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公開番号2024074470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2022185631
出願日2022-11-21
発明の名称インソール、及び、インソールの製造方法
出願人マドラス株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類A43B 17/00 20060101AFI20240524BHJP(履物)
要約【課題】靴の快適性を向上する。
【解決手段】靴のインソールは、本体部と、被覆部と、内アーチ部と、を備える。本体部は、足底における踵、内側縦アーチ部、及び外側縦アーチ部に対面するよう配置される。被覆部は、本体部の足底側の面における内側縦アーチ部に対面する領域に形成される。内アーチ部は、被覆部を覆うように配置される。内アーチ部において、足底側の面を上面とすると共に、上面の反対側の面を下面とする。内アーチ部の下面は、被覆部に適合する形状を有する。本体部と内アーチ部とは、異なる硬度を有する素材により構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
靴のインソールであって、
クッション性を有する扁平な部位であって、足底における踵、内側縦アーチ部、及び外側縦アーチ部に対面するよう配置される部位である本体部と、
前記本体部の前記足底側の面における前記内側縦アーチ部に対面する領域に形成される被覆部と、
クッション性を有する部位であって、前記被覆部を覆うように配置される部位である内アーチ部と、を備え、
前記内アーチ部において、前記足底側の面を上面とすると共に、前記上面の反対側の面を下面とし、
前記内アーチ部の前記下面は、前記被覆部に適合する形状を有し、
前記本体部と前記内アーチ部とは、異なる硬度を有する素材により構成されている
インソール。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載されたインソールにおいて、
前記被覆部は、前記本体部の前記足底側の面における窪んだ領域として形成される
インソール。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載されたインソールにおいて、
前記内アーチ部の外縁における少なくとも一部は、前記上面及び前記下面の外縁を形成する線状の部位により形成されている
インソール。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載されたインソールにおいて、
前記本体部を構成する素材の硬度、及び、前記内アーチ部を構成する素材の硬度は、10デュロメータ以上50デュロメータ以下であり、
前記内アーチ部を構成する素材の硬度から、前記本体部を構成する素材の硬度を減算した値は、10デュロメータ以上40デュロメータ以下である
インソール。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載されたインソールにおいて、
前記本体部を構成する素材の硬度、及び、前記内アーチ部を構成する素材の硬度は、10デュロメータ以上50デュロメータ以下であり、
前記本体部を構成する素材の硬度から、前記内アーチ部を構成する素材の硬度を減算した値は、10デュロメータ以上40デュロメータ以下である
インソール。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載されたインソールにおいて、
前記被覆部に配置された前記内アーチ部と、前記本体部とにおける前記足底側の面である上面を覆うシート状の部材である表層材を更に備え、
前記表層材と、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面とは、ホットメルトにより接合されている
インソール。
【請求項7】
請求項6に記載されたインソールにおいて、
前記表層材は、前記本体部における前記上面の反対側に位置する下面をさらに覆い、
前記表層材と前記本体部の前記下面とは、ホットメルトにより接合されている
インソール。
【請求項8】
請求項7に記載されたインソールにおいて、
前記本体部の外縁に沿って設けられる耳部をさらに備え、
前記表層材は、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面を覆う上側表層材と、前記本体部の前記下面を覆う下側表層材とを有し、
前記耳部は、前記上側表層材の外縁を含む上側縁部と、前記下側表層材の外縁を含む下側縁部とを有し、
前記上側縁部と前記下側縁部とは、重なるように配置されており、ホットメルトにより接合されている
インソール。
【請求項9】
第1型と第2型とを用いて行われる靴のインソールの製造方法であって、
前記インソールは、
クッション性を有する扁平な部位であって、足底における踵、内側縦アーチ部、及び外側縦アーチ部に対面するよう配置される部位である本体部と、
前記本体部の前記足底側の面における前記内側縦アーチ部に対面する領域に形成される被覆部と、
クッション性を有する部位であって、前記被覆部を覆うように配置される部位である内アーチ部と、を備え、
前記内アーチ部における前記足底側の面の反対側の面を下面とし、
前記内アーチ部の前記下面は、前記被覆部に適合する形状を有し、
前記本体部と前記内アーチ部とは、異なる硬度を有する素材により構成されており、
前記インソールは、シート状の部材であって、前記被覆部に配置された前記内アーチ部と、前記本体部とにおける前記足底側の面である上面を覆う部材である上側表層材を、更に備え、
前記第1型は、第1部分を有し、
