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公開番号2024058629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2023175899
出願日2023-10-11
発明の名称グリセリルアスコルビン酸誘導体含有化粧料
出願人株式会社成和化成
代理人
主分類A61K 8/67 20060101AFI20240418BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 2-O-アルキル-3-O-グリセリルアスコルビン酸及び/又は2-O-グリセリル-3-O-アルキルアスコルビン酸であり、アルキル基がテトラデシル基もしくはヘキサデシル基であるアスコルビン酸誘導体又はそれらの塩を含有する化粧料において、肌なじみのよさやきしみのなさといった優れた使用感を有し、保存中においても経時的な粘度変化が少ないジェル状又はジェルクリーム状の化粧料を提供する。
【解決手段】 2-O-アルキル-3-O-グリセリルアスコルビン酸及び/又は2-O-グリセリル-3-O-アルキルアスコルビン酸であり、アルキル基がテトラデシル基もしくはヘキサデシル基であるアスコルビン酸誘導体又はそれらの塩を含有し、HLBが10~18の非イオン性界面活性剤及び特定の増粘剤を配合したジェル状又はジェルクリーム状化粧料を構成する。
【選択図】 なし

特許請求の範囲【請求項1】
下記成分(A)~(C)を含有することを特徴とするジェル状又はジェルクリーム状化粧料。
(A)2-O-アルキル-3-O-グリセリルアスコルビン酸及び/又は2-O-グリセリル-3-O-アルキルアスコルビン酸であり、アルキル基がテトラデシル基もしくはヘキサデシル基であるアスコルビン酸誘導体又はそれらの塩から選ばれる1種又は2種以上
(B)HLBが10~18の非イオン性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上
(C)アクリロイルジメチルタウリンもしくはその塩を構成単位として含む水性又は両親媒性ポリマー、アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボマー、キサンタンガムから選ばれる増粘剤1種又は2種以上
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
成分(A)のアルキル基がテトラデシル基であることを特徴とする請求項1に記載のジェル状又はジェルクリーム状化粧料。
【請求項3】
成分(B)が、PPG-6デシルテトラデセス-30、PEG-30フィトステロール、ラウリン酸ポリグリセリル-10から選ばれることを特徴とする請求項1又は2に記載のジェル状又はジェルクリーム状化粧料。
【請求項4】
成分(C)が(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ポリアクリレートクロスポリマー-6、アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボマー、キサンタンガムから選ばれることを特徴とする請求項1ないし3に記載のジェル状又はジェルクリーム状化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、グリセリルアスコルビン酸誘導体を含有する保存安定性に優れた化粧料に関する。より詳しくは、(A)2-O-アルキル-3-O-グリセリルアスコルビン酸及び/又は2-O-グリセリル-3-O-アルキルアスコルビン酸であり、アルキル基がテトラデシル基もしくはヘキサデシル基であるアスコルビン酸誘導体又はそれらの塩と、(B)HLBが10~18の非イオン性界面活性剤と、(C)特定の増粘剤を組み合わせることで優れた使用感を示し、保存中の粘度低下が抑えられた安定なジェル状又はジェルクリーム状化粧料に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、化粧料において、日光による皮膚の黒化やしみ、そばかすを防ぎ、本来の白い肌を保つためには、アスコルビン酸、コウジ酸、アルブチン等さまざまな美白剤が使用されてきた。その中でもアスコルビン酸は、安全かつ有用な物質であり、抗酸化効果、コラーゲン産生促進効果、優れた美白効果等を有する化合物として知られており、皮膚の状態を改善し、健康な状態に保つ作用があることが知られている。しかし、アスコルビン酸は光、熱、酸化に対して非常に不安定であり、化粧品、食品、医薬品等での利用が妨げられていた。
【0003】
一方本発明者らはアスコルビン酸よりも経時安定性が向上し、化粧料に配合した場合には保存中での着色が生じにくい誘導体として、種々のグリセリルアスコルビン酸誘導体又はその塩を開発し、美白化粧料への配合、保湿剤としての配合、コラーゲン産生促進効果等を目的とした化粧料への配合などを提案してきた。(特許文献1、2)
【0004】
しかしながら、グリセリルアスコルビン酸誘導体を配合したジェル状又はジェルクリーム状の化粧料を作製する場合には、好ましい使用感を示す適度な粘度を有する製剤を作ることが困難であった。増粘剤を含有させた場合であっても製剤の経時的な粘度の低下が起こり、保存安定性を保つ点で課題があり、また、増粘剤の種類によっては、肌に適用した場合に、肌なじみのよさやきしみのなさといった好ましい使用感が損なわれる場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4681670号公報
特開2019-142790号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来技術のグリセリルアスコルビン酸誘導体又はその塩を含有する化粧料において、肌なじみのよさやきしみのなさといった優れた使用感を有し、保存中においても経時的な粘度変化が抑えられたジェル状又はジェルクリーム状化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記実情に鑑みて鋭意検討した結果、2-O-アルキル-3-O-グリセリルアスコルビン酸及び/又は2-O-グリセリル-3-O-アルキルアスコルビン酸であり、アルキル基がテトラデシル基もしくはヘキサデシル基であるアスコルビン酸誘導体又はそれらの塩と、特定の非イオン性界面活性剤及び増粘剤を組み合わせたジェル状又はジェルクリーム状化粧料が、優れた使用感を示し、かつ経時的な粘度変化が抑制された化粧料となることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
本発明は、その第1として、下記成分(A)~(C)を含有することを特徴とするジェル状又はジェルクリーム状化粧料である。
(A)2-O-アルキル-3-O-グリセリルアスコルビン酸及び/又は2-O-グリセリル-3-O-アルキルアスコルビン酸であり、アルキル基がテトラデシル基もしくはヘキサデシル基であるアスコルビン酸誘導体又はそれらの塩
(B)HLBが10~18の非イオン性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上
(C)アクリロイルジメチルタウリンもしくはその塩を構成単位として含む水性又は両親媒性ポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボマー、キサンタンガムから選ばれる増粘剤1種又は2種以上
【0009】
本発明の第2は、前記本発明の第1のジェル状又はジェルクリーム状化粧料であって、前記成分(A)のアルキル基がテトラデシル基であることを特徴とする。成分(A)が前記記載の化合物である場合には、優れた使用感を示し、かつ経時的な粘度変化が抑制された化粧料となることから、この好ましい様態に該当するものである。
【0010】
本発明の第3は、前記本発明の第1又は2のジェル状又はジェルクリーム状化粧料であって、成分(B)の非イオン性界面活性剤が、PPG-6デシルテトラデセス-30、PEG-30フィトステロール又はラウリン酸ポリグリセリル-10であることを特徴とする。これらの非イオン性界面活性剤は工業的に入手が容易で、かつ、優れた使用感を実現できることから、この好ましい様態に該当するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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