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公開番号2024074584
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2022185846
出願日2022-11-21
発明の名称タイヤ
出願人横浜ゴム株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60C 11/13 20060101AFI20240524BHJP(車両一般)
要約【課題】タイヤのスノー性能を向上できるタイヤを提供すること。
【解決手段】このタイヤ1では、第一センター主溝22が、長尺部と短尺部とを交互に接続して成るジグザグ形状を有する。また、第二センター主溝23が、周方向長さL31を有する第一溝部、周方向長さL32を有する第二溝部および周方向長さL33を有する第三溝部を接続して成る屈曲形状を有する。また、第一~第三の溝部の周方向長さL31~L33が、L31>L32≧L33の関係を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
タイヤ周方向に延在する複数の主溝と、前記複数の主溝に区画されて成る複数の陸部とを備えるタイヤであって、
前記複数の主溝が、タイヤ赤道面を挟んで隣り合う第一および第二のセンター主溝を含み、
前記複数の陸部が、前記第一および第二のセンター主溝に区画されて成るセンター陸部を含み、
前記第一センター主溝が、長尺部と短尺部とを交互に接続して成るジグザグ形状を有し、
前記第二センター主溝が、周方向長さL31を有する第一溝部、周方向長さL32を有する第二溝部および周方向長さL33を有する第三溝部を接続して成る屈曲形状を有し、且つ、
前記第一~第三の溝部の周方向長さL31~L33が、L31>L32≧L33の関係を有することを特徴とするタイヤ。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記第一センター主溝の前記長尺部の周方向長さL2が、前記第一センター主溝の前記ジグザグ形状のピッチ長P2に対して0.60≦L2/P2≦1.00の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記第一センター主溝の前記ジグザグ形状の振幅A2が、前記第一センター主溝の溝幅Wg2に対して1.40≦A2/Wg2≦1.90の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記第二センター主溝の前記第一溝部と前記第二および第三の溝部とが、タイヤ周方向で相互に逆方向に傾斜する請求項1に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記第二センター主溝の前記第一溝部が、前記第一センター主溝の前記長尺部に対してタイヤ周方向で同一方向に傾斜する請求項1に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記第二センター主溝の前記第一溝部の周方向長さL31が、前記第二センター主溝の前記屈曲形状のピッチ長P3に対して0.35≦L31/P3≦0.75の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記第二センター主溝の前記第二溝部の周方向長さL32が、前記第二センター主溝の前記屈曲形状のピッチ長P3に対して0.20≦L32/P3≦0.45の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記第二センター主溝の前記第三溝部の周方向長さL33が、前記第二センター主溝の前記屈曲形状のピッチ長P3に対して0.05≦L33/P3の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記第二センター主溝の前記屈曲形状のピッチ長P3が、前記第一センター主溝の前記ジグザグ形状のピッチ長P2に対して0.80≦P3/P2≦1.20の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記第二センター主溝の前記屈曲形状の振幅A3が、前記第二センター主溝の溝幅Wg3に対して0.55≦A3/Wg3≦0.95の範囲にある請求項1に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、タイヤに関し、さらに詳しくは、タイヤのスノー性能を向上できるタイヤに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
降雪圏で使用される近年のオールシーズンタイヤでは、タイヤのスノー性能を高めるために、ジグザグ形状を有する主溝が採用されている。かかる構造を採用する従来のタイヤとして、特許文献1に記載される技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-113066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タイヤのスノー性能を向上できるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、この発明にかかるタイヤは、タイヤ周方向に延在する複数の主溝と、前記複数の主溝に区画されて成る複数の陸部とを備えるタイヤであって、前記複数の主溝が、タイヤ赤道面を挟んで隣り合う第一および第二のセンター主溝を含み、前記複数の陸部が、前記第一および第二のセンター主溝に区画されて成るセンター陸部を含み、前記第一センター主溝が、長尺部と短尺部とを交互に接続して成るジグザグ形状を有し、前記第二センター主溝が、周方向長さL31を有する第一溝部、周方向長さL32を有する第二溝部および周方向長さL33を有する第三溝部を接続して成る屈曲形状を有し、且つ、前記第一~第三の溝部の周方向長さL31~L33が、L31>L32≧L33の関係を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
この発明にかかるタイヤでは、(1)第一センター主溝22が長尺部および短尺部を交互に接続して成るジグザグ形状を有すると共に、第二センター主溝が第一~第三の溝部から成る屈曲形状を有するので、トレッド部センター領域のエッジ成分が確保されて、タイヤのスノー性能が向上する。また、(2)タイヤの車両装着状態にて、第一センター主溝が車幅方向外側領域に位置すると共に第二センター主溝が車幅方向内側領域に位置する場合に、第一センター主溝がより少ない屈曲点をもつジグザグ形状を有することにより、タイヤの耐偏摩耗性能が確保され、第二センター主溝がより多くの屈曲点をもつ屈曲形状を有することにより、タイヤのスノー性能が効果的に高まる。これにより、タイヤのスノー性能と耐偏摩耗性能とが両立する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、この発明の実施の形態にかかるタイヤを示すタイヤ子午線方向の断面図である。
図2は、図1に記載したタイヤのトレッド面を示す平面図である。
図3は、図2に記載したタイヤの車幅方向外側領域を示す拡大図である。
図4は、図3に記載した外側ミドル陸部を示す拡大図である。
図5は、図4に記載した外側ミドル陸部の面取部を示す斜視図である。
図6は、図2に記載したタイヤのトレッド部センター領域を示す拡大図である。
図7は、図6に記載したセンター陸部を示す拡大図である。
図8は、図7に記載したセンター陸部の第二センターラグ溝を示す溝長さ方向の断面図である。
図9は、図7に記載したセンター陸部の面取部を示す斜視図である。
図10は、図2に記載したタイヤの車幅方向内側領域を示す拡大図である。
図11は、図10に記載した内側ミドル陸部を示す拡大図である。
図12は、図11に記載した内側ミドルラグ溝の切欠部を示す断面図である。
図13は、この発明の実施の形態にかかるタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
図14は、この発明の実施の形態にかかるタイヤの性能試験の結果を示す図表である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
【0009】
[タイヤ]
図1は、この発明の実施の形態にかかるタイヤ1を示すタイヤ子午線方向の断面図である。同図は、タイヤ径方向の片側領域の断面図を示している。また、同図は、タイヤの一例として、SUV(Sports Utility Vehicle)車用の空気入りラジアルタイヤを示している。
【0010】
同図において、タイヤ子午線方向の断面は、タイヤ回転軸(図示省略)を含む平面でタイヤを切断したときの断面として定義される。また、タイヤ赤道面CLは、JATMAに規定されたタイヤ断面幅の測定点の中点を通りタイヤ回転軸に垂直な平面として定義される。また、タイヤ幅方向は、タイヤ回転軸に平行な方向として定義され、タイヤ径方向は、タイヤ回転軸に垂直な方向として定義される。
(【0011】以降は省略されています)

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