TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024067187
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177055
出願日2022-11-04
発明の名称タイヤの管理方法および管理システム
出願人横浜ゴム株式会社
代理人清流国際弁理士法人,個人,個人
主分類B29D 30/06 20060101AFI20240510BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】タイヤ部材の個別情報を含むタイヤの固有情報を、長期間に渡り安定してより確実に把握できるタイヤの管理方法および管理システムを提供する。
【解決手段】長尺体Lを切断してタイヤ1本分の個別サイズに形成されたタイヤ部材E1を含む複数種類のタイヤ部材Eを一体化したグリーンタイヤGを加硫することで製造されたタイヤTのタイヤ部材E1の個別情報QLxを含むタイヤTの固有情報DをRFIDタグ8と紐付けて記憶装置9に記憶し、RFIDタグ8をタイヤTの外表面に露出しない状態でタイヤTに設けるとともに、タイヤTの外表面に配置されている特定の表面マークSMに相当する位置に配置して、RFIDタグ8をタグリーダ7によって読み取ることで固有情報Dを取得する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
長尺体を切断してタイヤ1本分の個別サイズに形成されたタイヤ部材を含む複数種類のタイヤ部材を一体化してグリーンタイヤを成形し、このグリーンタイヤを加硫することで製造されたタイヤの前記タイヤ部材の個別情報を含む前記タイヤの固有情報を、前記タイヤに設けられているRFIDタグと紐付けて記憶装置に記憶し、前記RFIDタグをタグリーダによって読み取ることで、前記固有情報を取得するタイヤの管理方法において、
前記RFIDタグが、前記タイヤの外表面に露出しない状態で前記タイヤに設けられていて、前記RFIDタグを、前記タイヤの外表面に配置されている特定の表面マークに相当する位置に配置するタイヤの管理方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記RFIDタグの表面を前記タイヤの外側側面と同じレベルにして前記RFIDタグが前記タイヤの外側側部に配置されていて、前記RFIDタグの表面全体が前記タイヤの外側側面から突出しているゴム材により被覆されて前記RFIDタグが前記タイヤの外表面に露出しない状態になっている請求項1に記載のタイヤの管理方法。
【請求項3】
前記RFIDタグが前記タイヤの外側側面の表面に突設されていて、前記RFIDタグの表面全体が前記タイヤの外側側面から突出しているゴム材により被覆されて前記RFIDタグが前記タイヤの外表面に露出しない状態になっている請求項1に記載のタイヤの管理方法。
【請求項4】
前記特定の表面マークとして、前記タイヤの外側側面から突出しているゴム材を用いる請求項2または3に記載のタイヤの管理方法。
【請求項5】
前記特定の表面マークとして、前記タイヤの外側側面に対して窪んでいる凹部を用いる請求項1に記載のタイヤの管理方法。
【請求項6】
前記長尺体を製造した際に、前記長尺体のタイヤ1本分の個別サイズに相当する範囲毎に位置特定マークを付すとともに、それぞれの前記位置特定マークを付した範囲での前記長尺体の所定の品質情報を測定して、この測定した前記品質情報を前記位置特定マークと紐付けして記憶しておき、前記グリーンタイヤを成形する際に、使用される前記個別サイズに形成された前記タイヤ部材に付されている前記位置特定マークを読み取って前記位置特定マークに紐付けされている前記品質情報を、このタイヤ部材の前記個別情報とする請求項1に記載のタイヤの管理方法。
【請求項7】
前記タイヤを台タイヤとして更生タイヤを製造する際に、前記更生タイヤに使用されるタイヤ部材の個別情報および前記更生タイヤの製造条件を、前記台タイヤに設けられている前記RFIDタグと紐付けて前記タイヤの前記固有情報として追加して前記記憶装置に記憶する請求項1に記載のタイヤの管理方法。
【請求項8】
前記記憶装置に記憶されている前記固有情報の変更とともに、前記RFIDタグには前記固有情報を変更したことを示す情報を記憶する請求項1に記載のタイヤの管理方法。
【請求項9】
長尺体を切断してタイヤ1本分の個別サイズに形成されたタイヤ部材を含む複数種類のタイヤ部材を一体化したグリーンタイヤを加硫して製造されたタイヤの前記タイヤ部材の個別情報を含む前記タイヤの固有情報と、前記タイヤに設けられているRFIDタグとが紐付けられて記憶される記憶装置と、前記RFIDタグを読み取ることにより前記固有情報を取得するタグリーダと、を備えたタイヤの管理システムにおいて、
前記RFIDタグが、前記タイヤの外表面に露出しない状態で前記タイヤに設けられていて、前記RFIDタグが、前記タイヤの外表面に配置されている特定の表面マークに相当する位置に配置されているタイヤの管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤの管理方法および管理システムに関し、さらに詳しくは、タイヤ部材の個別情報を含むタイヤの固有情報を、長期間に渡り安定してより確実に把握できるタイヤの管理方法および管理システムに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
タイヤは、押出機等によって押出された未加硫ゴムや、未加硫ゴムと補強コードとで形成された補強層など、様々なタイヤ部材を用いて製造されている。タイヤを製造する際には、これら様々なタイヤ部材を成形工程で一体化してグリーンタイヤが成形される。次いで、このグリーンタイヤを加硫することでタイヤが製造される。製造されたタイヤには識別ラベル(バーコードやICタグなどの公知の様々なもの)が取り付けられて、この識別ラベルを読み取ることで、そのタイヤ部材の個別情報を含むタイヤの固有情報を取得することができる(特許文献1参照)。
【0003】
このように識別ラベルを利用することで、タイヤ品質のトレーサビリティを向上させることができる。しかしながら、この識別ラベルはタイヤの外表面に露出した状態であるため、損傷や脱落が発生するリスクがある。識別ラベルが損傷、或いは、タイヤから脱落すると、そのタイヤの固有情報を取得できなくなる。それ故、タイヤ部材の個別情報を含むタイヤの固有情報を、長期間に渡り安定してより確実に把握するには改善の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7092240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、タイヤ部材の個別情報を含むタイヤの固有情報を、長期間に渡り安定してより確実に把握できるタイヤの管理方法および管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明のタイヤの管理方法は、長尺体を切断してタイヤ1本分の個別サイズに形成されたタイヤ部材を含む複数種類のタイヤ部材を一体化してグリーンタイヤを成形し、このグリーンタイヤを加硫することで製造されたタイヤの前記タイヤ部材の個別情報を含む前記タイヤの固有情報を、前記タイヤに設けられているRFIDタグと紐付けて記憶装置に記憶し、前記RFIDタグをタグリーダによって読み取ることで、前記固有情報を取得するタイヤの管理方法において、前記RFIDタグが、前記タイヤの外表面に露出しない状態で前記タイヤに設けられていて、前記RFIDタグを、前記タイヤの外表面に配置されている特定の表面マークに相当する位置に配置することを特徴とする。
