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公開番号2024056490
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163393
出願日2022-10-11
発明の名称電流検出装置および電流検出装置の製造方法
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類G01R 15/00 20060101AFI20240416BHJP(測定;試験)
要約【課題】抵抗部が故障しても、電流検出が可能な電流検出装置および電流検出装置の製造方法を提供する。
【解決手段】電流検出装置20は、第1バスバ部21と、第1抵抗部31と、第2バスバ部22と、中間部25と、第3バスバ部23と、第2抵抗部32と、第4バスバ部24と、第1端子部61と、第2端子部62と、第3端子部63と、第4端子部64と、算出部120とを備える。算出部120は、第1抵抗部31のうち第1バスバ部21側にかかる電圧、第1抵抗部31のうち第2バスバ部22側にかかる電圧、第2抵抗部32のうち第3バスバ部23側にかかる電圧および第2抵抗部32のうち第4バスバ部24側にかかる電圧と、第1抵抗部31の電気抵抗および第2抵抗部32の電気抵抗とに基づいて、バッテリ電流Ibを算出するとともに、第1抵抗部31および第2抵抗部32のうち一方が異常であるか否かを判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
板状に形成されている第1バスバ部(21)と、
前記第1バスバ部と接続されているとともに、電気抵抗が前記第1バスバ部の電気抵抗よりも大きい第1抵抗部(31)と、
前記第1抵抗部のうち前記第1バスバ部とは反対側と接続されているとともに、電気抵抗が前記第1抵抗部の電気抵抗よりも小さい第2バスバ部(22)と、
前記第2バスバ部と接続されているとともに、電気抵抗が前記第1抵抗部よりも小さい中間部(25)と、
前記中間部のうち前記第2バスバ部とは反対側と接続されているとともに、前記第2バスバ部と前記第1バスバ部の幅方向(DW)に並んでいる第3バスバ部(23)と、
前記第3バスバ部と接続されて前記第1抵抗部と前記幅方向に離れて並んでいるとともに、電気抵抗が前記第3バスバ部の電気抵抗よりも大きい第2抵抗部(32)と、
前記第2抵抗部のうち前記第3バスバ部とは反対側と接続されて前記第1バスバ部と前記幅方向に離れて並んでいるとともに、電気抵抗が前記第2抵抗部の電気抵抗よりも小さい第4バスバ部(24)と、
前記第1抵抗部のうち前記第1バスバ部側にかかる電圧である第1電圧(V1)に応じた信号を出力する第1端子部(61)と、
前記第1抵抗部のうち前記第2バスバ部側にかかる電圧である第2電圧(V2)に応じた信号を出力する第2端子部(62)と、
前記第2抵抗部のうち前記第3バスバ部側にかかる電圧である第3電圧(V3)に応じた信号を出力する第3端子部(63)と、
前記第2抵抗部のうち前記第4バスバ部側にかかる電圧である第4電圧(V4)に応じた信号を出力する第4端子部(64)と、
前記第1電圧、前記第2電圧、前記第3電圧および前記第4電圧と、前記第1抵抗部の電気抵抗および前記第2抵抗部の電気抵抗とに基づいて、外部装置(12)から前記第1バスバ部、前記第1抵抗部、前記第2バスバ部、前記中間部、前記第3バスバ部および前記第2抵抗部を経由して前記第4バスバ部に流れる電流である装置電流(Ib)を算出するとともに、前記第1抵抗部および前記第2抵抗部のうち一方が異常であるか否かを判定する算出部(120)と、
を備える電流検出装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記算出部は、前記第1電圧と前記第4電圧との差に関する値(V1-V4)と、前記第1抵抗部の電気抵抗と前記第2抵抗部の電気抵抗との和に関する値(R1_C+R2_C)とに基づいて、前記装置電流を算出する請求項1に記載の電流検出装置。
【請求項3】
前記算出部は、前記第1電圧と前記第2電圧との差に関する値(V1-V2)と、前記第1抵抗部の電気抵抗に関する値(R1_C)とに基づいて、前記装置電流を算出する請求項1または2に記載の電流検出装置。
【請求項4】
前記算出部は、前記第3電圧と前記第4電圧との差に関する値(V3-V4)と、前記第2抵抗部の電気抵抗に関する値(R2_C)とに基づいて、前記装置電流を算出する請求項1または2に記載の電流検出装置。
【請求項5】
前記第1端子部および前記第2端子部が配置されている第1基板(41)と、
前記第3端子部および前記第4端子部が配置されている第2基板(42)と、
をさらに備える請求項1または2に記載の電流検出装置。
【請求項6】
