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公開番号2024070412
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022180884
出願日2022-11-11
発明の名称電子デバイス
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01C 19/5628 20120101AFI20240516BHJP(測定;試験)
要約【課題】動作特性の低下を抑制することのできる電子デバイスを提供すること。
【解決手段】電子デバイスは、基板と、前記基板に搭載され、前記基板に沿う第1面に沿って振動する第1振動素子を備える第1電子部品と、前記基板に搭載され、前記第1面と交差する第2面に沿って振動する第2振動素子を備える第2電子部品と、前記基板に搭載され、前記第1面および前記第2面と交差する第3面に沿って振動する第3振動素子を備える第3電子部品と、前記基板に搭載され、前記第1電子部品、前記第2電子部品および第3電子部品を覆うキャップと、を有し、動作温度範囲において前記第2振動素子および前記第3振動素子の振動周波数帯内に前記キャップの共振モードを有しない。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板に搭載され、前記基板に沿う第1面に沿って振動する第1振動素子を備える第1電子部品と、
前記基板に搭載され、前記第1面と交差する第2面に沿って振動する第2振動素子を備える第2電子部品と、
前記基板に搭載され、前記第1面および前記第2面と交差する第3面に沿って振動する第3振動素子を備える第3電子部品と、
前記基板に搭載され、前記第1電子部品、前記第2電子部品および第3電子部品を覆うキャップと、を有し、
動作温度範囲において前記第2振動素子および前記第3振動素子の振動周波数帯内に前記キャップの共振モードを有しないことを特徴とする電子デバイス。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記動作温度範囲において前記第1振動素子の振動周波数帯内に前記キャップの共振モードを有しない請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項3】
前記第1振動素子、前記第2振動素子および前記第3振動素子は、互いに振動周波数が異なる請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項4】
前記第1電子部品は、第1ベースおよび第1リッドを備え、内部に前記第1振動素子を収容する第1パッケージを有し、
前記第2電子部品は、第2ベースおよび第2リッドを備え、内部に前記第2振動素子を収容する第2パッケージを有し、
前記第3電子部品は、第3ベースおよび第3リッドを備え、内部に前記第3振動素子を収容する第3パッケージを有し、
前記キャップは、金属材料で構成され、
前記基板、前記第1ベース、前記第2ベースおよび前記第3ベースは、それぞれ、セラミック材料で構成されている請求項1に記載の電子デバイス。
【請求項5】
前記基板は、表裏関係にある第1面および第2面を有し、
前記第1面に前記第1電子部品、前記第2電子部品および前記第3電子部品が搭載され、
前記第2面に搭載された第4電子部品と、
前記基板から前記第2面側に延出するリードと、を有する請求項1に記載の電子デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子デバイスに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載された電子デバイスは、基板と、基板に実装された3つの角速度センサーと、これら3つの角速度センサーを覆うように基板に被せられたキャップと、を有する。また、各角速度センサーは、パッケージに収容された振動素子を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-046922号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、キャップの共振周波数は、温度によって変化する。そのため、特定の温度においてキャップの共振周波数が振動素子の振動周波数に接近すると、キャップと振動素子とが共鳴して振動素子に不要な振動が発生する。これにより、角速度センサーの出力が変動し、電子デバイスの特性、例えば、温度ドリフト特性が悪化する。つまり、温度によって静止時の角速度センサーからの出力が変動し易くなる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の電子デバイスは、基板と、
前記基板に搭載され、前記基板に沿う第1面に沿って振動する第1振動素子を備える第1電子部品と、
