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公開番号2024056763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2024014717,2022577785
出願日2024-02-02,2021-06-15
発明の名称フローサイトメータ及びそのレーザ光学アセンブリ
出願人アイデックス ラボラトリーズ インコーポレイテッド,IDEXX Laboratories, Inc.
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G01N 15/1434 20240101AFI20240416BHJP(測定;試験)
要約【課題】フローサイトメータにおいて、粒子に照射されるレーザビームのガウス強度プロファイルのローブを減少させ、粒子の検出精度を向上させる。
【解決手段】横電界TEレーザダイオード、フローセル、1/4波長板QWP、複数のレンズ、及び側方散乱光検出器を含む、血液分析器のフローサイトメータであって、TEレーザダイオードは、光軸に沿ってレーザビームを出力するように構成され、約16度から約25度までの速軸半値全幅FWHM発散を有する。QWPは、TEレーザダイオードとフローセルとの間の光軸に沿って配置され、レーザビームを円偏光するように構成される。複数のレンズは、TEレーザダイオードとフローセルとの間に配置され、レーザビームをフローセルに収束させるように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
明細書及び/又は図面に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
本出願は、その全内容が参照により本明細書に組み込まれる、2020年6月17日に出願された米国特許仮出願第63/040,035号の利益及び優先権を主張するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【0002】
本開示は、フローサイトメトリに関し、より具体的には、例えば血液学又は血液分析器の、フローサイトメータ及びフローサイトメータ用のレーザ光学アセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
フローサイトメータは、通常、サンプルコアストリームで流れている粒子にレーザビームが照射され、粒子の屈折率、サイズ、形状、及び他の特性に応じてレーザ光が吸収及び散乱されるように、レーザビームが比較的細いサンプルコアストリームを通過することを必要とする。各粒子について、吸収及び散乱された光の強度が測定される。吸収及び散乱の測定値は、粒子のタイプ及び粒子の特徴を識別及び定量化するために用いられる。より最近では、粒子のタイプ及び/又は特徴を判定するために、飛行時間(TOF)測定がさらに又は代替的に用いられている。
【0004】
フローサイトメータでは、コアストリームの流れに平行なビームの良質なガウス空間強度プロファイルを維持することが重要である。この場合、粒子がそのプロファイルを通過する際に、検出される散乱光もガウス強度プロファイルを一時的に有することになり、粒子がビームのガウス強度プロファイルに流入する際に、検出される散乱信号が増加し、ビームの空間強度の最大値で最大になり、次いで、粒子がビームのガウス強度プロファイルから流出する際に減少する。
【0005】
プロファイル強度のローブ、例えば、ガウスピークのショルダ又はガウスピークの近くの比較的小さいピークは、大きい粒子がビームを通過するときに小さい粒子として誤認される可能性があるため望ましくない。ガウスピークの両側にある小さいピーク又はショルダを無視することでローブの影響を軽減することができるが、ローブと同時に発生する重要な情報が失われる可能性があるため、これは最適な方策ではない。
【0006】
一部のフローサイトメータでの別の懸念は、一部の又はすべての粒子タイプで測定されるTOFを信頼できる粒子識別に使用できるようにガウス強度プロファイルの幅を設定することである。幅が大きすぎると、より小さい粒子の分解能が失われる。
【発明の概要】
【0007】
本開示は、プロファイル強度のローブを排除する又はローブを小さい又は無視できる強度に例えばメインガウスピークの強度の多くとも7%に減らす、良好な飛行時間(TOF)機能を提供する、(レーザビームの光軸に対して)例えば30度以下の比較的低い前方角度、及び(レーザビームの光軸に対して)例えば50度乃至120度の比較的高い側方角度での散乱光の検出を可能にする、及び偏光解消散乱光と偏光散乱光との両方で前方散乱と側方散乱との両方に対して良好な感度を提供する、フローサイトメータ及びそのレーザ光学アセンブリを提供する。
【0008】
本開示の上記の及び他の態様及び特徴を以下に詳述する。一貫性のある範囲で、本明細書で詳述する態様及び特徴のいずれも、そのような態様及び特徴が以下にまとめて記載されているか又は個別に記載されているかに関係なく、本明細書で詳述する他の態様及び特徴のいずれかと共に又はそれらなしに使用され得る。
【0009】
本開示の態様に従って提供されるのは、横電界(TE)レーザダイオード、フローセル、1/4波長板(QWP)、複数のレンズ、及び側方散乱光検出器を含む、血液分析器のフローサイトメータである。TEレーザダイオードは、光軸に沿ってレーザビームを出力するように構成される。レーザビームは、約16度から約25度までの速軸半値全幅(FWHM)発散を有する。QWPは、TEレーザダイオードとフローセルとの間の光軸に沿って配置され、レーザビームが通過する際にレーザビームを円偏光するように構成される。複数のレンズは、TEレーザダイオードとフローセルとの間に配置される。レンズは、協働してレーザビームをフローセルに収束させる。側方散乱光検出器は、光軸に対して約50度から約120度までの角度でフローセルからの側方散乱光を検出するように構成される。
【0010】
本開示の一態様では、少なくとも1つの前方散乱光検出器が設けられる。一部の態様では、少なくとも2つの前方散乱光検出器、例えば、1つ以上の高角度前方散乱光検出器(FSH)と、低角度前方散乱光検出器(FSL)が設けられる。加えて又は代替的に、消光センサが設けられ得る。少なくとも1つの前方散乱光検出器、例えば1つ以上のFSHは、光軸に対して約30度未満の角度でフローセルからの前方散乱光を検出するように構成され得る。このような態様では、少なくとも1つの前方散乱光検出器は、光軸に対して約11.5度から約15.5度までの角度でフローセルからの前方散乱光を検出するように構成され得る。加えて又は代替的に、少なくとも1つの前方散乱光検出器、例えばFSLは、光軸に対して約2.0度から約2.4度までの角度でフローセルからの前方散乱光を検出するように構成され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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