前記第1基板に配置されているとともに前記第1端子部と導通しており、前記算出部と接続されている第1ピン(81)と、
前記第1基板に配置されているとともに前記第2端子部と導通しており、前記算出部と接続されている第2ピン(82)と、
前記第2基板に配置されているとともに前記第3端子部と導通しており、前記算出部と接続されている第3ピン(83)と、
前記第2基板に配置されているとともに前記第4端子部と導通しており、前記算出部と接続されている第4ピン(84)と、
前記第1ピンおよび前記第2ピンを収容している第1コネクタ筐体(111)と、
前記第3ピンおよび前記第4ピンを収容している第2コネクタ筐体(112)と、
をさらに備える請求項5に記載の電流検出装置。
【請求項7】
前記第1コネクタ筐体を前記第1バスバ部の厚み方向(DT)に投影したとき、投影した前記第1コネクタ筐体は、前記第1抵抗部および前記第2抵抗部と重ならないで離れる請求項6に記載の電流検出装置。
【請求項8】
前記第2コネクタ筐体を前記第1バスバ部の厚み方向(DT)に投影したとき、投影した前記第2コネクタ筐体は、前記第1抵抗部および前記第2抵抗部と重ならないで離れる請求項6に記載の電流検出装置。
【請求項9】
前記第1端子部、前記第2端子部、前記第3端子部および前記第4端子部が配置されている基板(40)をさらに備える請求項1または2に記載の電流検出装置。
【請求項10】
前記基板に配置されているとともに前記第1端子部と導通しており、前記算出部と接続されている第1ピン(81)と、
前記基板に配置されているとともに前記第2端子部と導通しており、前記算出部と接続されている第2ピン(82)と、
前記基板に配置されているとともに前記第3端子部と導通しており、前記算出部と接続されている第3ピン(83)と、
前記基板に配置されているとともに前記第4端子部と導通しており、前記算出部と接続されている第4ピン(84)と、
前記第1ピン、前記第2ピン、前記第3ピンおよび前記第4ピンを収容しているコネクタ筐体(110)と、
をさらに備える請求項9に記載の電流検出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電流検出装置および電流検出装置の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に記載されているように、第1のシャント抵抗を用いてバッテリ電流の検出をするとともに第2のシャント抵抗を用いて発電機電流の検出をする抵抗装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-17293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者の検討によれば、特許文献1に記載された抵抗装置では、抵抗部としての第1のシャント抵抗の経時変化等による故障が発生すると、バッテリ電流の検出が正しくされない。また、抵抗部としての第2のシャント抵抗の経時変化等による故障が発生すると、発電機電流の検出が正しくされない。さらに、2つの抵抗部のうち一方が異常であることが判定されない。
【0005】
本開示は、2つの抵抗部のうち一方が異常であることを判定可能な電流検出装置および電流検出装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、板状に形成されている第1バスバ部(21)と、第1バスバ部と接続されているとともに、電気抵抗が第1バスバ部の電気抵抗よりも大きい第1抵抗部(31)と、第1抵抗部のうち第1バスバ部とは反対側と接続されているとともに、電気抵抗が第1抵抗部の電気抵抗よりも小さい第2バスバ部(22)と、第2バスバ部と接続されているとともに、電気抵抗が第1抵抗部よりも小さい中間部(25)と、中間部のうち第2バスバ部とは反対側と接続されているとともに、第2バスバ部と第1バスバ部の幅方向(DW)に並んでいる第3バスバ部(23)と、第3バスバ部と接続されて第1抵抗部と幅方向に離れて並んでいるとともに、電気抵抗が第3バスバ部の電気抵抗よりも大きい第2抵抗部(32)と、第2抵抗部のうち第3バスバ部とは反対側と接続されて第1バスバ部と幅方向に離れて並んでいるとともに、電気抵抗が第2抵抗部の電気抵抗よりも小さい第4バスバ部(24)と、第1抵抗部のうち第1バスバ部側にかかる電圧である第1電圧(V1)に応じた信号を出力する第1端子部(61)と、第1抵抗部のうち第2バスバ部側にかかる電圧である第2電圧(V2)に応じた信号を出力する第2端子部(62)と、第2抵抗部のうち第3バスバ部側にかかる電圧である第3電圧(V3)に応じた信号を出力する第3端子部(63)と、第2抵抗部のうち第4バスバ部側にかかる電圧である第4電圧(V4)に応じた信号を出力する第4端子部(64)と、第1電圧、第2電圧、第3電圧および第4電圧と、第1抵抗部の電気抵抗および第2抵抗部の電気抵抗とに基づいて、外部装置(12)から第1バスバ部、第1抵抗部、第2バスバ部、中間部、第3バスバ部および第2抵抗部を経由して第4バスバ部に流れる電流である装置電流(Ib)を算出するとともに、第1抵抗部および第2抵抗部のうち一方が異常であるか否かを判定する算出部(120)と、を備える電流検出装置である。
