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公開番号2024063294
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-13
出願番号2022171094
出願日2022-10-26
発明の名称髪のうねり予防又は改善剤
出願人大正製薬株式会社
代理人
主分類A61K 8/9789 20170101AFI20240502BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】
本発明の目的は、加齢による髪のうねり予防又は改善剤、及びLPAR6産生促進剤を提供すること。
【解決手段】
発明者らは鋭意検討した結果、老化処置した毛包ケラチノサイトを用いた実験により、LPAR6が老化により減少することを見出した。そして、シャクヤク抽出物、ボタンピ抽出物、及びユリ抽出物からなる群より選択される少なくとも一種が、加齢による髪のうねりの予防又は改善剤に有効であること、LPAR6産生促進剤として使用できることを見出した。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シャクヤク抽出物、ボタンピ抽出物、及びユリ抽出物からなる群より選択される少なくとも一種を有効成分とする、加齢による髪のうねりの予防又は改善剤。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
シャクヤク抽出物、ボタンピ抽出物、及びユリ抽出物からなる群より選択される少なくとも一種を有効成分とする、LPAR6産生促進剤。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の剤を含むことを特徴とする医薬品、医薬部外品、化粧品又は飲食品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、髪のうねり予防又は改善剤、及びLPAR6産生促進剤に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
毛髪に関する悩みの一つに「髪のうねり・くせ毛」がある。毛髪の外観を美しく保つために、髪のうねりを改善するには、パーマ施術といった化学薬品を用いた方法が一般的であるが、毛髪を構成するタンパク質の立体構造を化学的に変容させるため、毛髪にダメージを与えてしまい、毛髪の強度低下や枝毛・切れ毛の発生の原因になっていた。さらに、頭皮へのダメージも生じることから、フケやかゆみ、炎症などに繋がる恐れもある。このような点から、パーマ施術に代わる髪のうねりに対する改善方法が望まれていた。
【0003】
髪のうねりは加齢とともに増加することや、髪のうねりの毛髪内部の構造観察から、毛包内における毛髪の形成過程で曲がった毛髪ができている可能性が示されている(非特許文献1)。毛包内の毛髪形状を制御する因子はいくつか知られている。LPAR6は細胞膜に局在するLPA(リゾホスファチジン酸)受容体の一つをコードしている遺伝子で、LPA遺伝子の発現はヒトにおける毛包の分化や毛髪の成長に重要な役割を担っている。LPAR6遺伝子が正常に機能している場合はまっすぐな髪の毛を作成できるが、機能低下又は機能不全の場合は髪のうねりのような毛髪異常を発症することが知られている(非特許文献2)。
【0004】
今までに、センレンシン又はその抽出物にインボルクリン発現抑制作用があり、くせ毛改善に有用であること、スベリヒユ、ブッソウゲ、グンバイナズナ、ブクリョウ、ワイルドインディゴ、ハマツゲ、ドクサンラン、サイハイランに優れたIGFBP-5発現抑制があり、毛髪形状制御に有用であることが報告されている(特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-218157号公報
特開2014-1248号公報
【非特許文献】
【0006】
長瀬忍ら 粧技誌 43, 201-208 (2009)
M Kurban et al., J Eur Acad Dermatol Venereol. 2013;27(5):545-9.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、髪のうねり予防又は改善剤、及びLPAR6産生促進剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
発明者らは鋭意検討した結果、老化処置した毛包ケラチノサイトを用いた実験により、LPAR6が老化により減少することを見出した。さらに、シャクヤク抽出物、ボタンピ抽出物、及びユリ抽出物がLPAR6産生促進作用を有し、加齢による髪のうねり予防又は改善に有効であることを見出した。
【0009】
すなわち本発明は、
(1)シャクヤク抽出物、ボタンピ抽出物、及びユリ抽出物からなる群より選択される少なくとも一種を有効成分とする、加齢による髪のうねり予防又は改善剤、
(2)シャクヤク抽出物、ボタンピ抽出物、及びユリ抽出物からなる群より選択される少なくとも一種を有効成分とする、LPAR6産生促進剤、
(3)(1)又は(2)に記載の剤を含むことを特徴とする医薬品、医薬部外品、化粧品又は飲食品、
である。
【発明の効果】
【0010】
本発明のシャクヤク抽出物、ボタンピ抽出物、又はユリ抽出物は、加齢による髪のうねりの予防又は改善に用いることができる。また、素材スクリーニング等に際してポジティブコントロールとして用いることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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