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公開番号2024072126
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-27
出願番号2022182809
出願日2022-11-15
発明の名称継電器
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01H 50/32 20060101AFI20240520BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】優れた制振効果を有する継電器を提供する。
【解決手段】固定鉄心31と、固定鉄心31に対して近接及び離間方向へ移動することにより、固定接点21に対して可動接点22を接離させる可動鉄心32と、固定鉄心31と可動鉄心32との間に設けられ、可動鉄心32を固定鉄心31から離間する方向へ付勢して固定接点21から可動接点22を引き離す接点切り離し用バネ33と、を有し、可動鉄心32は、ダイナミックダンパ41を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
固定鉄心と、
前記固定鉄心に対して近接及び離間方向へ移動することにより、固定接点に対して可動接点を接離させる可動鉄心と、
前記固定鉄心と前記可動鉄心との間に設けられ、前記可動鉄心を前記固定鉄心から離間する方向へ付勢して前記固定接点から前記可動接点を引き離す接点切り離し用バネと、
を有し、
前記可動鉄心は、ダイナミックダンパを備える、
継電器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、継電器に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、バッテリとＤＣ－ＤＣコンバータとを接続状態と遮断状態とに切り替えるリレーが設けられた電源装置が示されている。この電源装置に設けられたリレーは、コイルへの通電／非通電に応じて可動接点が移動することで、接続状態のときには可動接点が固定接点に接触し、遮断状態のときには可動接点が固定接点から離れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－１６２７１０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、往復移動可能に支持された可動鉄心をバネによって付勢した構造のリレーは、質量物である可動鉄心の質量とバネのばね定数とで決まる固有振動数を有している。このような固有振動数を有する可動鉄心を備えたリレーでは、共振倍率を低減させて制振効果を得ることが難しかった。
【０００５】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、優れた制振効果を有する継電器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明の継電器は、
固定鉄心と、
前記固定鉄心に対して近接及び離間方向へ移動することにより、固定接点に対して可動接点を接離させる可動鉄心と、
前記固定鉄心と前記可動鉄心との間に設けられ、前記可動鉄心を前記固定鉄心から離間する方向へ付勢して前記固定接点から前記可動接点を引き離す接点切り離し用バネと、
を有し、
前記可動鉄心は、ダイナミックダンパを備える。
【０００７】
この構成の継電器によれば、可動鉄心にダイナミックダンパを設け、可動鉄心の振動特性を、継電器の振動特性に合わせてダイナミックダンパ化して共振倍率を低減させることができる。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、優れた制振効果を有する継電器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本実施形態に係る継電器を備えた電源装置の概略構成図である。
本実施形態に係る継電器の概略構成図である。
継電器の振動特性を示すグラフである。
電源装置における振動要求仕様を示すグラフである。
継電器における振動要求仕様を示すグラフである。
可動鉄心の振動特性を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図１は、本実施形態に係る継電器を備えた電源装置の概略構成図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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