【0007】
また、請求項14に記載の発明は、板状に形成されている第1部材(141)および第2部材(142)と、板状に形成されているとともに電気抵抗が第1部材および第2部材の電気抵抗よりも大きい抵抗部材(150)と、を準備し、第1部材と抵抗部材とを接続するとともに、抵抗部材のうち第1部材とは反対側と第2部材とを接続することにより、第1部材、抵抗部材および第2部材が一体となった接続体を形成し、第1パンチ(151)の打ち抜きによって、接続体が複数に分割され、第2パンチ(152)によって、第1部材および抵抗部材を打ち抜くとともに、第2部材の一部を打ち抜くことで、第1パンチによって分割された接続体を、板状に形成されている第1バスバ部(21)と、第1バスバ部と接続されているとともに、電気抵抗が第1バスバ部の電気抵抗よりも大きい第1抵抗部(31)と、第1抵抗部のうち第1バスバ部とは反対側と接続されているとともに、電気抵抗が第1抵抗部の電気抵抗よりも小さい第2バスバ部(22)と、第2バスバ部と接続されているとともに、電気抵抗が第1抵抗部よりも小さい中間部(25)と、中間部のうち第2バスバ部とは反対側と接続されているとともに、第2バスバ部と第1バスバ部の幅方向(DW)に並んでいる第3バスバ部(23)と、第3バスバ部と接続されて第1抵抗部と幅方向に離れて並んでいるとともに、電気抵抗が第3バスバ部の電気抵抗よりも大きい第2抵抗部(32)と、第2抵抗部のうち第3バスバ部とは反対側と接続されて第1バスバ部と幅方向に離れて並んでいるとともに、電気抵抗が第2抵抗部の電気抵抗よりも小さい第4バスバ部(24)と、にし、第1バスバ部および第4バスバ部は、第1部材に対応しており、第1抵抗部および第2抵抗部は、抵抗部材に対応しており、第2バスバ部、中間部および第3バスバ部は、第2部材に対応しており、第1抵抗部のうち第1バスバ部側にかかる電圧である第1電圧(V1)に応じた信号を出力する第1端子部(61)と、第1抵抗部のうち第2バスバ部側にかかる電圧である第2電圧(V2)に応じた信号を出力する第2端子部(62)と、第2抵抗部のうち第3バスバ部側にかかる電圧である第3電圧(V3)に応じた信号を出力する第3端子部(63)と、第2抵抗部のうち第4バスバ部側にかかる電圧である第4電圧(V4)に応じた信号を出力する第4端子部(64)と、第1電圧、第2電圧、第3電圧および第4電圧と、第1抵抗部の電気抵抗および第2抵抗部の電気抵抗とに基づいて、外部装置(12)から第1バスバ部、第1抵抗部、第2バスバ部、中間部、第3バスバ部および第2抵抗部を経由して第4バスバ部に流れる電流である装置電流(Ib)を算出するとともに、第1抵抗部および第2抵抗部のうち一方が異常であるか否かを判定する算出部(120)と、を形成する、電流検出装置の製造方法である。
【0008】
これにより、第1抵抗部および第2抵抗部のうち一方が異常であることが判定されるため、2つの抵抗部のうち一方が異常であることが判定可能となる。
【0009】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態の電流検出装置および電流検出装置が用いられるモータジェネレータシステムの構成図。
電流検出装置の一部の上面図。
図1のIII‐III線断面拡大図。
図1のIV‐IV線断面拡大図。
電流検出装置の製造方法を示すフローチャート。
電流検出装置の製造方法における準備工程を示す図。
電流検出装置の製造方法における接続工程を示す図。
電流検出装置の製造方法における成形工程を示す図。
図8のIX部拡大図。
第2実施形態の電流検出装置および電流検出装置が用いられるモータジェネレータシステムの構成図。
図10のXI‐XI線断面拡大図。
図10のXII‐XII線断面拡大図。
第3実施形態の電流検出装置の一部の上面図。
第4実施形態の電流検出装置の一部の上面図。
第5実施形態の電流検出装置の一部の上面図。
第6実施形態の電流検出装置の一部の上面図。
第7実施形態の電流検出装置の一部の断面図。
電流検出装置の一部の断面図。
第8実施形態の電流検出装置の一部の断面図。
電流検出装置の一部の断面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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