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公開番号2024061494
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022169473
出願日2022-10-21
発明の名称シート搬送ローラ用ゴム組成物およびシート搬送ローラ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人
主分類C08L 9/00 20060101AFI20240425BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】高い摩擦係数を有するシート搬送ローラおよびそのローラ本体を形成するためのゴム組成物を提供する。
【解決手段】本発明のシート搬送ローラ用ゴム組成物は、ジエン系ゴムを含むゴム成分と、ロジンおよび/またはロジン誘導体とを含有することを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ジエン系ゴムを含むゴム成分と、ロジンおよび/またはロジン誘導体とを含有することを特徴とするシート搬送ローラ用ゴム組成物。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記ゴム成分中のジエン系ゴムの含有率が、50質量%以上である請求項1に記載のシート搬送ローラ用ゴム組成物。
【請求項3】
前記ジエン系ゴムが、イソプレンゴムおよび/または天然ゴムである請求項1に記載のシート搬送ローラ用ゴム組成物。
【請求項4】
前記ゴム成分は、さらに、非ジエン系ゴムとしてエチレン・α-オレフィン共重合体を50質量%未満含む請求項1に記載のシート搬送ローラ用ゴム組成物。
【請求項5】
前記ゴム成分100質量部に対して、前記ロジンおよび/またはロジン誘導体を1質量部~15質量部含有する請求項1に記載のシート搬送ローラ用ゴム組成物。
【請求項6】
前記シートは、枚葉紙である請求項1に記載のシート搬送ローラ用ゴム組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載のシート搬送ローラ用ゴム組成物を硬化して得られたことを特徴とするシート搬送ローラ。
【請求項8】
ジエン系ゴムを含むゴム成分と、ロジンおよび/またはロジン誘導体とを、ロジンおよび/またはロジン誘導体の軟化点以上の温度で混錬して混錬物を得る第1工程を有することを特徴とするシート搬送ローラ用ゴム組成物の製造方法。
【請求項9】
前記混錬物に加硫剤を混合する第2工程を有する請求項8に記載のシート搬送ローラ用ゴム組成物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート搬送ローラ用ゴム組成物およびこれを用いて形成されたシート搬送ローラに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プリンタなどのOA機器の紙送りローラは、その摩擦係数、耐環境性能(耐オゾン等)、コストの面で、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)製のローラが多く使用されている。プリンタ等で使用される紙の種類が多岐にわたるようになり、ローラに対しては高い摩擦係数が要求される場合がある。そのためEPDMにオイル等を加えて低硬度化して摩擦係数を上げたり、またイソプレンゴム(IR)をブレンドしたりすることで摩擦係数を上げるなどの工夫がなされている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ローラのローラ本体を形成するためのゴム組成物であって、少なくともエチレンプロピレンジエンゴムを含むゴム、前記ゴムの総量100質量部あたり20質量部以下のフィラー、および前記ゴムの総量100質量部あたり2.5質量部以上の過酸化物架橋剤を含み、前記エチレンプロピレンジエンゴムは、エチレン含量が55%以上、72%以下の非油展エチレンプロピレンジエンゴムと、油展エチレンプロピレンジエンゴムであり、前記非油展エチレンプロピレンジエンゴムの割合は、前記ゴムの総量100質量部中の20質量部以上、80質量部以下であるゴム組成物が開示されている。また、前記ゴムにさらにIRをブレンドすることが開示されている。
【0004】
特許文献2には、ローラ本体を含み、前記ローラ本体は、イソプレンゴムおよび天然ゴムからなる群より選ばれた少なくとも1種のイソプレン系ゴム(ただし、エポキシ化天然ゴムを除く)をゴムの総量100質量部中に55質量部以上の割合で含むゴム組成物の架橋物からなる紙送りローラが開示されている。
【0005】
特許文献3には、ロジン物質の有機溶媒液からなることを特徴とするエラストマーローラの処理剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-02271号公報
特開2021-91549号公報
特開平7-268313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記したように、プリンタなどのOA機器の紙送りローラは、高い摩擦係数を有することが要求されている。また、帳票類のスキャナやソートを行う書類処理装置に使用される枚葉類搬送用のローラは、高速で多様な枚葉類を送り出すため、摩耗しやすく、摩耗した状態でも高い摩擦係数の維持が要求されている。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、摩擦係数が高いシート搬送ローラおよびそのローラを形成するためのゴム組成物を提供することを課題とする。さらに、本発明は、シート搬送ローラ用ゴム組成物の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決することができた、本発明のシート搬送ローラ用ゴム組成物は、ジエン系ゴムを含むゴム成分と、ロジンおよび/またはロジン誘導体とを含有することを特徴とする。
【0010】
本発明には、本発明のシート搬送ローラ用ゴム組成物を硬化させて得られるシート搬送ローラが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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