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公開番号2024067468
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177572
出願日2022-11-04
発明の名称アンテナ装置及び無線通信装置
出願人FCNT合同会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H01Q 13/10 20060101AFI20240510BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】複数の周波数に対応するアンテナの実装スペースを可及的に抑制する。
【解決手段】本アンテナ装置は、第1の周波数帯で励振し、グランドに沿って配置されるアンテナと、上記グランドから上記アンテナに接続される給電線と、を備え、上記アンテナは、上記第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯で励振する第1のスロットを有し、上記給電線は、上記第1のスロットの縁から共振する周波数の電波のおおよそ五十分の一波長に相当する長さの範囲内に接続される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1の周波数帯で励振し、グランドに沿って配置されるアンテナと、
前記グランドから前記アンテナに接続される給電線と、を備え、
前記アンテナは、前記第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯で励振する第1のスロットを有し、
前記給電線は、前記第1のスロットの縁から共振する周波数の電波のおおよそ五十分の一波長に相当する長さの範囲内に接続される、
アンテナ装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記アンテナには、前記第1の周波数帯及び前記第2の周波数帯とは異なる第3の周波数帯で励振する第2のスロットがさらに形成される、
請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項3】
前記第1のスロットは、高さ方向が前記高さ方向と直交する幅方向よりも短く形成され、
前記第1のスロットと前記第2のスロットとが、前記1のスロットの前記幅方向に沿って一列に並ぶように配置される、
請求項2に記載のアンテナ装置。
【請求項4】
前記第1のスロットは、高さ方向が前記高さ方向と直交する幅方向よりも短く形成され、
前記第2のスロットが、前記第1のスロットの前記幅方向視において前記第1のスロットと重なる領域の外に配置される、
請求項2に記載のアンテナ装置。
【請求項5】
前記第2のスロットと前記グランドとが周波数調整部によって接続される、
請求項2に記載のアンテナ装置。
【請求項6】
前記周波数調整部は、コンデンサまたはインダクタを含む、
請求項5に記載のアンテナ装置。
【請求項7】
前記第2の周波数帯は、前記第1の周波数帯の逓倍の周波数帯と異なる周波数帯である、
請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項8】
前記第1の周波数帯の奇数倍の周波数のうちの第4の周波数帯と前記第2の周波数帯との差が、前記第1の周波数帯の10%以下の範囲内である、
請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項9】
前記第1のスロットは、高さ方向が前記高さ方向と直交する幅方向よりも短く形成され、
前記給電線は、前記高さ方向視において、前記第1のスロットと重なる領域に接続される、
請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項10】
請求項1から9の何れか一項に記載のアンテナ装置を実装した、
無線通信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナ装置及び無線通信装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、無線通信技術の発展に伴い、無線通信装置に各種のアンテナが用いられている(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2021/250788号
特表2007-533194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スマートフォンのような携帯端末では、WiFi(登録商標)やNFC(Near Field Communication)などの様々な無線通信システムの周波数(例えば5GHz帯)に対応するためや、第4世代移動体通信(4G)や第5世代移動体通信(5G)で追加された6GHz帯や26GHz帯など高周波帯域の周波数に対応するために複数のアンテナが備えられる。一方、このような携帯端末では、ユーザーの利便性を向上に向けた多機能化に伴う実装部品の部品点数の増加、及び、デザイン面及び大画面化からの要求に伴う狭額縁化により、アンテナ等の部品を実装する実装スペースの確保が困難となっている。このような課題は、小型化が進められる無線通信装置に共通する。
