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公開番号2024082368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196166
出願日2022-12-08
発明の名称複合構造体の構築方法
出願人東急建設株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類E04B 1/30 20060101AFI20240613BHJP(建築物)
要約【課題】境界プレートを定位置に設置した後に、簡単に主筋を設置することができるようになる複合構造体の構築方法を提供する。
【解決手段】鉄骨構造の鉄骨部11と鉄筋コンクリート構造のRC部12とによって形成される複合構造体の構築方法である。
そして、鉄骨部を形成する鉄骨3を設置するとともに、鉄骨部とRC部との境界に境界プレート4を設置する工程と、RC部に配置する主筋のうちの少なくとも1本に対して、主筋5の端部に筒状のカプラ7を取り付けるとともに、カプラの端面が境界プレートに接触するように主筋を設置する工程と、鉄骨部の側から境界プレートの貫通穴に対して短鉄筋51を挿し込んで先端をカプラの中空に収容させるとともに固定する工程と、RC部の配筋完了後にコンクリートを充填する工程とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉄骨構造の鉄骨部と鉄筋コンクリート構造のRC部とによって形成される複合構造体の構築方法であって、
前記鉄骨部を形成する鋼材を設置するとともに、前記鉄骨部と前記RC部との境界に境界プレートを設置する工程と、
前記RC部に配置する主筋のうちの少なくとも1本に対して、前記主筋の端部に筒状の継手材を取り付けるとともに、前記継手材の端面が前記境界プレートに接触するように前記主筋を設置する工程と、
前記鉄骨部の側から前記境界プレートの貫通穴に対して短材を挿し込んで、前記短材の先端を前記継手材の中空に収容させるとともに固定する工程と、
前記RC部の配筋完了後にコンクリートを充填する工程とを備えたことを特徴とする複合構造体の構築方法。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記主筋の端部と前記継手材の内周面にはねじ溝が設けられていて、前記主筋の端部が前記継手材の中空にねじ込まれた状態で、前記主筋の設置が行われることを特徴とする請求項1に記載の複合構造体の構築方法。
【請求項3】
対向する一対の前記境界プレートが設置されている場合には、両端に前記継手材が取り付けられた前記主筋と併せた長さが、前記境界プレート間の距離に等しくなることを特徴とする請求項1又は2に記載の複合構造体の構築方法。
【請求項4】
前記継手材は、内周面にねじ溝が設けられた多角形筒状のカプラであって、前記短材の端部にもねじ溝が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の複合構造体の構築方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄骨構造の鉄骨部と鉄筋コンクリート構造のRC部とによって形成される複合構造体の構築方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
梁の長スパン化を目的として梁を軽量化するに際して、中央部を自重の軽い鉄骨構造にし、柱や壁などに接合させる材端部のみ鉄筋コンクリート構造(RC構造)にした複合構造梁が知られている(特許文献1,2参照)。
【0003】
このような複合構造梁の形式としては、特許文献1,2に開示されているような鉄骨の端部を鉄筋コンクリート構造の材端部に埋め込む埋込み形式と、特許文献3に開示されているような鉄骨を埋め込ませない非埋込み形式とがあり、鉄骨構造の鉄骨部と鉄筋コンクリート構造のRC部との境界に境界プレートが配置されることがある。
【0004】
ここで、境界プレートを配置する場合は、鉄筋コンクリート構造の主筋と接合させるために、上記した特許文献1,2では、鋼製の境界プレートに主筋の端部を貫通させて、境界プレートの両側から主筋にナットを装着することで、境界プレートと主筋との接合を行っている。
【0005】
境界プレートの貫通穴に主筋を通すためには、境界プレートの設置後に主筋を境界プレートの反対側に移動(バックスイング)させた後に貫通穴に端部を通すか、主筋の設置後に境界プレートを移動させて貫通穴に端部を通す作業が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5597184号公報
特許第5985929号公報
特開2009-215748号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、主筋を後方に移動させる場合は、長い主筋の取り扱いが煩雑となる上に、バックスイング用の充分なスペースが確保できないことも多く、仮受けを繰り返すなど施工の手間がかかる。また、境界プレートを移動させる場合も、鉄骨との位置関係を調整するために、重量の大きな鉄骨の移動が必要になるなど、施工の負担が大きくなる傾向にある。
【0008】
そこで、本発明は、境界プレートを定位置に設置した後に、簡単に主筋を設置することができるようになる複合構造体の構築方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、本発明の複合構造体の構築方法は、鉄骨構造の鉄骨部と鉄筋コンクリート構造のRC部とによって形成される複合構造体の構築方法であって、前記鉄骨部を形成する鋼材を設置するとともに、前記鉄骨部と前記RC部との境界に境界プレートを設置する工程と、前記RC部に配置する主筋のうちの少なくとも1本に対して、前記主筋の端部に筒状の継手材を取り付けるとともに、前記継手材の端面が前記境界プレートに接触するように前記主筋を設置する工程と、前記鉄骨部の側から前記境界プレートの貫通穴に対して短材を挿し込んで、前記短材の先端を前記継手材の中空に収容させるとともに固定する工程と、前記RC部の配筋完了後にコンクリートを充填する工程とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
このように構成された本発明の複合構造体の構築方法は、先に定位置に設置された境界プレートに対して、端部に継手材が取り付けられた主筋を、継手材の端面が境界プレートに接触するように設置する。そして、鉄骨部の側から境界プレートの貫通穴に対して短材を挿し込んで、短材の先端を継手材の中空に収容させることで主筋を固定させる。
(【0011】以降は省略されています)

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