前記第2型は、前記第1部分に対面した際に、前記第1部分との間に収容空間を形成するよう構成された第2部分を有し、
前記被覆部に配置された前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面と、該上面を覆う前記上側表層材との間にホットメルトが配置されているものを、加熱対象とし、
前記インソールの製造方法は、
前記上側表層材と、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面とが、前記第1型の前記第1部分に対面し、且つ、前記本体部の前記下面が前記第2型の前記第2部分に対面するように、前記第1部分と前記第2部分との間に形成された前記収容空間に前記加熱対象を配置することと、
前記第1及び第2型を介して前記加熱対象を加熱することで、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面と前記上側表層材とを接合することと、
を備える製造方法。
【請求項10】
請求項9に記載されたインソールの製造方法において、
前記インソールは、シート状の部材であって、前記本体部における前記上面の反対側に位置する下面を覆う部位である下側表層材を更に備え、
前記加熱対象は、さらに、前記本体部の前記下面と、該下面を覆う前記下側表層材との間にホットメルトが配置されており、
前記インソールの製造方法は、
前記上側表層材と、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面とが、前記第1型の前記第1部分に対面し、且つ、前記下側表層材と、前記本体部の前記下面とが、前記第2型の前記第2部分に対面するように、前記収容空間に前記加熱対象を配置することと、
前記第1及び第2型を介して前記加熱対象を加熱することで、前記内アーチ部及び前記本体部の前記上面と、前記本体部の前記下面とを、それぞれ、前記上側表層材と前記下側表層材とに接合することと、
を備える製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、靴のインソールと、インソールの製造方法とに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているように、靴中敷(換言すれば、インソール)における母指球部を支持する部分や小指球部を支持する部分に硬度の異なる素材を配置することで、靴を履いているユーザの重心移動をスムーズにする技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3662014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の靴中敷は、ユーザの足底へのフィット感や、足底に加わる圧力の分散性を考慮した構成となっておらず、十分な快適性が得られない可能性がある。
本開示の一態様においては、靴の快適性を向上するのが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、靴のインソールであって、本体部と、被覆部と、内アーチ部と、を備える。本体部は、クッション性を有する扁平な部位であって、足底における踵、内側縦アーチ部、及び外側縦アーチ部に対面するよう配置される部位である。被覆部は、本体部の足底側の面における内側縦アーチ部に対面する領域に形成される。内アーチ部は、クッション性を有する部位であって、被覆部を覆うように配置される部位である。内アーチ部において、足底側の面を上面とすると共に、上面の反対側の面を下面とする。内アーチ部の下面は、被覆部に適合する形状を有する。本体部と内アーチ部とは、異なる硬度を有する素材により構成されている。
【0006】
本明細書においては、足底における母指球から踵にかけての湾曲した部分を、内側縦アーチ部とする。また、足底における小指球から踵にかけての湾曲した部分を、外側縦アーチ部とする。また、足底における母指球から小指球にかけての湾曲した部分を、横アーチ部とする。
【0007】
上記構成によれば、内アーチ部が本体部とは別の部材として構成されており、また、内アーチ部を構成する素材の硬度と、本体部を構成する素材の硬度が異なる。このため、内アーチ部の形状や厚さや硬度を選択することで、インソールにおける内側縦アーチ部に当接する部分の形状や、高さや、硬度の分布を調整できる。これにより、インソールの足底へのフィット感が向上し、インソールから足底に付与される圧力の分散を促すことができる。このため、靴の快適性が向上する。
【0008】
本開示の一態様では、被覆部は、本体部の足底側の面における窪んだ領域として形成されてもよい。
上記構成によれば、内アーチ部を被覆部に配置し易くなる。
【0009】
本開示の一態様では、内アーチ部の外縁における少なくとも一部は、上面及び下面の外縁を形成する線状の部位により形成されていてもよい。
上記構成によれば、内アーチ部の外縁の付近では、内アーチ部の厚みが急激に変化するのを抑制できる。このため、内アーチ部における外縁の付近の領域にて、硬度の分布が滑らかに変化するように促すことができ、その結果、ユーザに違和感を与えるのを抑制できる。
【0010】
本開示の一態様では、本体部を構成する素材の硬度、及び、内アーチ部を構成する素材の硬度は、10デュロメータ以上50デュロメータ以下であってもよい。内アーチ部を構成する素材の硬度から、本体部を構成する素材の硬度を減算した値は、10デュロメータ以上40デュロメータ以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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