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公開番号2024084364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2022198599
出願日2022-12-13
発明の名称回路遮断器
出願人富士電機機器制御株式会社
代理人個人,個人
主分類H01H 73/02 20060101AFI20240618BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】回路遮断器において、限流遮断時に可動接触子の変形を抑制する。
【解決手段】可動接触子12は、径方向外側に可動接点21が設けられ、回動によって閉極及び開極させる。主ストッパ17は、限流遮断によって開極するときに、可動接点21よりも径方向内側で可動接触子12に接触して回動を制止する。補助ストッパ47は、可動接触子12が主ストッパ17に接触して開極方向に変形しようとするときに、主ストッパ17よりも径方向外側で可動接触子12に接触する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
径方向外側に可動接点が設けられ、回動によって閉極及び開極させる可動接触子と、
限流遮断によって開極するときに、前記可動接点よりも径方向内側で前記可動接触子に接触して回動を制止する主ストッパと、
前記可動接触子が前記主ストッパに接触して開極方向に変形しようとするときに、前記主ストッパよりも径方向外側で前記可動接触子に接触する補助ストッパと、を備えることを特徴とする回路遮断器。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
ハンドルと、
前記ハンドルに固定され、前記ハンドルが操作されるときに回動し、駆動力を前記可動接触子に伝達して閉極及び開極させるレバーと、を備え、
前記補助ストッパは、開極する前記可動接触子のうち径方向外側の部位に向かって前記レバーから突出する突出部で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
【請求項3】
前記レバーには、開極する前記可動接触子の径方向外側を向いた内側正面壁部が形成され、前記内側正面壁部に前記突出部が形成され、
前記ハンドルには、前記内側正面壁部の外周面に重なり、開極する前記可動接触子の径方向外側を向いた外側正面壁部が形成され、前記外側正面壁部には、前記突出部を突出させる切欠部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の回路遮断器。
【請求項4】
前記ハンドルには、側壁部が形成され、前記側壁部には、前記内側正面壁部における背面側の側方を支持する突起部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の回路遮断器。
【請求項5】
ハンドルと、
前記ハンドルに固定され、前記ハンドルが操作されるときに回動し、駆動力を前記可動接触子に伝達して閉極及び開極させるレバーと、を備え、
前記補助ストッパは、開極する前記可動接触子のうち径方向外側の部位に向かって前記ハンドルから突出する突出部で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
【請求項6】
前記ハンドルには、開極する前記可動接触子の径方向外側を向いた外側正面壁部が形成され、前記外側正面壁部に前記突出部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の回路遮断器。
【請求項7】
前記補助ストッパは、前記可動接触子が前記主ストッパに接触したときに、前記可動接触子に対して隙間が空く位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
【請求項8】
前記主ストッパ及び前記補助ストッパは、ハンドルが配置されている相に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回路遮断器に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、限流遮断によって開極するときに、可動接触子の回動をピンで制止する構造が開示されている。ストッパとして機能するピンは、可動接点よりも径方向内側に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-49091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
可動接点よりも径方向内側に設けられたピンだけで、限流遮断時の可動接触子を制止する構造では、ピンとの接触によって可動接触子の先端側が開極方向に変形し、接点ワイプ量の低下を招く可能性がある。
本発明の目的は、回路遮断器において、限流遮断時に可動接触子の変形を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る回路遮断器は、可動接触子と、主ストッパと、補助ストッパと、を備える。可動接触子は、径方向外側に可動接点が設けられ、回動によって閉極及び開極させる。主ストッパは、限流遮断によって開極するときに、可動接点よりも径方向内側で可動接触子に接触して回動を制止する。補助ストッパは、可動接触子が主ストッパに接触して開極方向に変形しようとするときに、主ストッパよりも径方向外側で可動接触子に接触する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、限流遮断によって開極するときに、可動接触子が主ストッパとの接触によって変形しようとすると補助ストッパに接触するため、可動接触子の変形を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
回路遮断器の断面図である。
R相及びT相の一方の可動接触子を示す図である。
ハンドルを示す図である。
レバーを示す図である。
ハンドル及びレバーを嵌め合わせた状態を示す図である。
比較例を示す図である。
第二実施形態のハンドルを示す図である。
第二実施形態のレバーを示す図である。
第二実施形態における回路遮断器の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
【0009】
《第一実施形態》
《構成》
以下の説明では、互いに直交する三方向を、便宜的に、縦方向、幅方向、及び奥行方向とする。
図1は、回路遮断器11の断面図である。
ここでは、回路遮断器11における幅方向の中心を通り、縦方向及び奥行方向に沿った断面を幅方向の一方から見た状態を示してあり、説明を簡単にするために主要でない構成を省略して描いている。回路遮断器11は、ノーヒューズブレーカとも呼ばれ、通常使用状態の回路を手動又は電気操作によって開閉することができ、且つ過負荷や短絡によって異常な過電流を検出したときに、自動的に回路を遮断して過電流による損傷から保護するものである。回路遮断器11は、可動接触子12と、ハンドル13と、レバー14と、を備えている。
【0010】
可動接触子12は、棒状の導電体であり、径方向の外側に可動接点21が設けられており、幅方向に延びる回動軸22で回動可能に支持されている。可動接触子12は、図示しない固定接点に対して可動接点21が接触するときに閉極となり、離間するときに開極となる。幅方向の一方から見て、反時計回りが閉極方向の回動となり、時計回りが開極方向の回動となる。極数は三であり、三つの可動接触子12は、一極ごとに幅方向に並べて設けられている。
ハンドル13は、ユーザによって手動操作される樹脂製の部品である。
レバー14は、ハンドル13の裏側に固定され、幅方向に延びる回動軸15で回動可能に支持されている。レバー14は、ハンドル13が手動操作されるときに回動し、図示しないトグルリンク機構を介して駆動力を可動接触子12に伝達して閉極及び開極させる金属製の部品である。
(【0011】以降は省略されています)

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