読取制御処理を示すフローチャート。
斜行補正処理部の回転制御処理を説明する図。
斜行補正処理部の処理開始位置と回転量を説明する図。
斜行補正処理部の各処理の起動単位を示す図。
従来技術の構成を説明する図。
従来技術の構成による入力ブロック及び出力ブロック単位を説明する図。
斜行補正処理部の内部動作を示すフローチャート。
内部SRAMの構成を説明する図。
内部SRAM(リングバッファ形式)の動作を説明する図。
内部SRAM(リングバッファ形式)の動作を説明する図。
実施形態における出力ブロック単位を説明する図。
実施形態における入力ブロック単位を説明する図。
実施形態による効果を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態は本開示を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本開示の解決手段に必須のものとは限らない。また、フローチャートにおける各工程(ステップ)については「S」で始まる符号を用いて示す。
【0010】
[第1実施形態]
図1は、本開示に係る原稿搬送装置200を備えた画像処理装置100のブロック図である。画像処理装置100の基本構成は一般的な複写機と同様の構成を有する。画像処理装置100は、CPU101、スキャナ102、入力DMAC103、スキャナ画像処理部104、JPEG圧縮器105、JPEG伸張器106、斜行補正処理部107、プリンタ画像処理部108、及びメインメモリ110を含む。画像処理装置100は、さらにプリンタ109及び原稿搬送装置200も備える。各装置はバス111を介して接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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