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公開番号2024072457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183283
出願日2022-11-16
発明の名称検査システムおよび検査システムの制御方法
出願人川崎重工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 35/00 20060101AFI20240521BHJP(測定;試験)
要約【課題】複数種類の感染症に対する検査を行うことが可能な検査システムを提供する。
【解決手段】
検査システム100は、検体採取容器1に収容された検体に対して測定を行うための前処理を行う第2ユニット200と、検体に対する測定を行う第3ユニット300と、第2ユニット200に配置される溶解吸着液分注装置125、分注ロボット141および核酸抽出ロボット150と、第3ユニット300に配置されるロボット210と、ロボットコントローラ158および227と、検査システム600の全体を制御する統括制御部400と、を備える。統括制御部400は、感染症の種類毎の検査に応じた指令をロボットコントローラ158および227に伝達し、感染症の種類毎の検査に応じた前処理を第2ユニット200に実行させ、感染症の種類毎の検査に応じた測定を第3ユニット300に実行させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数種類の感染症に対する検査を行う検査システムであって、
容器に収容された検体に対して測定を行うための前処理を行う前処理部と、
検体に対する測定を行う測定部と、
前記前処理部と前記測定部とのうちの少なくとも一方に配置されるロボットと、
前記ロボットを制御するロボットコントローラと、
前記検査システムの全体を制御する統括制御部と、を備え、
前記統括制御部は、
前記感染症の種類毎の検査に応じた指令を前記ロボットコントローラに伝達し、
前記感染症の種類毎の検査に応じた前処理を前記前処理部に実行させ、
前記感染症の種類毎の検査に応じた測定を前記測定部に実行させる、検査システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記統括制御部は、
前記感染症の種類を受け付け、
受け付けた前記感染症の種類毎の検査に応じた指令を前記ロボットコントローラに伝達する、請求項1に記載の検査システム。
【請求項3】
作業者による前記感染症の種類の入力を受け付ける入力部をさらに備え、
前記統括制御部は、前記入力部に入力された前記感染症の種類を受け付ける、請求項2に記載の検査システム。
【請求項4】
前記容器には、前記感染症の種類を識別するための識別子が配置されており、
前記検査システムは、前記識別子から前記感染症の種類を読み取る読取部をさらに備える、請求項2に記載の検査システム。
【請求項5】
前記ロボットは、前記前処理部に配置され、核酸抽出用試薬を分注する核酸抽出試薬分注ロボットを含み、
前記統括制御部は、前記感染症の種類毎の検査に応じた指令を前記ロボットコントローラに伝達することにより、前記感染症の種類毎の検査に応じた量の前記核酸抽出用試薬を前記核酸抽出試薬分注ロボットにより分注させる処理を実行する、請求項1に記載の検査システム。
【請求項6】
前記ロボットは、前記前処理部に配置され、核酸抽出処理を行う核酸抽出ロボットを含み、
前記統括制御部は、前記感染症の種類毎の検査に応じた指令を前記ロボットコントローラに伝達することにより、前記核酸抽出ロボットを用いた前記感染症の種類毎の検査に応じた前記核酸抽出処理を実行する、請求項1に記載の検査システム。
【請求項7】
前記前処理部は、核酸抽出用試薬が分注された検体を加熱する加熱部を含み、
前記統括制御部は、前記感染症の種類毎の検査に応じた温度および時間によって、前記加熱部により検体を加熱する処理を実行する、請求項6に記載の検査システム。
【請求項8】
前記統括制御部は、前記前処理部において、前記感染症の種類毎の検査に応じた時間、核酸の分離処理を実行する、請求項7に記載の検査システム。
【請求項9】
前記ロボットは、前記測定部に配置され、検体に対する測定のための測定用試薬を検体に分注する測定用試薬分注ロボットを含み、
前記統括制御部は、前記感染症の種類毎の検査に応じた前記測定用試薬を前記測定用試薬分注ロボットに分注させる処理を実行する、請求項1に記載の検査システム。
【請求項10】
前記ロボットは、前記測定部に配置され、検体に対する測定のための前記測定用試薬の調製を行う測定用試薬調製ロボットをさらに含み、
