TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024062791
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170875
出願日2022-10-25
発明の名称冷凍お好み焼き
出願人日清食品ホールディングス株式会社
代理人
主分類A23L 35/00 20160101AFI20240501BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】冷凍時及び電子レンジ解凍時における、生地の厚みの低減を抑制した冷凍お好み焼きを提供することを課題とする。
【解決手段】難水溶性カルシウム塩と、湿熱処理澱粉及びリン酸架橋澱粉からなる群から選択される1種類以上の澱粉と、を含有することで、冷凍時及び電子レンジ解凍時における生地の収縮が抑えられ、厚みがありボリューム感に優れた冷凍お好み焼きを提供することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
穀粉類と、難水溶性カルシウム塩と、湿熱処理澱粉及びリン酸架橋澱粉からなる群から選択される1種類以上の澱粉と、を含む、冷凍お好み焼き。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記穀粉類100重量部に対して、前記難水溶性カルシウム塩を1~20重量部含有し、かつ前記湿熱処理澱粉及びリン酸架橋澱粉からなる群から選択される1種類以上の澱粉を4~24重量部含有する、請求項1記載の冷凍お好み焼き。
【請求項3】
前記難水溶性カルシウム塩の主成分が炭酸カルシウムである、請求項1又は2記載の冷凍お好み焼き。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷凍お好み焼きに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
お好み焼きは、店や家庭で手作りされ、人気の高い食べ物である。近年では、冷凍したお好み焼きが流通しており、電子レンジ調理等の再加熱により簡単に喫食することができる。工業的に冷凍お好み焼きを製造する方法としては、生地と具材を別個に調整し、生地とキャベツ等の具材とを一食毎に攪拌して混合した後、コンベア上に配置された鉄板上に生地具材混合物を充填し、移送しながら鉄板を加熱することで焼成した後、焼成したお好み焼きを凍結装置にて冷凍する方法が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、冷凍お好み焼きは、冷凍時及び電子レンジでの調理解凍時に厚みが収縮するため、製造直後のような厚みや食感を維持できないといった課題があった。製造時のお好み焼きの厚みと食感を向上させる方法としては、お好み焼きミックスに湿熱処理小麦粉を添加する技術が開示されている(特許文献2参照)。
【0004】
また、電子レンジ調理時の保形性と食感が良好なお好み焼きとして、特許文献3に記載されているようなアセチル化ワキシ―澱粉や架橋処理ワキシ―澱粉とキサンタンガムを添加する技術が開示されている(特許文献3参照)。
【0005】
さらに、電子レンジ調理時に厚みを維持できるお好み焼きの製造方法として、卵白液にアルギン酸プロピレングリコールエステルを添加して作製したメレンゲを配合する技術も開示されている(特許文献4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平7―31548号公報
特許第5069887号公報
特許第3606677号公報
特開2019―176807号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、冷凍時及び電子レンジ解凍時における、生地の厚みの低減を抑制した冷凍お好み焼きを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
発明者等は、上記課題について、冷凍お好み焼きを電子レンジで再加熱した場合であっても、厚みと食感を維持する方法がないか検討を行った。そして、炭酸カルシウムに湿熱処理澱粉又はリン酸架橋澱粉を組み合わせて用いることで、冷凍時及び電子レンジ解凍時における厚みの低減を抑制できることを新たに見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
上記課題解決のため、本発明は、穀粉類100重量部に対して、難水溶性カルシウム塩1~20重量部と、湿熱処理澱粉及び/又はリン酸架橋澱粉を4~24重量部と、を含有する、冷凍お好み焼きであることを特徴とする。また、難水溶性カルシウム塩の主成分が炭酸カルシウムであることが好ましい。
【0010】
当該構成によれば、アセチル化澱粉や酸化澱粉などの他の加工澱粉に比べて高いゲル化能を有する、湿熱処理澱粉又はリン酸架橋澱粉を用いることで、生地の保形性が向上し、冷凍時及び電子レンジ解凍時のお好み焼きの厚みの低減を抑制することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
食品
1か月前
個人
無塩美味しょうゆ
3か月前
個人
ドッグフード
3か月前
個人
甘草抽出物
2か月前
池田食研株式会社
風味付与剤
2か月前
株式会社金虎
燻製装置
2か月前
池田食研株式会社
風味付与剤
1か月前
アサヒ飲料株式会社
飲料
1か月前
アサヒ飲料株式会社
飲料
1か月前
アサヒ飲料株式会社
飲料
1か月前
ダイニチ工業株式会社
焙煎装置
6日前
個人
発酵食品の製造方法
4か月前
曽田香料株式会社
果実感増強剤
1か月前
昭和産業株式会社
小麦粉
2か月前
アサヒ飲料株式会社
飲料
1か月前
個人
機能性食カルシウム食パン。
5か月前
不二製油株式会社
チョコレート類
2か月前
個人
柿・桃の葉、抹茶十薬飲料。
2か月前
株式会社バリバ
経口組成物
9日前
池田食研株式会社
風味付与増強剤
1か月前
北勝商事株式会社
ヘルスビタミン
2か月前
森永製菓株式会社
ゼリー食品
3か月前
竹下産業株式会社
海苔製造機
4か月前
池田食研株式会社
乳化処理柑橘果汁
5か月前
オリザ油化株式会社
感冒症状抑制剤
4か月前
築野グループ株式会社
組成物
19日前
亀田製菓株式会社
食品組成物
4か月前
長谷川香料株式会社
香味付与組成物
2か月前
池田食研株式会社
甘草臭の低減方法
2か月前
森永製菓株式会社
油脂性菓子
2か月前
森永製菓株式会社
ゼリー食品
3か月前
北勝商事株式会社
北勝ハーブミックス
3か月前
池田食研株式会社
アルコール感付与剤
1か月前
株式会社和田機械
ペースト絞り出し機
3か月前
株式会社オーツボ
海苔製造装置
2か月前
薬糧開発株式会社
サプリメント
2日前
続きを見る