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公開番号2024057731
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164585
出願日2022-10-13
発明の名称匂いセンサ、匂いデータ解析装置及び匂いセンサの製造方法
出願人株式会社アロマビット
代理人個人,個人
主分類G01N 27/12 20060101AFI20240418BHJP(測定;試験)
要約【課題】非導電性材料を用いて吸着膜のバリエーションを増やし、匂いのパターン分析の精度を向上させることができる匂いセンサ、匂いデータ解析装置及び匂いセンサの製造方法を提供すること。
【解決手段】匂いセンサ100は、匂い物質を吸着する吸着膜112と、匂い物質が吸着膜112へ吸着することに起因する吸着状態の変化を検出する検出部114と、を備え、吸着膜112は、非導電性材料(樹脂)とイオン導電性材料(イオン液体)との混合物を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
匂い物質を吸着する吸着膜と、
前記匂い物質が前記吸着膜へ吸着することに起因する吸着状態の変化を検出する検出部と、
を備え、
前記吸着膜は、非導電性材料とイオン導電性材料との混合物を含む、匂いセンサ。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
センサ素子を複数有し、
前記吸着膜は、前記センサ素子の上に形成され、
複数の前記センサ素子は、それぞれが、異なる前記非導電性材料及び/又は異なる前記イオン導電性材料との前記混合物を含む前記吸着膜を有する、請求項1に記載の匂いセンサ。
【請求項3】
前記吸着膜は、前記吸着状態を変化させる添加剤を含む、請求項1に記載の匂いセンサ。
【請求項4】
前記吸着状態の変化が、前記吸着膜の電気的特性の変化である、請求項1に記載の匂いセンサ。
【請求項5】
前記非導電性材料は、非導電性の固体マトリクス母材を含む、請求項1に記載の匂いセンサ。
【請求項6】
前記非導電性の前記固体マトリクス母材は、樹脂、多孔質性材料又は低分子自己組織化材料を含む、請求項5に記載の匂いセンサ。
【請求項7】
前記イオン導電性材料は、イオン液体、塩を溶解した可塑剤、イオン導電性の無機ガラス材料、又はイオン導電性を有する固体マトリクス母材を含む、請求項1に記載の匂いセンサ。
【請求項8】
匂い物質を吸着する吸着膜と、
前記匂い物質が前記吸着膜へ吸着することに起因する吸着状態の変化を検出する検出部と、
を備え、
前記吸着膜は、イオン導電性を有する固体マトリクス母材を含む、匂いセンサ。
【請求項9】
請求項1から請求項8のうちのいずれか1項に記載の匂いセンサと、
前記匂いセンサの検出結果に基づく解析を行う解析部と、
を備え、
前記匂いセンサは、センサ素子を複数有し、
前記吸着膜は、前記センサ素子の上に形成され、
前記解析部は、それぞれの前記センサ素子により検出した前記匂い物質の吸着量の違いに基づいて、前記匂い物質が接近してきた方向を解析する、匂いデータ解析装置。
【請求項10】
複数の前記匂いセンサを有し、
複数の前記匂いセンサは、配列を変更することが可能である、請求項9に記載の匂いデータ解析装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、匂いセンサ、匂いデータ解析装置及び匂いセンサの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、匂い強度の計測や、匂い種類の特定のために、匂いセンサを用いてガスに含まれる匂い物質の検出が行われている。匂いセンサは、例えば、匂い物質を吸着する吸着膜と、匂い物質が吸着膜へ吸着することに起因する吸着状態(吸着特性)の変化を検出する検出部と、を有している(例えば、特許文献1参照)。匂いセンサの吸着膜には、ポリアニリン等の高分子が用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/085939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、吸着膜の導電性のような、吸着に応じた電気的特性変化を検知する匂いセンサの吸着膜には、高導電性のような優れた電気的特性を確保することが求められるために、非導電性材料は適用できないことが多い。匂いセンサを用いた匂いのパターン分析においては、複数の異なる応答特性を有する吸着膜を用いることが望ましいが、導電性材料だけを用いた吸着膜では、吸着膜のバリエーションを増やすことに限界がある。このため、匂いセンサにおいては、応答特性の異なる吸着膜のバリエーションを拡げるために、非導電性材料も用いることが求められている。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、非導電性材料を用いて吸着膜のバリエーションを増やし、匂いのパターン分析の精度を向上させることができる匂いセンサ、匂いデータ解析装置及び匂いセンサの製造方法を提供することを例示的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての匂いセンサは、以下の構成を有する。
【0007】
匂い物質を吸着する吸着膜と、
前記匂い物質が前記吸着膜へ吸着することに起因する吸着状態の変化を検出する検出部と、
を備え、
前記吸着膜は、非導電性材料とイオン導電性材料との混合物を含む、匂いセンサ。
【0008】
本発明の更に他の例示的側面としての匂いセンサは、以下の構成を有する。
【0009】
匂い物質を吸着する吸着膜と、
前記匂い物質が前記吸着膜へ吸着することに起因する吸着状態の変化を検出する検出部と、
を備え、
前記吸着膜は、イオン導電性を有する固体マトリクス母材を含む、匂いセンサ。
【0010】
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての匂いデータ解析装置は、以下の構成を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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