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公開番号2024061829
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-08
出願番号2024039363,2022579879
出願日2024-03-13,2021-06-24
発明の名称蛍光薬剤用内視鏡照明システム
出願人HOYA株式会社
代理人個人,個人
主分類A61B 1/07 20060101AFI20240426BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】撮像および治療の両方に使用できる内視鏡用の照明装置を提供する。
【解決手段】出力光を出力するための照明装置が提供され、660nm~699nmの第1の範囲に第1のピーク波長を有する第1の光を放射するように構成された第1の光源と、689nm~705nmの第2の範囲に第2のピーク波長を有する第2の光を放射するように構成された第2の光源と、を含み、第2のピーク波長は、第1のピーク波長よりも少なくとも5nm大きく、第2の光源は、第1の光源とは独立してオンおよびオフが切り替えられるように構成され、装置は、第2の光源がオフに切り替えられている場合には第1の光を出力光として出力し、第2の光源がオンに切り替えられている場合には第1の光および第2の光を出力光として出力するように構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
出力光を出力するための照明装置であって、
660nm~699nmの第1の範囲に第1のピーク波長を有する第1の光を放射するように構成された第1の光源と、
689nm~705nmの第2の範囲に第2のピーク波長を有する第2の光を放射するように構成された第2の光源と、を含み、
前記第2のピーク波長は、前記第1のピーク波長よりも少なくとも5nm大きく、
前記第2の光源は、前記第1の光源とは独立してオンおよびオフが切り替えられるように構成され、
前記装置は、前記第2の光源がオフに切り替えられている場合には前記第1の光を前記出力光として出力し、前記第2の光源がオンに切り替えられている場合には前記第1の光および前記第2の光を前記出力光として出力するように構成される、照明装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第1の光源からの前記第1の光と前記第2の光源からの前記第2の光とを合成して前記出力光を出力するように構成された第1のコンバイナをさらに含む、
請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
出力光を出力するための照明装置であって、
660nm~700nmの第1の範囲に第1のピーク波長を有する第1の光を放射するように構成された第1の光源と、
所定の波長よりも小さい波長の光を通過させ、前記所定の波長よりも大きい波長の光を遮断するように構成された第1のフィルタと、
前記第1の光源からの前記第1の光の光路上にあって、前記装置が前記第1のフィルタによりフィルタリングされた前記第1の光を前記出力光として出力するように構成される第1の位置と、前記装置が前記出力光として680nm~720nmの波長範囲のいずれかの波長の光強度の30%を超える光強度をフィルタリング除去するフィルタを通過することなく前記第1の光を出力するように構成される第2の位置との間で、前記第1のフィルタを移動させるように構成された移動装置と、を含み、
前記所定の波長は689nm~700nmの範囲内であり、
前記所定の波長よりも大きい波長における前記第1の光の強度は、前記ピーク波長における前記第1の光の強度の少なくとも50%である、照明装置。
【請求項4】
白色光を放射するように構成された白色光源と、
前記出力光が前記白色光を含むように、前記白色光源からの前記白色光を合成するように構成された白色光コンバイナと、をさらに含み、
前記白色光源は、前記第1の光源から、および利用可能であれば前記第2の光源から独立してオンおよびオフに切り替えられるように構成される、
請求項1から3のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項5】
前記白色光コンバイナは、前記第1のコンバイナと一体である、請求項2に従属する請求項4に記載の照明装置。
【請求項6】
前記第1の光コンバイナの少なくとも1つは、少なくとも1つのダイクロイック反射界面を含む、
請求項2、4、および5のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項7】
撮像システムであって、
請求項1から6のいずれか一項に記載の前記照明装置と、
前記照明装置からの前記出力光によってシーンが照明されている場合には、前記シーンを第1の撮像面上に撮像するように構成された撮像装置と、を含む、撮像システム。
