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公開番号2024084888
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199056
出願日2022-12-14
発明の名称走行可能距離予測方法および走行可能距離予測装置
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G01C 21/26 20060101AFI20240619BHJP(測定;試験)
要約【課題】外因データを考慮したドライバー個人の運転特性に対応した高精度な今回の走行可能距離を算出することができる。
【解決手段】走行可能距離予測装置は、走行可能距離予測部102を有し、該走行可能距離予測部102は、異常度計算部21、一般走行可能距離算出部22、補正値計算部24および個人走行可能距離算出部25を備える。異常度計算部21は、リアルタイム走行データ取得部14で取得された走行データに基づいて異常度を算出する。一般走行可能距離算出部22は、算出された異常度に基づいて、車両の今回の走行可能距離の算出の基礎となる一般走行可能距離を算出する。補正値計算部24は、外因状況におけるドライバーの運転特性データに基づいて運転特性補正値を算出する。個人走行可能距離算出部25は、一般走行可能距離および運転特性補正値とに基づいて、車両の今回の走行可能距離を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両のドライバーを識別し、
前記車両の前回の走行可能距離を取得し、
前記車両の外部環境から取得される外因データを取得し、
前記外因データを考慮した前記ドライバーの運転特性データが記録された履歴データを呼び出し、
前記車両の走行データを取得し、
前記ドライバーの運転特性データに基づいて補正値を算出し、
前記走行データに基づいて前記車両の異常度を算出し、
前記異常度に基づいて、前記車両の今回の走行可能距離の算出の基礎となる一般走行可能距離を算出し、
前記補正値を用いて前記一般走行可能距離を補正することにより、前記今回の走行可能距離を算出し、
前記今回の走行可能距離および前記前回の走行可能距離に基づいて、前記ドライバーに対して、前記車両の走行に関する情報を通報することを含む、走行可能距離予測方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記走行データの更新と共に前記異常度をリアルタイムに更新することをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の走行可能距離予測方法。
【請求項3】
前記履歴データは、前記運転特性データおよび前記外因データを含み、前記外因データは、交通状況データ、天気データおよび路面データを含むことを特徴とする請求項1に記載の走行可能距離予測方法。
【請求項4】
前記走行データは、車速およびエンジン回転数を含むエンジン本体の動作データと、燃料装置の動作データとを含み、前記運転特性データは、ブレーキの踏み方に関するデータと、アクセルの踏み方に関するデータとを含むことを特徴とする請求項1に記載の走行可能距離予測方法。
【請求項5】
前記車両の走行完了後に、前記走行データ、前記運転特性データ、前記外因データ、および前記車両の走行完了後に更新された走行可能距離を、データベースにアップロードすることをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の走行可能距離予測方法。
【請求項6】
前記運転特性データのうちブレーキの踏み方に関するデータまたは前記アクセルの踏み方に関するデータが、前記補正値の算出に用いられることを特徴とする請求項4に記載の走行可能距離予測方法。
【請求項7】
前記運転特性データは、前記車両の運転時の前記外因データに基づく外因状況と同じ状況の前記ドライバーの履歴データから抽出されることを特徴とする請求項6に記載の走行可能距離予測方法。
【請求項8】
前記運転特性データから、毎回のブレーキについての踏む角度に到達するまでの時間を踏む角度で除算した値の平均値、毎回のアクセルについての踏む角度に到達するまでの時間を踏む角度で除算した値の平均値、および毎回のアクセルについての一定速度エリアにおける分散の逆数の平均値を算出することをさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の走行可能距離予測方法。
【請求項9】
前記運転特性データから算出された3つの平均値の積を用いて前記補正値を算出することをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の走行可能距離予測方法。
【請求項10】
前記ドライバーのドライバーIDと前記履歴データとを照合することができない場合に、前記ドライバーに関する今回の運転特性データと、前記履歴から取得された他人の運転特性データとをマッチングし、このマッチングされた運転特性データを用いて前記補正値を算出することをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の走行可能距離予測方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外因データを考慮したドライバー個人の運転特性に対応した今回の走行可能距離を算出し、この今回の走行可能距離および前回の走行可能距離に基づいて、ドライバーに対して、車両の走行に関する情報を通報する走行可能距離予測方法および走行可能距離予測装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1では、車両の走行可能距離を求める例として、ドライバーの運転特性の1つである加速度予測値の時系列データに基づいて、所定の運転計画路を走行する場合の電池の充放電電力を予測している。また、加速度予測値の補正のために、運転特性として加速度の分散値が用いられており、これにより、電池の充放電電力も補正される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-228449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、車両の走行可能距離に影響を及ぼす電池の充放電電力が、ドライバーの運転特性である加速度の分散値に基づいて補正されている。しかし、この補正では、外因データを考慮したドライバーの運転特性に基づいて走行可能距離を補正することについては何ら配慮されていない。
【0005】
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、外因データを考慮したドライバー個人の運転特性に対応した高精度な今回の走行可能距離を算出することが可能な走行可能距離予測方法および走行可能距離予測装置を提供することを1つの目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、走行可能距離予測方法に関し、この方法では、車両のドライバーを識別し、車両の前回の走行可能距離を取得し、車両の外部環境から取得される外因データを取得し、外因データを考慮したドライバーの運転特性データが記録された履歴データを呼び出し、車両の走行データを取得し、ドライバーの運転特性に基づいて補正値を算出し、走行データに基づいて車両の異常度を算出し、異常度に基づいて、車両の今回の走行可能距離の算出の基礎となる一般走行可能距離を算出し、補正値を用いて一般走行可能距離を補正することにより、今回の走行可能距離を算出し、今回の走行可能距離および前回の走行可能距離に基づいて、ドライバーに対して、車両の走行に関する情報を通報する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、外因データを考慮したドライバー個人の運転特性に対応した高精度な今回の走行可能距離を算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施例の走行可能距離予測装置のブロック図である。
(a)は、時間に対するブレーキを踏む角度を示すグラフであり、(b)は、時間に対するアクセルを踏む角度およびその分散を示すグラフである。
第1実施例の処理の流れを示すフローチャートである。
第2実施例の走行可能距離予測装置のブロック図である。
第2実施例の処理の流れを示すフローチャートである。
第3実施例の走行可能距離予測装置のブロック図である。
第3実施例の処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施例について説明する。
【0010】
図1は、第1実施例の走行可能距離予測装置のブロック図である。この走行可能距離予測装置は、データ取得部101と、走行可能距離予測部102と、HMI(ヒューマンマシンインタフェース)装置103とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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