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公開番号2024083101
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197423
出願日2022-12-09
発明の名称作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類F16H 61/462 20100101AFI20240613BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】従来よりも安全性を向上しつつ、効率よく路上走行可能な作業車両を提供する。
【解決手段】エンジンの動力を変速して駆動輪5へと伝達する油圧式無段変速装置と、エンジンの回転数及び油圧式無段変速装置の変速比を制御する制御部とを備え、制御部は、エンジン及び油圧式無段変速装置の制御方法が異なる複数の走行モードを有効化または無効化できるように構成され、走行モードは、エンジンの回転数に応じて、油圧式無段変速装置の変速比を自動的に決定するエンジン連動変速処理を実行するエンジン連動変速モードと、予め設定された上限車速以上となったときに、エンジンの回転数及び油圧式無段変速装置の主変速開度を所定の値に固定する上限車速処理を実行する車速上限処理を実行する車速上限モードとを備えたことを特徴とする作業車両1の提供によって、上記課題が解決される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンの動力により駆動する作業機及び駆動輪を備えた作業車両であって、
前記エンジンの動力を変速して駆動輪へと伝達する油圧式無段変速装置と、前記エンジンの回転数及び前記油圧式無段変速装置の変速比を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記エンジン及び前記油圧式無段変速装置の制御方法が異なる複数の走行モードを有効化または無効化できるように構成されており、
前記走行モードは、前記エンジンの回転数に応じて、前記油圧式無段変速装置の変速比を自動的に決定するエンジン連動変速処理を実行するエンジン連動変速モードと、
前記作業車両の車速が、予め設定された上限車速以上となったときに、前記エンジンの回転数及び前記油圧式無段変速装置の主変速開度を所定の値に固定する上限車速処理を実行する車速上限処理を実行する車速上限モードとを備えたことを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記車速上限処理は、前記作業車両の車速が、予め設定された上限車速以上となったとき、前記エンジンを、前記作業車両が効率よく走行可能な低燃費エンジン回転数となるように制御し、さらに、前記油圧式無段変速装置の主変速開度を、前記作業車両が効率よく走行可能な効率的主変速開度となるように制御するよう構成されたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
【請求項3】
前記車速上限処理は、前記作業車両の車速が、上限車速以上となった後、さらに、上限車速を所定の値だけ上回る第2上限車速となったとき、低燃費エンジン回転数から、所定の回転数だけ低下させるよう前記エンジンを制御するよう構成されたことを特徴とする請求項2に記載の作業車両。
【請求項4】
前記エンジン連動変速モードの有効化、無効化を切り替えるエンジン連動変速モードスイッチと、前記車速上限モードの有効化、無効化を切り替える車速上限モードスイッチとが配設されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の作業車両。
【請求項5】
前記制御部は、前記作業車両の電源の入切を行うキースイッチのオフ操作により前記制御部の処理及び前記エンジンの駆動を停止させた後、キースイッチのオン操作により制御部の処理及び前記エンジンの駆動を開始させた場合、自動で前記エンジン連動変速モード及び前記車速上限モードを有効化するよう構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場において農作業を行う作業車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、エンジンの動力を駆動輪へ伝達する走行伝達装置に油圧式無段変速装置を有し、油圧式無段変速装置のトラニオン軸を油圧シリンダで操作する農用トラクタなどの作業車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、このような作業車両において、主変速レバーの操作位置と、走行速度は略比例しており、急な変速操作は、急加速、急減速となるため、車速に応じて油圧式無段変速装置による変速比を決定し、加速フィーリングを向上する技術が公知である(例えば、特許文献2参照)。係る技術によれば、圃場走行と比べて加減速の頻度が多い路上走行において、スムーズな走行が可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-209873号公報
特開2004-125072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、路上走行においては、速度制限が存在するため、車速に応じて油圧式無段変速装置による変速比を決定するのみでは、人的要因などにより制限速度を超過してしまうおそれがあり、安全性の観点から、改善が望まれていた。加えて、路上走行における燃費等のエネルギー効率についても改善が望まれていた。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、路上走行において、従来よりも安全性を向上しつつ、効率よく走行可能な作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、第1の発明は、
エンジンの動力により駆動する作業機及び駆動輪を備えた作業車両であって、
前記エンジンの動力を変速して駆動輪へと伝達する油圧式無段変速装置と、前記エンジンの回転数及び前記油圧式無段変速装置の変速比を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記エンジン及び前記油圧式無段変速装置の制御方法が異なる複数の走行モードを有効化または無効化できるように構成されており、
前記走行モードは、前記エンジンの回転数に応じて、前記油圧式無段変速装置の変速比を自動的に決定するエンジン連動変速処理を実行するエンジン連動変速モードと、
前記作業車両の車速が、予め設定された上限車速以上となったときに、前記エンジンの回転数及び前記油圧式無段変速装置の主変速開度を所定の値に固定する上限車速処理を実行する車速上限処理を実行する車速上限モードとを備えたことを特徴とする作業車両を提供する。
【0008】
上記第1の発明によれば、車速上限モードによって、前記エンジンの回転数及び前記油圧式無段変速装置の主変速開度を所定の値に固定することで、作業車両が、上限車速以上の速度で、走行することを防止し、安全性を向上できる。
【0009】
第2の発明は、上記第1の発明の構成に加え、
前記車速上限処理は、前記作業車両の車速が、予め設定された上限車速以上となったとき、前記エンジンを、前記作業車両が効率よく走行可能な低燃費エンジン回転数となるように制御し、さらに、前記油圧式無段変速装置の主変速開度を、前記作業車両が効率よく走行可能な効率的主変速開度となるように制御するよう構成されたことを特徴とする。
【0010】
上記第2の発明によれば、上記第1の発明の効果に加え、作業車両の車速が、予め設定された上限車速以上となったとき、効率よく走行可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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