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公開番号2024070734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022181423
出願日2022-11-11
発明の名称切断装置及び切断方法
出願人株式会社アルテクス
代理人個人
主分類B24B 1/04 20060101AFI20240516BHJP(研削;研磨)
要約【課題】 音エネルギーを利用した加工において、対象物の破壊を防止しつつ、高度な加工を実現することに適した切断装置等を提供する。
【解決手段】 切断装置1は、音エネルギーを利用して対象物を切断する。切断装置1は、ブレード用ホーン13と、ブレード用ホーン13に装着されたリングブレード11と、第1ブースター7と、第2ブースター9と、電歪型振動子5と、モータ3と、第1接点電極15と、第2接点電極17と、発振器29を備える。リングブレード11は、少なくとも、ダイヤモンド粒子と、金属を含む。第1ブースター7及び第2ブースター9がブレード用ホーン13を挟んで保持して、リングブレード11の剛性を維持する。第1接点電極15及び第2接点電極17は、発振器29が出力した正弦波の外部電力を電歪型振動子5に直接供給する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
音エネルギーを利用して対象物を切断する切断装置であって、
ブレード用ホーンと、前記ブレード用ホーンに装着されたリングブレードと、第1ブースターと、第2ブースターと、電歪型振動子と、モータと、第1接点電極と、第2接点電極と、発振器を備え、
前記リングブレードは、少なくとも、ダイヤモンド粒子と、金属を含み、
前記第1ブースター及び前記第2ブースターが前記ブレード用ホーンを挟んで保持し、
前記第1ブースターは、前記電歪型振動子が接続され、
前記第1接点電極及び前記第2接点電極は、前記電歪型振動子に直接接続し、
前記ブレード用ホーン、前記リングブレード、前記第1ブースター、前記第2ブースター、前記電歪型振動子、前記第1接点電極及び前記第2接点電極は、直結回転体であり、
前記モータは、前記直結回転体を回転し、
前記第1接点電極及び前記第2接点電極は、前記発振器が出力した正弦波の外部電力を前記電歪型振動子に直接供給し、
前記電歪型振動子は、供給された外部電力を正弦波の機械的な振動に変換して前記リングブレードに伝え、
前記リングブレードは、当該リングブレードに含まれる金属により前記機械的な振動によって振動して、前記ダイヤモンド粒子が振動して前記対象物を切断する、切断装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
リングブレードに冷却液を供給する冷却液供給器を備える請求項1記載の切断装置。
【請求項3】
前記発振器の出力は、100ワット以上である、請求項1記載の切断装置。
【請求項4】
音エネルギーを利用して対象物を切断する切断装置における切断方法であって、
前記切断装置は、ブレード用ホーンと、前記ブレード用ホーンに装着されたリングブレードと、第1ブースターと、第2ブースターと、電歪型振動子と、モータと、第1接点電極と、第2接点電極と、発振器を備え、
前記リングブレードは、少なくとも、ダイヤモンド粒子と、金属を含み、
前記第1ブースター及び前記第2ブースターが前記ブレード用ホーンを挟んで保持し、
前記第1ブースターは、前記電歪型振動子が接続され、
前記第1接点電極及び前記第2接点電極は、前記電歪型振動子に直接接続し、
前記ブレード用ホーン、前記リングブレード、前記第1ブースター、前記第2ブースター、前記電歪型振動子、前記第1接点電極及び前記第2接点電極は、直結回転体であり、
前記モータが、前記直結回転体を回転し、
前記第1接点電極及び前記第2接点電極が、前記発振器が出力した正弦波の外部電力を前記電歪型振動子に直接供給し、
前記電歪型振動子が、供給された外部電力を正弦波の機械的な振動に変換して前記リングブレードに伝え、
前記リングブレードに含まれる金属が前記機械的な振動によって振動して、前記ダイヤモンド粒子が振動して前記対象物を切断するステップを含む切断方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、切断装置及び切断方法に関し、特に、音エネルギーを利用して対象物を切断する切断装置等に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、発明者らが提案した超音波振動切断装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-210928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の技術では、振動子が導電性のある覆体を外嵌装着して、覆体を経由して電極が接続される。すなわち、電極は、振動子に接触するものではなく、外部電力の波形がきれいに振動子に伝えられない場合があった。そのため、対象物の破壊などが生じる可能性があった。
【0005】
よって、本発明は、音エネルギーを利用した加工において、対象物の破壊を防止しつつ、高度な加工を実現することに適した切断装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願発明の第1の側面は、音エネルギーを利用して対象物を切断する切断装置であって、ブレード用ホーンと、前記ブレード用ホーンに装着されたリングブレードと、第1ブースターと、第2ブースターと、電歪型振動子と、モータと、第1接点電極と、第2接点電極と、発振器を備え、前記リングブレードは、少なくとも、ダイヤモンド粒子と、金属を含み、前記第1ブースター及び前記第2ブースターが前記ブレード用ホーンを挟んで保持し、前記第1ブースターは、前記電歪型振動子が接続され、前記第1接点電極及び前記第2接点電極は、前記電歪型振動子に直接接続し、前記ブレード用ホーン、前記リングブレード、前記第1ブースター、前記第2ブースター、前記電歪型振動子、前記第1接点電極及び前記第2接点電極は、直結回転体であり、前記モータは、前記直結回転体を回転し、前記第1接点電極及び前記第2接点電極は、前記発振器が出力した正弦波の外部電力を前記電歪型振動子に直接供給し、前記電歪型振動子は、供給された外部電力を正弦波の機械的な振動に変換して前記リングブレードに伝え、前記リングブレードは、当該リングブレードに含まれる金属により前記機械的な振動によって振動して、前記ダイヤモンド粒子が振動して前記対象物を切断する。
【0007】
本願発明の第2の側面は、第1の側面の切断装置であって、リングブレードに冷却液を供給する冷却液供給器を備える。
【0008】
本願発明の第3の側面は、第1又は第2の側面の切断装置であって、前記発振器の出力は、100ワット以上である。
【0009】
本願発明の第4の側面は、音エネルギーを利用して対象物を切断する切断装置における切断方法であって、前記切断装置は、ブレード用ホーンと、前記ブレード用ホーンに装着されたリングブレードと、第1ブースターと、第2ブースターと、電歪型振動子と、モータと、第1接点電極と、第2接点電極と、発振器を備え、前記リングブレードは、少なくとも、ダイヤモンド粒子と、金属を含み、前記第1ブースター及び前記第2ブースターが前記ブレード用ホーンを挟んで保持し、前記第1ブースターは、前記電歪型振動子が接続され、前記第1接点電極及び前記第2接点電極は、前記電歪型振動子に直接接続し、前記ブレード用ホーン、前記リングブレード、前記第1ブースター、前記第2ブースター、前記電歪型振動子、前記第1接点電極及び前記第2接点電極は、直結回転体であり、前記モータが、前記直結回転体を回転し、前記第1接点電極及び前記第2接点電極が、前記発振器が出力した正弦波の外部電力を前記電歪型振動子に直接供給し、前記電歪型振動子が、供給された外部電力を正弦波の機械的な振動に変換して前記リングブレードに伝え、前記リングブレードに含まれる金属が前記機械的な振動によって振動して、前記ダイヤモンド粒子が振動して前記対象物を切断するステップを含む。
【0010】
本願発明の第5の側面は、第4の側面の切断方法であって、前記モータが前記直結回転体を回転させるときにリングブレードに冷却液を供給する冷却液供給器を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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