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公開番号2024061518
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022169509
出願日2022-10-21
発明の名称ラミネート型電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 50/131 20210101AFI20240425BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池要素の温度が上昇した場合であっても燃焼を抑制することができるラミネート型電池の提供。
【解決手段】電池要素と、電池要素を覆って封入するラミネート外装体2と、ラミネート外装体2の少なくとも一部を覆うように設けられた脱酸素材料含有層6Aと、を有するラミネート型電池10A。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電池要素と、
前記電池要素を覆って封入するラミネート外装体と、
前記ラミネート外装体の少なくとも一部を覆うように設けられた脱酸素材料含有層と、
を有するラミネート型電池。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記ラミネート外装体は、内面同士が融着したラミネート融着部を有し、
前記脱酸素材料含有層は、前記ラミネート融着部を少なくとも覆うように設けられた、請求項1に記載のラミネート型電池。
【請求項3】
前記脱酸素材料含有層が、前記ラミネート外装体の外周面全面を覆うように設けられた、請求項2に記載のラミネート型電池。
【請求項4】
前記脱酸素材料含有層に含まれる脱酸素材料がカーボンである、請求項1に記載のラミネート型電池。
【請求項5】
前記脱酸素材料含有層がカーボンシートであり、前記カーボンシートにより前記ラミネート外装体の外周面全面が覆われた、請求項1に記載のラミネート型電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ラミネート型電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電池要素がラミネート外装体に封入されたラミネート型電池では、電池要素の温度が異常な高温にまで上昇した場合を想定して、温度上昇時の安全性向上が求められている。
例えば、特許文献1には「蓄電デバイスの内部ガス放出口の外側に設置される蓄電デバイスの発火防止装置であって、通気性を有するケーシングに前記蓄電デバイスの内部ガス放出口から吐出する可燃性ガスの発火及び/又は火炎の抑制剤を充填した、蓄電デバイスの発火防止装置」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-89885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電池要素がラミネート外装体に封入されたラミネート型電池では、電池要素の温度が異常な高温にまで上昇した場合を想定して、温度上昇時の安全性向上が求められている。
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、電池要素の温度が上昇した場合であっても燃焼を抑制することができるラミネート型電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
<1>
電池要素と、
前記電池要素を覆って封入するラミネート外装体と、
前記ラミネート外装体の少なくとも一部を覆うように設けられた脱酸素材料含有層と、
を有するラミネート型電池。
<2>
前記ラミネート外装体は、内面同士が融着したラミネート融着部を有し、
前記脱酸素材料含有層は、前記ラミネート融着部を少なくとも覆うように設けられた、<1>に記載のラミネート型電池。
<3>
前記脱酸素材料含有層が、前記ラミネート外装体の外周面全面を覆うように設けられた、<2>に記載のラミネート型電池。
<4>
前記脱酸素材料含有層に含まれる脱酸素材料がカーボンである、<1>~<3>のいずれか1項に記載のラミネート型電池。
<5>
前記脱酸素材料含有層がカーボンシートであり、前記カーボンシートにより前記ラミネート外装体の外周面全面が覆われた、<1>~<4>のいずれか1項に記載のラミネート型電池。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、電池要素の温度が上昇した場合であっても燃焼を抑制することができるラミネート型電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施形態に係るラミネート型電池を例示する概略斜視図である。
第1の実施形態に係るラミネート型電池において、ラミネート外装体の外周面全面を覆うように脱酸素材料含有層を設ける方法を説明する概略斜視図である。
第2の実施形態に係るラミネート型電池を例示する概略斜視図である。
実施例における試験装置の構成を示す断面図である。
比較例における試験装置の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示に係るラミネート型電池について詳細に説明する。
【0009】
本実施形態に係るラミネート型電池は、電池要素と、電池要素を覆って封入するラミネート外装体と、ラミネート外装体の少なくとも一部を覆うように設けられた脱酸素材料含有層と、を有する。
【0010】
本実施形態によれば、電池要素の温度が上昇した場合であっても燃焼を抑制することができる。この効果が奏される理由は、以下のように推察される。
(【0011】以降は省略されています)

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