TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024061130
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168863
出願日2022-10-21
発明の名称配線基板及びその製造方法
出願人イビデン株式会社
代理人個人,個人
主分類H05K 3/34 20060101AFI20240425BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】半田バンプのリフロー時におけるウィッキングを抑える技術を提供する。
【解決手段】本開示の配線基板10の製造方法は、配線基板10を覆うマスク20の複数の貫通孔21に半田めっき16Aが充填されて配線基板10上の複数の半田バンプ16が形成されてからマスク20が取り除かれる製造方法であり、マスク20が取り除かれる前に、複数の半田バンプ16の頂部が平面加工される。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
配線基板を覆うマスクの複数の貫通孔に半田が充填されて前記配線基板上の複数の半田バンプが形成されてから前記マスクが取り除かれる配線基板の製造方法において、
前記マスクが取り除かれる前に、前記複数の半田バンプの頂部が平面加工される平面加工工程を有する。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
請求項1に記載の配線基板の製造方法において、
前記平面加工工程で、前記複数の半田バンプの頂部は、前記マスクの表面と一緒に研削又は切削される。
【請求項3】
請求項1に記載の配線基板の製造方法において、
前記複数の貫通孔に充填される半田がリフローされて固化し、上面が表面張力により膨出した形状に前記複数の半田バンプが形成されるリフロー工程を有し、
前記平面加工工程では、各前記半田バンプの膨出する上面のうち外縁部より内側が平面加工される。
【請求項4】
請求項1に記載の配線基板の製造方法において、
配線基板の最外層の導電層の上にソルダーレジスト層が積層されてからその上に追加樹脂層が積層され、それらソルダーレジスト層と追加樹脂層とに合わせて前記複数の貫通孔が形成されて複数のパッドが形成されると共に、前記追加樹脂層が前記複数のパッドに対応する前記複数の貫通孔を有する前記マスクになる穿孔工程を有する。
【請求項5】
複数の半田バンプを備える配線基板であって、
前記複数の半田バンプのうち配線基板の外面から突出する半田バンプ本体部は、円柱状をなし、
先端面が平坦な加工面をなし、
先端部の外周面が、先方に向かうに従って縮径する傾斜面になっている。
【請求項6】
請求項5に記載の配線基板であって、
前記半田バンプ本体部の外周面のうち先端部の下方には、前記傾斜面と連続する円筒面が備えられている。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の半田バンプを有する配線基板及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の配線基板の製造方法として、フラッタニング処理にて複数の半田バンプが加圧されて頂部を平面加工される製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-223065号公報(段落[0009],図2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の製造方法で製造される配線基板の複数の半田バンプは、リフローされる際にウィッキングし易いという問題がある。これに対し、ウィッキングを抑える技術の開発が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためになされた配線基板の製造方法は、配線基板を覆うマスクの複数の貫通孔に半田が充填されて前記配線基板上の複数の半田バンプが形成されてから前記マスクが取り除かれる配線基板の製造方法において、前記マスクが取り除かれる前に、前記複数の半田バンプの頂部が平面加工される平面加工工程を有する。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の配線基板の製造方法では、複数の半田バンプは、マスクの複数の貫通孔に収まり、側方への変形を規制された状態で頂部を平面加工される。これにより、従来の製造方法で生じる半田バンプの側方への膨みが抑えられ、駄肉が少ない半田バンプの形成が可能になる。そして、半田バンプの駄肉が少なくなることで、従来よりウィッキングが抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の第1実施形態に係る配線基板の拡大断面図
半田バンプの拡大断面図
半田バンプの拡大断面図
(A)ソルダーレジスト積層工程の配線基板の断面図、(B)開口形成工程の配線基板の断面図
(A)マスク層積層工程の配線基板の断面図、(B)穿孔工程の配線基板の断面図
(A)クリーム半田充填工程の配線基板の断面図、(B)リフロー工程の配線基板の断面図
(A)平面加工工程の配線基板の断面図、(B)マスク層除去工程の配線基板の断面図
CMP研磨機及び平面加工工程の配線基板の概念図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図8を参照して、本開示の一実施形態について説明する。図1には、本実施形態の配線基板10における実装面近傍の一部のみが拡大して示されている。この配線基板10は、例えば導電層12と絶縁層13とが交互に積層される多層配線基板(図1には1つの導電層12と1つの絶縁層13のみが示されている)であって、実装面をソルダーレジスト層11で覆われている。また、ソルダーレジスト層11には、複数の開口部15が形成され、導電層12のうち複数の開口部15内に位置する部位が複数のパッド14になっている。そして、一部複数のパッド14上に半田バンプ16が形成されている(図1には、半田バンプ16を備えていないパッド14は省略されている)。
【0009】
なお、本実施形態の配線基板10は、半田バンプ16を有しないパッド14を備えているが、そのようなパッド14を備えていなくもよい。
【0010】
図2(A)には、本実施形態の配線基板10が有する複数の半田バンプ16の形状の代表例が示されている。半田バンプ16は、円柱体の先端部が僅かに先細りになった形状をなしている。具体的には、半田バンプ16は、ソルダーレジスト層11から突出している半田バンプ本体部16Hと、開口部15内に位置している半田バンプ基礎部16Bとからなり、半田バンプ本体部16Hの高さは、半田バンプ基礎部16Bの高さの、例えば、1.5~3倍程度になっている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

シャープ株式会社
装置
3日前
株式会社カネカ
製造システム
1か月前
コーセル株式会社
部品ホルダ
15日前
中部電力株式会社
ホルダ
1か月前
東レ株式会社
配線付き基材の製造方法
17日前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
株式会社ヤナギヤ
ジュール加熱鍋
1か月前
個人
電流駆動型素子の電流制御器
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
4日前
日本電気株式会社
電子機器
1か月前
リンナイ株式会社
加熱調理器
1か月前
レボックス株式会社
照明装置
9日前
レボックス株式会社
光源装置
9日前
レボックス株式会社
照明装置
9日前
日東電工株式会社
配線回路基板
1か月前
キヤノン株式会社
有機発光素子
1か月前
コックス株式会社
自動点灯制御一体化ランプ
1か月前
日東電工株式会社
集合体シート
1か月前
星和電機株式会社
シート状電波吸収体
23日前
株式会社デンソー
回路基板
1か月前
株式会社クラベ
ヒータユニット及びその応用品
1か月前
株式会社ベスト
照明装置用センサ
29日前
株式会社ルミカ
発光具
8日前
キヤノン株式会社
回路基板、画像形成装置
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板の製造方法
4日前
矢崎総業株式会社
配線基板
9日前
東芝ライテック株式会社
照明システム
1か月前
イビデン株式会社
配線基板の製造方法
1か月前
株式会社デンソー
電池監視装置
1か月前
東芝ライテック株式会社
照明システム
1か月前
矢崎総業株式会社
電子装置
7日前
星和電機株式会社
照明制御・状態監視システム
14日前
ニデック株式会社
電子機器
1か月前
株式会社アイシン
ケース仮保持具
1か月前
ニデック株式会社
電子機器
1か月前
続きを見る