【0005】
開示の技術の1つの側面は、複数の周波数に対応するアンテナの実装スペースを可及的に抑制可能なアンテナ装置及び無線通信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の技術の1つの側面は、次のようなアンテナ装置によって例示される。本アンテナ装置は、第1の周波数帯で励振し、グランドに沿って配置されるアンテナと、上記グランドから上記アンテナに接続される給電線と、を備え、上記アンテナは、上記第1の周波数帯とは異なる第2の周波数帯で励振する第1のスロットを有し、上記給電線は、上記第1のスロットの縁から共振する周波数の電波のおおよそ五十分の一波長に相当する長さの範囲内に接続される。
【発明の効果】
【0007】
開示の技術によれば、複数の周波数に対応するアンテナの実装スペースを可及的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るスマートフォンの外観の一例を示す図である。
図2は、実施形態に係るスマートフォンのハードウェア構成の一例を示す図である。
図3は、実施形態に係るアンテナの一例を示す斜視図である。
図4は、給電位置のバリエーションを例示する第1の図である。
図5は、給電位置のバリエーションを例示する第2の図である。
図6は、給電位置を変更した場合におけるアンテナの放射効率を例示する図である。
図7は、給電位置を変更した場合におけるアンテナの反射率を例示する図である。
図8は、アンテナの特性を示すスミスチャートである。
図9は、比較例に係るアンテナの一例を示す図である。
図10は、実施形態に係るアンテナの電流分布の一例を示す図である。
図11は、比較例に係るアンテナの電流分布の一例を示す図である。
図12は、実施形態に係るアンテナの放射効率を例示する図である。
図13は、第1変形例に係るアンテナの一例を示す図である。
図14は、第1変形例に係るアンテナの電流分布の一例を示す図である。
図15は、スロットと第2スロットとの距離を変化させた場合における電流分布を例示する図である。
図16は、スロットと第2スロットのX方向における距離を変化させた場合におけるアンテナの反射率を例示する図である。
図17は、スロットと第2スロットとがZ方向視において重なる状態を例示する図である。
図18は、スロットと第2スロットとの並走距離を変化させた場合におけるアンテナの放射効率を例示する図である。
図19は、給電位置の位置を変更したアンテナの一例を示す図である。
図20は、給電位置を変更した場合におけるアンテナの放射効率を例示する図である。
図21は、第2変形例に係るアンテナの一例を示す図である。
図22は、第2変形例に係るアンテナの電流分布の一例を示す図である。
図23は、スロットと第2スロットのX方向における距離を変化させた場合におけるアンテナの反射率を例示する図である。
図24は、第3変形例に係るアンテナの一例を示す斜視図である。
図25は、接点を接続したことによるアンテナの放射効率を例示する図である。
図26は、スロットの有無による電流分布の差を例示する第1の図である。
図27は、スロットの有無による電流分布の差を例示する第2の図である。
図28は、スロットの有無による電流分布の差を例示する第3の図である。
図29は、スロットの有無によるアンテナの放射効率を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施形態>
以下、スマートフォンを例とし、図面を参照して実施形態について説明する。なお、無線通信端末、無線端末、端末、携帯電話、タブレットやスマートフォン等を総称しスマートフォンとする。図1は、実施形態に係るスマートフォン100の外観の一例を示す図である。図1では、スマートフォン100の前面側の外観が例示される。スマートフォン100は、可搬型の電子機器である。筐体110の前面にはスピーカー111、マイクロフォン112及びディスプレイ113が設けられる。図1で紙面に向かって上側が筐体110の上側であり、紙面に向かって下側が筐体110の下側であると仮定する。以下、本明細書において、筐体110の上下方向をY方向、Y方向と直交する筐体110の幅方向をX方向、筐体110の厚さ方向をZ方向とも称する。
【0010】
図2は、実施形態に係るスマートフォン100のハードウェア構成の一例を示す図である。スマートフォン100は、CPU101、主記憶部102、補助記憶部103、通信
部104、アンテナ200、スピーカー111、マイクロフォン112及びディスプレイ113、を備える。CPU101、主記憶部102、補助記憶部103、通信部104、スピーカー111、マイクロフォン112及びディスプレイ113は、接続バスB1によって相互に接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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