前記基板に搭載され、前記第1面と交差する第2面に沿って振動する第2振動素子を備える第2電子部品と、
前記基板に搭載され、前記第1面および前記第2面と交差する第3面に沿って振動する第3振動素子を備える第3電子部品と、
前記基板に搭載され、前記第1電子部品、前記第2電子部品および第3電子部品を覆うキャップと、を有し、
動作温度範囲において前記第2振動素子および前記第3振動素子の振動周波数帯内に前記キャップの共振モードを有しない。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る電子デバイスを示す上面図である。
図1の電子デバイスからキャップおよびモールド部を省略した上面図である。
図1の電子デバイスの下面図である。
振動素子を示す平面図である。
振動素子の駆動状態を示す模式図である。
振動素子の駆動状態を示す模式図である。
第1角速度センサーの断面図である。
第2角速度センサーの断面図である。
第3角速度センサーの断面図である。
図2中のA-A線断面図である。
角速度センサーの仕様を示す表である。
各角速度センサーの動作温度範囲とキャップの振動モードとの関係を示すグラフである。
キャップの共振モードを示す断面図である。
各角速度センサーの動作温度範囲とキャップの振動モードとの関係を示すグラフである。
第2実施形態に係る電子デバイスを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の電子デバイスを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、説明の便宜上、図4ないし図6を除く各図には、互いに直交する3軸をX軸、Y軸およびZ軸として図示している。X軸と平行な方向を「X軸方向」とも言い、Y軸と平行な方向を「Y軸方向」とも言い、Z軸と平行な方向を「Z軸方向」とも言う。また、Z軸が鉛直方向に沿っており、矢印側を「上」、反対側を「下」とも言う。また、図4ないし図6には、互いに直交する3軸をA軸、B軸およびC軸として図示している。A軸と平行な方向を「A軸方向」とも言い、B軸と平行な方向を「B軸方向」とも言い、C軸と平行な方向を「C軸方向」とも言う。なお、X、Y、Z座標系は、電子デバイスに設定されたものであり、A、B、C座標系は、角速度センサーに設定されたものである。
【0008】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る電子デバイスを示す上面図である。図2は、図1の電子デバイスからキャップおよびモールド部を省略した上面図である。図3は、図1の電子デバイスの下面図である。図4は、振動素子を示す平面図である。図5および図6は、振動素子の駆動状態を示す模式図である。図7は、第1角速度センサーの断面図である。図8は、第2角速度センサーの断面図である。図9は、第3角速度センサーの断面図である。図10は、図2中のA-A線断面図である。図11は、角速度センサーの仕様を示す表である。図12は、各角速度センサーの動作温度範囲とキャップの振動モードとの関係を示すグラフである。図13は、キャップの共振モードを示す断面図である。図14は、各角速度センサーの動作温度範囲とキャップの振動モードとの関係を示すグラフである。
【0009】
図1ないし図3に示す電子デバイス1は、QFP(Quad Flat Package)構造である。また、電子デバイス1は、基板2と、基板2の上面21に搭載された第1電子部品としての第1角速度センサー3z、第2電子部品としての第2角速度センサー3xおよび第3電子部品としての第3角速度センサー3yと、第1、第2、第3角速度センサー3z、3x、3yを覆うように基板2に被せられたキャップ10と、基板2の下面22に搭載された第4電子部品6と、基板2から延出するリード群7と、第4電子部品6をモールド封止すると共にキャップ10を基板2に接合するモールド部9と、を有する。
【0010】
≪基板2≫
基板2は、平面視形状が略正方形の板状であり、互いに表裏関係にある上面21および下面22を有する。基板2は、セラミック基板であり、アルミナ、チタニア等の各種セラミック材料で構成されている。これにより、高い耐食性と優れた機械的強度とを有する基板2となる。また、吸湿し難く耐熱性にも優れるため、例えば、電子デバイス1の製造時に加わる熱によるダメージを受け難い。なお、基板2は、例えば、所定の配線パターンが形成された複数のセラミックシート(グリーンシート)を積層し、この積層体を焼結することにより製造される。ただし、基板2は、セラミック基板に限定されず、例えば、各種半導体基板、各種ガラス基板、各種プリント基板等を用いることもできる。
(【0011】以降は省略されています)

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