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公開番号2024071938
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-27
出願番号2022182466
出願日2022-11-15
発明の名称制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60L 1/00 20060101AFI20240520BHJP(車両一般)
要約【課題】推定走行距離の電費をより適正に予測する。
【解決手段】制御装置は、走行用のモータ、補機、モータと補機とに電力を供給するバッテリと共に自動車に搭載される。制御装置は、自動車のシステム起動後に、(A)~(C)を実行する。(A)制御装置は、バッテリから出力される電力を用いて補機の消費電力を算出する。(B)制御装置は、補機の消費電力と推定走行時間と推定走行距離とを用いて補機電費を推定する。(C)補機電費と学習結果による走行学習電費とを用いて推定走行距離の電費を予測する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
走行用のモータ、補機、前記モータと前記補機とに電力を供給するバッテリと共に自動車に搭載される制御装置であって、
前記自動車のシステム起動後に、
前記制御装置は、
(A)前記バッテリから出力される電力を用いて前記補機の消費電力を算出し、
(B)前記補機の消費電力と推定走行時間と推定走行距離とを用いて補機電費を推定し、
(C)前記補機電費と学習結果による走行学習電費とを用いて推定走行距離の電費を予測する、
ことを特徴とする制御装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
請求項1記載の制御装置であって、
前記自動車は、前記バッテリから電力の供給を受ける空調装置を搭載し、
前記制御装置は、前記バッテリから出力される電力と前記空調装置の消費電力とを用いて前記補機の消費電力を算出する、
制御装置。
【請求項3】
請求項1記載の制御装置であって、
前記自動車は、エンジンと、前記エンジンの動力を用いて発電する発電機とを備え、
前記制御装置は、前記自動車のシステム起動後に前記エンジンを始動するときには、前記バッテリから出力される電力と前記発電機の発電電力とを用いて前記補機の消費電力を算出する、
制御装置。
【請求項4】
請求項1記載の制御装置であって、
前記制御装置は、前記走行学習電費と、学習結果による補機学習電費と、位置エネルギー補正値とを用いて前記推定走行距離の電費を予測する、
制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置に関し、詳しくは、モータや空調装置、補機、バッテリなどと共に自動車に搭載される制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
この種の制御装置としては、車両の電費や電池残量に基づいて走行が可能な距離を演算するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この制御装置は、走行抵抗から勾配の抵抗を除いた値により平坦路の電費を演算し、平坦路の電費と電池残量とに基づいて平坦路の走行可能距離を演算する。そして、制御装置は、走行可能距離と平坦路の走行可能距離とを表示部に表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-064329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自動車の電費は、バッテリから電力が供給される空調装置や補機の消費電力による影響が大きく反映される。特に、駆動している補機の数や駆動している補機の駆動状態が異なると、補機の消費電力は大きく異なるものとなる。このため、補機の消費電力をより正確に演算することによって自動車の電費をより適正に予測することができるようになる。
【0005】
本開示の制御装置は、推定走行距離の電費をより適正に予測することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の制御装置は、
走行用のモータ、補機、前記モータと前記補機とに電力を供給するバッテリと共に自動車に搭載される制御装置であって、
前記自動車のシステム起動後に、
前記制御装置は、
(A)前記バッテリから出力される電力を用いて前記補機の消費電力を算出し、
(B)前記補機の消費電力と推定走行時間と推定走行距離とを用いて補機電費を推定し、
(C)前記補機電費と学習結果による走行学習電費とを用いて推定走行距離の電費を予測する、
ことを特徴とする。
【0008】
本開示の制御装置は、走行用のモータ、補機、モータと空調装置と補機とに電力を供給するバッテリと共に自動車に搭載される。自動車のシステム起動後に、制御装置は、バッテリから出力される電力を用いて補機の消費電力を算出する。次に、制御装置は、補機の消費電力と推定走行時間と推定走行距離とを用いて補機電費を推定する。さらに、制御装置は、補機電費と学習結果による走行学習電費とを用いて推定走行距離の電費を予測する。このように、自動車のシステム起動後の補機の消費電力を用いて補機電費を推定するから、推定走行距離の電費をより適正に予測することができる。なお、走行学習電費は、過去に演算した走行電費を用いて機械学習によって演算したり、新たな走行電費とそれまでの学習結果の走行学習電費に重みを付けて演算することができる。本開示では、「電費」は単位走行距離当たりの使用電力量を意味するものとした。
【0009】
本開示の制御装置において、前記自動車は前記バッテリから電力の供給を受ける空調装置を搭載し、前記制御装置は前記バッテリから出力される電力と前記空調装置の消費電力とを用いて前記補機の消費電力を算出するものとしてもよい。空調装置を搭載する自動車では、空調装置の消費電力を考慮することにより、より適正に補機の消費電力を算出することができ、より適正に推定走行距離の電費を予測することができる。
【0010】
本開示の制御装置において、前記自動車は、エンジンと、前記エンジンの動力を用いて発電する発電機とを備え、前記自動車のシステム起動後に前記エンジンを始動するときには、前記制御装置は前記バッテリから出力される電力と前記発電機の発電電力とを用いて前記補機の消費電力を算出するものとしてもよい。こうすれば、自動車のシステム起動時にエンジンを始動する場合でも、より適正に補機の消費電力を算出することができる。なお、空調装置を搭載する自動車では、空調装置の消費電力も用いて補機の消費電力を算出するのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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