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公開番号2024077949
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022190206
出願日2022-11-29
発明の名称ゴム組成物
出願人横浜ゴム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 21/00 20060101AFI20240603BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】耐亀裂進展性に優れるゴム組成物を提供する。
【解決手段】ジエン系ゴム100質量部と、シス-1,4構造の割合が5~50質量%であり、シンジオタクチック-1,2構造の割合が50~90質量%である、ポリブタジエン1~30質量部と、を含有する、ゴム組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ジエン系ゴム100質量部と、
シス-1,4構造の割合が5~50質量%であり、シンジオタクチック-1,2構造の割合が50~90質量%である、ポリブタジエン1~30質量部と、
を含有する、ゴム組成物。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記ポリブタジエンが、シス-1,4構造を有するポリブタジエンブロックと、シンジオタクチック-1,2構造を有するポリブタジエンブロックとからなる、ブロックポリマーである、請求項1に記載のゴム組成物。
【請求項3】
さらに、カーボンブラック10~100質量部及び/又はシリカ10~150質量部を含有する、請求項1又は2に記載のゴム組成物。
【請求項4】
前記ジエン系ゴム100質量部が、天然ゴム及びポリイソプレンからなる群より選択される少なくとも1種を50質量部以上含む、請求項1又は2に記載のゴム組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ポリイソプレンゴムを含むゴム成分とシンジオタクチック-1,2-ポリブタジエンとを含有するゴム組成物が知られている(特許文献1)。特許文献1によれば上記ゴム組成物は耐亀裂進展性に優れるものとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/163869号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようななか、本発明者らが特許文献1に記載のゴム組成物について検討したところ、その耐亀裂進展性は昨今要求されるレベルを必ずしも満たすものではないことが明らかになった。
【0005】
そこで、本発明は、上記実情を鑑みて、耐亀裂進展性に優れるゴム組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題について鋭意検討した結果、ジエン系ゴムに配合するポリブタジエンのミクロ構造を調整することで、上記課題が解決できることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明者らは、以下の構成により上記課題が解決できることを見出した。
【0007】
(1) ジエン系ゴム100質量部と、
シス-1,4構造の割合が5~50質量%であり、シンジオタクチック-1,2構造の割合が50~90質量%である、ポリブタジエン1~30質量部と、
を含有する、ゴム組成物。
(2) 上記ポリブタジエンが、シス-1,4構造を有するポリブタジエンブロックと、シンジオタクチック-1,2構造を有するポリブタジエンブロックとからなる、ブロックポリマーである、上記(1)に記載のゴム組成物。
(3) さらに、カーボンブラック10~100質量部及び/又はシリカ10~150質量部を含有する、上記(1)又は(2)に記載のゴム組成物。
(4) 上記ジエン系ゴム100質量部が、天然ゴム及びポリイソプレンからなる群より選択される少なくとも1種を50質量部以上含む、上記(1)~(3)のいずれかに記載のゴム組成物。
【発明の効果】
【0008】
以下に示すように、本発明によれば、耐亀裂進展性に優れるゴム組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明のゴム組成物について説明する。
なお、本明細書において「~」を用いて表される数値範囲は、「~」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
また、各成分は、1種を単独でも用いても、2種以上を併用してもよい。ここで、各成分について2種以上を併用する場合、その成分について含有量とは、特段の断りが無い限り、合計の含有量を指す。
また、加硫後のゴム組成物について耐亀裂進展性が優れることを、単に耐亀裂進展性が優れるとも言う。また、加硫後のゴム組成物について破断伸びが大きいことを、破断伸びが優れるとも言う。また、耐亀裂進展性及び破断伸びが優れることを「本発明の効果等が優れる」とも言う。
【0010】
本発明のゴム組成物(以下、単に「本発明の組成物」とも言う)は、
ジエン系ゴム100質量部と、
シス-1,4構造の割合が5~50質量%であり、シンジオタクチック-1,2構造の割合が50~90質量%である、ポリブタジエン1~30質量部と、
を含有する、ゴム組成物である。
(【0011】以降は省略されています)

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