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公開番号2024071160
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181964
出願日2022-11-14
発明の名称化粧料組成物
出願人DIC株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/88 20060101AFI20240517BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】金属、金属酸化物または水酸化物からなる無機粉体を含んでも、優れた粘度安定性とさっぱりとした触感とを同時に備える化粧料組成物を提供する。
【解決手段】本発明の化粧料組成物は、成分(a)と成分(b)とを含有する。前記成分(a)が、下記一般式(1)で表される非イオン性ポリアミノ酸誘導体であり、前記成分(b)が、金属、金属酸化物または水酸化物からなる無機粉体である。
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(式中、R1は炭素原子数3~18の炭化水素基を示し、R2は炭素原子数2~5のヒドロキシアルキル基、炭素原子数3~6のメトキシアルキル基、及び炭素原子数4~7のエトキシアルキル基からなる群から選択される基を示す。n/m=40/60~60/40。(n+m)/l=80/20~100/0。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
成分(a)と成分(b)とを含有することを特徴とする化粧料組成物であって、
前記成分(a)が、下記一般式(1)で表される非イオン性ポリアミノ酸誘導体であり、
前記成分(b)が、金属、金属酸化物または水酸化物からなる無機粉体である、化粧料組成物。
TIFF
2024071160000009.tif
63
170
(式中、R

は炭素原子数3~18の炭化水素基を示し、R

は炭素原子数2~5のヒドロキシアルキル基、炭素原子数3~6のメトキシアルキル基、及び炭素原子数4~7のエトキシアルキル基からなる群から選択される基を示す。n、m、lは、それぞれ、分子中のα型又はβ型ポリアスパラギン酸単量体単位A-U、B-U、C-Uのモル数を示す。単量体単位A-UとB-Uのモル比、n/mが40/60~60/40であり、かつ、単量体単位A-U及び-Uの総モル数と単量体単位C-Uのモル数との比、(n+m)/lが、80/20~100/0である。前記非イオン性ポリアミノ酸誘導体において、単量体単位A-U、単量体単位B-U、及び単量体単位C-Uの結合形態は、ランダム状、ブロック状、テーパード状のいずれであってもよい。)
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記成分(b)が親油性表面処理された金属酸化物及び親水性表面処理された金属酸化物からなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項1に記載の化粧料組成物。
【請求項3】
更に成分(c)として、界面活性剤を含むである、請求項1又は2に記載の化粧料組成物。
【請求項4】
前記成分(c)がポリエーテルシリコーン、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル群から選択される少なくとも1種を含む、請求項3に記載の化粧料組成物。
【請求項5】
水をさらに含む請求項1又は2に記載の化粧料組成物。
【請求項6】
前記化粧料組成物の合計100質量%に対して、前記成分(A)の含有量が0.05~10質量%である請求項1又は2に記載の化粧料組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料組成物に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
化粧料用増粘剤にはカルボマー及びキサンタンガムが市場で最も多く使用されている。カルボマーについて、他の増粘剤にはない特徴として非常に高い増粘性と肌に塗る際のさっぱりとした触感が挙げられる。カルボマーはポリアクリル酸系ポリマーである。金属イオンの静電反発による増粘効果であるため、金属イオンを存在した系では、粘度安定性に問題があった。キサンタンガムについて、天然ガムからなり、親水性の天然のガム質による増粘効果であるため、金属イオンを存在しても、粘度安定性に問題がない。しかし、キサンタンガムは、肌に塗る際のさっぱりとした触感がなく、べたつきの触感に問題があった。
一方、塩の存在下でも増粘作用や起泡増泡作用を低下させることがない非イオン性のポリアミノ酸誘導体が報告されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4546158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1には、増粘剤以外の化粧料有効成分、特に金属、金属酸化物または水酸化物からなる無機粉体を含む化粧料組成物について検討がなく、また、肌に塗る際の触感について評価がなかった。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明のポリアスパラギン酸誘導体は側鎖の長鎖アルキル基による疎水―疎水相互作用によって増粘性発現する為、特定な無機粉体を含んでも、優れた粘度安定性が観測されながら、肌に塗る際のさっぱりとした触感も観測された。本発明は、金属、金属酸化物または水酸化物からなる無機粉体を含んでも、優れた粘度安定性とさっぱりとした触感とを同時に備える化粧料組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の内容は、以下の実施態様[1]~[6]を含む。
[1] 成分(a)と成分(b)とを含有することを特徴とする化粧料組成物であって、
前記成分(a)が、下記一般式(1)で表される非イオン性ポリアミノ酸誘導体であり、
前記成分(b)が、金属、金属酸化物または水酸化物からなる無機粉体である、化粧料組成物。
TIFF
2024071160000001.tif
63
170
(式中、R

は炭素原子数3~18の炭化水素基を示し、R

は炭素原子数2~5のヒドロキシアルキル基、炭素原子数3~6のメトキシアルキル基、及び炭素原子数4~7のエトキシアルキル基からなる群から選択される基を示す。n、m、lは、それぞれ、分子中のα型又はβ型ポリアスパラギン酸単量体単位A-U、B-U、C-Uのモル数を示す。単量体単位A-UとB-Uのモル比、n/mが40/60~60/40であり、かつ、単量体単位A-U及び-Uの総モル数と単量体単位C-Uのモル数との比、(n+m)/lが、80/20~100/0である。前記非イオン性ポリアミノ酸誘導体において、単量体単位A-U、単量体単位B-U、及び単量体単位C-Uの結合形態は、ランダム状、ブロック状、テーパード状のいずれであってもよい。)
[2] 前記成分(b)が親油性表面処理された金属酸化物及び親水性表面処理された金属酸化物からなる群から選択される少なくとも1種を含む、[1]に記載の化粧料組成物。
[3] 更に成分(c)として、界面活性剤を含むである、[1]又は[2]に記載の化粧料組成物。
[4] 前記成分(c)がポリエーテルシリコーン、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル群から選択される少なくとも1種を含む、[3]に記載の化粧料組成物。
[5] 水をさらに含む[1]~[4]の何れかに記載の化粧料組成物。
[6] 前記化粧料組成物の合計100質量%に対して、前記成分(A)の含有量が0.05~10質量%である[1]~[5]の何れかに記載の化粧料組成物。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、金属、金属酸化物または水酸化物からなる無機粉体を含んでも、優れた粘度安定性とさっぱりとした触感とを同時に備える化粧料組成物を提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態の非イオン性ポリアミノ酸誘導体の増粘発現機構を説明するために用いる図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明をさらに詳細に説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態のみに限定されるものではない。
【0010】
「~」は「~」という記載の前の値以上、「~」という記載の後の値以下を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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