【請求項8】
前記撮像装置は、
予め設定された波長よりも小さい波長を有する前記シーンからの光を前記第1の撮像面に到達しないように遮断し、かつ、前記予め設定された波長よりも大きい波長を有する前記シーンからの光を前記第1の撮像面に到達するように通過させるように構成された励起光カットフィルタを含み、
前記予め設定された波長は690nm~700nmの範囲内である、請求項7に記載の撮像システム。
【請求項9】
前記第1の撮像面に配置された第1の撮像素子をさらに含む、
請求項7または8に記載の撮像システム。
【請求項10】
前記予め設定された波長よりも大きい波長を有する前記シーンからの前記光が前記撮像面に到達し、かつ、最小波長よりも短い波長を有する他の光が前記第1の撮像面とは異なる第2の撮像面に到達するように、前記シーンからの前記光を分割するように構成されたさらなるダイクロイックミラーと、
前記第2の撮像面に配置された第2の撮像素子と、をさらに含み、
前記撮像装置が前記励起光カットフィルタを含む場合には、前記励起光カットフィルタは、前記最小波長よりも小さい波長を有する光を通過させるように構成され、
前記最小波長は前記予め設定された波長よりも少なくとも20nm小さい、
請求項9に記載の撮像システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蛍光薬剤用内視鏡照明システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
NIR-PIT(近赤外光免疫療法)は、新たな癌治療として期待されている。NIR-PIT用薬剤は、光反応器であるIRDye700DX(以下、IR700)とのコンジュゲート構造と抗体医薬を有する。薬物の主な機能は、分子標的治療のための薬物送達システム(DDS)、自己蛍光(510nm)に対する十分な分化を伴う蛍光撮像、および治療である(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6704485/を参照)。
【0003】
IR700の励起および発光特性を図1に示す。グラフが示すように、励起感度(λp,ex=689nmでの最大励起感度)と蛍光の発光(λp,em=699nm)のピーク波長は非常に近い。
【0004】
励起光によって励起されるIR700からの蛍光によってシーンを撮像しようとする場合、励起光は放射される蛍光に近い波長を有するべきである。しかしながら、このような励起光は蛍光による撮像を乱す。撮像システムが多くの励起光なしに十分な蛍光信号を得るようにこれら2つの光を分離することは困難である。
【0005】
一方、治療的な使用のためには、IR700のピーク励起波長(689nm)およびピーク励起波長付近の数nmにおける50J/cm2などの高い比エネルギー蓄積が必要である。そうでなければ、治療反応に長時間を要することがある。
【0006】
撮像および治療が単一の内視鏡によって実行される場合には、撮像および治療使用の要件は互いに矛盾する。
【0007】
CIE1931は、電磁可視スペクトルの波長分布と人間の色覚における生理学的に知覚される色とを結び付ける。図2は、CIE1931(people.cs.clemson.eduから取得したx-y平面)による色域を示す。中央の領域(色の表記なし)は、白っぽい光を示す。色域の境界の数字は、それぞれのスペクトルクリーン光の波長(nm)を示す。白色光は、座標x=1/3、y=1/3、およびz=1/3を有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、従来技術を改善することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、IR700からの蛍光に基づく撮像と、例えば癌治療のためのIR700の治療的使用との両方を可能にする改善された照明システムを提供する。
【0010】
出力光を出力するための照明装置が提供され、660nm~699nmの第1の範囲に第1のピーク波長を有する第1の光を放射するように構成された第1の光源と、689nm~705nmの第2の範囲に第2のピーク波長を有する第2の光を放射するように構成された第2の光源と、を含み、第2のピーク波長は、第1のピーク波長よりも少なくとも5nm大きく、第2の光源は、第1の光源とは独立してオンおよびオフが切り替えられるように構成され、装置は、第2の光源がオフに切り替えられている場合には第1の光を出力光として出力し、第2の光源がオンに切り替えられている場合には第1の光および第2の光を出力光として出力するように構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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