【0007】
本発明のタイヤの管理システムは、長尺体を切断してタイヤ1本分の個別サイズに形成されたタイヤ部材を含む複数種類のタイヤ部材を一体化したグリーンタイヤを加硫して製造されたタイヤの前記タイヤ部材の個別情報を含む前記タイヤの固有情報と、前記タイヤに設けられているRFIDタグとが紐付けられて記憶される記憶装置と、前記RFIDタグを読み取ることにより前記固有情報を取得するタグリーダと、を備えたタイヤの管理システムにおいて、前記RFIDタグが、前記タイヤの外表面に露出しない状態で前記タイヤに設けられていて、前記RFIDタグが、前記タイヤの外表面に配置されている特定の表面マークに相当する位置に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、前記記憶装置に記憶されている前記タイヤの固有情報と紐付けられている前記RFIDタグが、前記タイヤの外表面に露出しない状態で前記タイヤに設けられているので、前記RFIDタグの損傷や前記RFIDタグの前記タイヤからの脱落が抑制される。また、前記RFIDタグが、前記タイヤの外表面に配置されている特定の表面マークに相当する位置に配置されているので、前記タイヤにおける前記RFIDタグの位置が前記タイヤの外側からの目視によって把握し易くなり、前記RFIDタグをタグリーダによって確実に読み取り易くなる。それ故、タイヤ部材の個別情報を含むタイヤの固有情報を、長期間に渡り安定してより確実に把握するには有利になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のタイヤの管理システムを模式的に例示する説明図である。
RFIDタグが配置されているタイヤを横断面視で例示する説明図である。
図2の一部拡大図である。
図2のタイヤの外側側面の一部を例示する説明図である。
図1の管理システムが適用されたタイヤ製造設備を例示する説明図である。
図5のタイヤ製造設備の一部を拡大して例示する説明図である。
図6を平面視で例示する説明図である。
FRIDタグを読み取ってタイヤの固有情報を取得している状態を例示する説明図である。
RFIDタグの別の配置を、タイヤの一部を拡大して横断面視で例示する説明図である。
図9のタイヤの外側側面の一部を例示する説明図である。
RFIDタグのさらに別の配置を、タイヤの一部を拡大して横断面視で例示する説明図である。
RFIDタグのさらに別の配置を、タイヤの一部を拡大して横断面視で例示する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明のタイヤの管理方法および管理システムを、図に示した実施形態に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

横浜ゴム株式会社
タイヤ
1か月前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
1か月前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
1か月前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
19日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
20日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
20日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
20日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
26日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
26日前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物
16日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ用ゴム組成物
2か月前
横浜ゴム株式会社
タイヤ用ゴム組成物
2か月前
横浜ゴム株式会社
タイヤ用ゴム組成物
1か月前
横浜ゴム株式会社
タイヤ用ゴム組成物
2か月前
横浜ゴム株式会社
タイヤ用ゴム組成物
6日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ及びタイヤ金型
6日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ及びタイヤ金型
6日前
横浜ゴム株式会社
管継手用加締めナット
26日前
横浜ゴム株式会社
積層体及びコンベヤベルト
2か月前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物及びマリンホース
27日前
横浜ゴム株式会社
ゴム押出物の製造方法および装置
1か月前
横浜ゴム株式会社
タイヤの管理方法およびシステム
2か月前
横浜ゴム株式会社
ゴム材料の設計方法およびシステム
29日前
横浜ゴム株式会社
タイヤの管理方法および管理システム
1か月前
横浜ゴム株式会社
空気圧管理装置および空気圧管理方法
2か月前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
13日前
横浜ゴム株式会社
冷媒輸送用ホースおよびその製造方法
1か月前
横浜ゴム株式会社
空気式防舷材の管理システムおよび方法
1か月前
横浜ゴム株式会社
樹脂組成物、架橋物およびその製造方法
1か月前
横浜ゴム株式会社
パイプクランプによるパイプの保持構造
29日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ
1か月前
横浜ゴム株式会社
パイプクランプを用いたパイプの取り付け構造
1か月前
横浜ゴム株式会社
パイプクランプを用いたパイプの取り付け構造
1か月前
横浜ゴム株式会社
冷媒輸送ホース用樹脂組成物及び冷媒輸送ホース
2か月前
横浜ゴム株式会社
樹脂組成物、その製造方法および冷媒輸送用ホース
1か月前
横浜ゴム株式会社
架橋材料の架橋状態の評価方法および評価システム
2か月前
続きを見る