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公開番号2024085208
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199610
出願日2022-12-14
発明の名称包装装置
出願人株式会社トーショー
代理人個人,個人
主分類A61J 3/00 20060101AFI20240619BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】テンションを維持しながらも包装紙に過大な負荷をかけることなく搬送可能な包装装置を提供する。
【解決手段】包装装置130は、包装帯が巻き付けられて保持される包装帯保持部と、前記包装帯保持部から引き出された前記包装帯が巻きかけられた複数のローラ159と、前記包装帯を1包分となる長さ分ずつ繰り返し引き出す送りローラと、前記包装帯保持部よりも下流側であって前記送りローラよりも上流側に設けられ、前記送りローラによって引き出される前記包装帯のテンションを一定に保つためのテンション調整機構と、を有し、前記テンション調整機構は、回転軸が当該回転軸と直交する方向へと移動可能に支持された可動ローラと、前記可動ローラを所定の力で基準位置へと引き込む付勢部材と、を有し、前記所定の力以上の張力が前記包装帯に加わったことを検知して前記可動ローラが移動することを特徴とする。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
投入ホッパーから投入された薬剤を包装するための包装装置であって、
2つ折りの包装帯の開口部から前記薬剤を前記包装帯に供給し、前記開口部をシールして当該包装帯を閉塞する包装装置において、
前記包装帯が巻き付けられて保持される包装帯保持部と、
前記包装帯保持部から引き出された前記包装帯が巻きかけられた複数のローラと、
前記包装帯を1包分となる長さ分ずつ繰り返し引き出す送りローラと、
前記包装帯保持部よりも下流側であって前記送りローラよりも上流側に設けられ、前記送りローラによって引き出される前記包装帯のテンションを一定に保つためのテンション調整機構と、を有し、
前記テンション調整機構は、回転軸が当該回転軸と直交する方向へと移動可能に支持された可動ローラと、前記可動ローラを所定の力で基準位置へと引き込む付勢部材と、を有し、
前記所定の力以上の張力が前記包装帯に加わったことを検知して前記可動ローラが移動することを特徴とする包装装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
請求項1に記載の包装装置において、
前記可動ローラは、前記包装帯が巻きかけられた移動経路の距離が短くなる方向へと移動可能に保持されていることを特徴とする包装装置。
【請求項3】
請求項2に記載の包装装置において、
前記テンション調整機構は、前記可動ローラが移動したことを検知するための動作検知部を有し、
前記動作検知部が前記可動ローラの移動を検知している間は、前記包装帯保持部が前記包装帯を送り出す方向へと回転することを特徴とする包装装置。
【請求項4】
請求項3に記載の包装装置において、
前記可動ローラは、前記包装帯にかかるテンションが所定の力以下になると、前記付勢部材によって前記基準位置へと戻ることを特徴とする包装装置。
【請求項5】
請求項4に記載の包装装置において、
前記動作検知部が前記可動ローラが前記基準位置へと戻ったことを検知したことを条件として、前記包装帯保持部が前記包装帯の送り出しを停止することを特徴とする包装装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、薬剤を包装するための包装装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
所定の長さ毎に区分された長尺の包装紙に粉体や個体を封入し、熱によってシールする包装装置が広く知られている(例えば特許文献1等参照)。
また、これらの包装装置に対して前述の薬剤を所定の数量ずつ排出するための錠剤排出装置や、散薬払出装置を加えて薬剤分包機として動作させる構成もまた知られている(例えば特許文献2~4等参照)。
さて、こうした包装装置においては、複数のローラに巻きかけられた包装紙にテンションをかけて搬送し、所定の位置でホッパー等によって薬剤を投入して封止する構成が一般的である。
【0003】
しかしながら、このような包装装置においてテンションをかけたまま搬送を行う構成では、包装紙の消費によってロール径が変動した場合等には、経路が長くなってしまって張力が変動してしまうため、ロール径によってテンションを調整する構成等が考えられている(特許文献5等参照)。
このように消費量によってテンションを調整する構成であっても、包装紙を引き込む際にはテンションが増大し、逆に送り出す場合にはテンションが緩められるので、このような送り出しと引き込みのタイミング制御が複雑になりやすい。