前記統括制御部は、前記感染症の種類毎の検査に応じた前記測定用試薬を前記測定用試薬調製ロボットにより調製させる処理を実行する、請求項9に記載の検査システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、検査システムおよび検査システムの制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1のようなPCR検査システムが知られている。特許文献1には、検体回収容器と、移送ロボットと、移送用シリンジと、PCR検査用容器と、を備えるPCR検査前処理自動化装置が開示されている。このPCR検査前処理自動化装置では、PCR検査用容器内において、移送用シリンジから検体が吐出されることにより、検体と粘液溶解剤とが混合され、PCR検査のための前処理が進行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-13759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、PCR検査用容器内に予め収容されている粘液溶解剤は、特定の感染症に向けたものであると考えられる。このため、特許文献1のPCR検査前処理自動化装置では、特定の感染症に対するPCR検査前処理しか実行できないという問題点がある。
【0005】
本開示は、複数種類の感染症に対する検査を行うことが可能な検査システムおよび検査システムの制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の局面による検査システムは、複数種類の感染症に対する検査を行う検査システムであって、容器に収容された検体に対して測定を行うための前処理を行う前処理部と、検体に対する測定を行う測定部と、前処理部と測定部とのうちの少なくとも一方に配置されるロボットと、ロボットを制御するロボットコントローラと、検査システムの全体を制御する統括制御部と、を備え、統括制御部は、感染症の種類毎の検査に応じた指令をロボットコントローラに伝達し、感染症の種類毎の検査に応じた前処理を前処理部に実行させ、感染症の種類毎の検査に応じた測定を測定部に実行させる。なお、感染症の種類毎の検査に応じた、とは、感染症の種類、および、検体の種類の両方に応じた、ということを意味する。検体の種類とは、唾液、鼻咽頭拭い液、血液、膿疱および痂皮などを含む。
【0007】
この開示の第1の局面による検査システムは、上記のように、統括制御部は、感染症の種類毎の検査に応じた指令をロボットコントローラに伝達し、感染症の種類毎の検査に応じた前処理を前処理部に実行させ、感染症の種類毎の検査に応じた測定を測定部に実行させる。これにより、感染症の種類毎の検査に応じてロボットが動作するので、感染症の種類毎の検査に応じた前処理および測定が実行される。その結果、単一の検査システムにおいて、複数種類の感染症に対する検査を行うことができる。
【0008】
本開示の第2の局面による検査システムの制御方法は、容器に収容された検体に対して測定を行うための前処理を行う前処理部と、検体に対する測定を行う測定部と、前処理部と測定部とのうちの少なくとも一方に配置されるロボットと、ロボットを制御するロボットコントローラと、検査システムの全体を制御する統括制御部と、を備える、複数種類の感染症に対する検査を行う検査システムの制御方法であって、統括制御部により、感染症の種類毎の検査に応じた指令をロボットコントローラに伝達することと、感染症の種類毎の検査に応じた前処理を前処理部に実行させることと、感染症の種類毎の検査に応じた測定を測定部に実行させることと、を備える。
【0009】
この開示の第2の局面による検査システムの制御方法は、上記のように、統括制御部により、感染症の種類毎の検査に応じた指令をロボットコントローラに伝達することと、感染症の種類毎の検査に応じた前処理を前処理部に実行させることと、感染症の種類毎の検査に応じた測定を測定部に実行させることと、を備える。これにより、感染症の種類毎の検査に応じてロボットが動作するので、感染症の種類毎の検査に応じた前処理および測定が実行される。その結果、単一の検査システムにおいて、複数種類の感染症に対する検査を行うことが可能な検査システムの制御方法を提供できる。
【0010】
本開示の技術によれば、検査システムおよび検査システムの制御方法は、複数種類の感染症に対する検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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