また、このようなタイミングにずれが生じてしまうと、包装紙に過負荷がかかって破損や搬送不良等の原因となるような課題も生じてしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-51305号公報
特開2014-188101号公報
特開2004-168427号公報
特許第3524680号公報
特開2005-343699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、かかる技術的課題を解決するためのものであり、テンションを維持して包装紙に過大な負荷をかけることなく搬送可能な包装装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の包装装置は、投入ホッパーから投入された薬剤を包装するための包装装置であって、2つ折りの包装帯の開口部から前記薬剤を前記包装帯に供給し、前記開口部をシールして当該包装帯を閉塞する包装装置において、前記包装帯が巻き付けられて保持される包装帯保持部と、前記包装帯保持部から引き出された前記包装帯が巻きかけられた複数のローラと、前記包装帯を1包分となる長さ分ずつ繰り返し引き出す送りローラと、前記包装帯保持部よりも下流側であって前記送りローラよりも上流側に設けられ、前記送りローラによって引き出される前記包装帯のテンションを一定に保つためのテンション調整機構と、を有し、前記テンション調整機構は、回転軸が当該回転軸と直交する方向へと移動可能に支持された可動ローラと、前記可動ローラを所定の力で基準位置へと引き込む付勢部材と、を有し、前記所定の力以上の張力が前記包装帯に加わったことを検知して前記可動ローラが移動することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
このような包装装置によれば、包装紙に過負荷がかかって破損や搬送不良等の原因となるような問題が生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態の一例として、薬剤分包装置の外観を示した図である。
図1に示した薬剤分包装置の外観を示す斜視図である。
図1に示した錠剤処理部の構造を示した図である。
図1に示した錠剤処理部の内部構造を示した図である。
図1の散薬処理部のうち、散薬を分配する主要部を示す図である。
図5に示した振動フィーダーの駆動源及び構成の一例を示す図である。
図5に示した振動フィーダーのうち、移送部の構成の一例を示す図である。
図5に示した振動フィーダーと移送部の動作の一例を示す図である。
配分円盤と振動フィーダーとの位置関係の一例を示す図である。
散薬を下方へと移送するための掻き出し部を拡大した図である。
薬剤分包装置の内部構造の一例を示す図である。
図1に示した包装装置の構成の一例を示す概略図である。
本実施形態における分包された薬剤の一例を示す図である。
包装装置の構成の一例を示す図である。
図14に示す包装装置の一例を示す平面図である。
包装装置のテンション調整機構の構成の一例を示す図である。
テンション調整機構の動作図である。
従来の構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の散薬分包装置の一例である具体的な形態を、図に沿って説明する。
図においては、簡略化のため、ボルト等の締結具や、電動モータ等の駆動源、ギヤ等の伝動部材、モータドライバ等の電気回路、コントローラ等の電子回路の詳細などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示する。
また、図1に示すように、薬剤分包装置100の操作者Pの立つ正面側から見たときに、便宜上左から右へ向かう方向をX方向、手前側から奥側に向かう方向をY方向、下から上へ向かう方向をZ方向として示している。
【0010】
まず、本発明の薬剤分包装置100について、外観図及び内部構成図を図1、図2に示す。
薬剤分包装置100は、図1に示すように、筐体101の上部に位置し操作者Pが手動で錠剤等の薬剤を投入して分包に供するための手撒き部である錠剤処理部110と、手撒き部10に配置された薬剤を下部にある後述の包装装置130へと導くための搬送部12と、を備えた錠剤処理部110と、操作者Pが1処方分を秤量した散薬等の薬剤を投入して、処方箋で指示された所定の分量に分配するための配分円盤20を備えた散薬処理部120と、これら錠剤処理部110や散薬処理部120から送られてきた錠剤・散薬を含む薬剤を包装紙によって個包装するための包装装置130と、を有する分包装置であり、散薬分包装置あるいは錠剤分包装置としても機能する。
(【0011】以降は省略されています)

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