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公開番号2024056407
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163261
出願日2022-10-11
発明の名称包装箱
出願人レンゴー株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 5/36 20060101AFI20240416BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】接合した部位の折り曲げに伴う歪みを抑制することができる包装箱を提供する。
【解決手段】
包装箱1は、底壁10の左右両端に立設される一対の第1側壁11A,11Bと、一対の第1側壁11A,11Bの上端に連設される一対の第1フラップ12A,12Bと、底壁10の前後両端に立設される一対の第2側壁13A,13Bと、一対の第2側壁13A,13Bの上端に連設される一対の第2フラップ14A,14Bと、一対の第1側壁11A,11Bに縦折線L12を介して連設される一対の延長片15と、一対の延長片15の上端に横折線L13を介して連設される一対の接合片17と、を備え、第2側壁13Aと第2フラップ14Aとの境界部には、一対の逃し溝23が切り込まれ、延長片15は縦折線L12で正折りされ、接合片17は第2フラップ14Aの端部裏面に接合され、横折線L13は逃し溝23から露出する。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
四角形状に形成される底壁(10)と、
前記底壁の第1方向の両端に立設される一対の第1側壁(11A,11B)と、
一対の前記第1側壁の上端に連設される一対の第1フラップ(12A,12B)と、
前記底壁の第1方向に直交する第2方向の両端に立設される一対の第2側壁(13A,13B)と、
一対の前記第2側壁の上端に連設される一対の第2フラップ(14A,14B)と、
一対の前記第1側壁の少なくとも第2方向の一方の端部に縦折線(L12)を介して連設される少なくとも一対の延長片(15)と、
一対の前記延長片の上端に横折線(L13)を介して連設される少なくとも一対の接合片(17)と、を備え、
少なくとも第2方向の一方の前記第2側壁と前記第2フラップとの境界部には、第1方向の両端から互いに接近するように少なくとも一対の逃し溝(23)が切り込まれ、
前記延長片は前記縦折線で正折りされ、前記接合片は前記第2フラップの第1方向の端部裏面に接合され、前記横折線は前記逃し溝から露出することを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
少なくとも第2方向の一方の前記第2側壁には、第1方向の両端から互いに接近するように一対の欠損部(22)が凹設されて一対の前記逃し溝と一体となり、
前記縦折線で正折りされた前記延長片は、自由端側を前記第2側壁の裏面に対向させ、その他の部分を前記欠損部から露出させることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
【請求項3】
前記第1側壁と前記第1フラップとが同一平面を成し、且つ前記第2側壁と前記第2フラップとが同一平面を成した状態において、各々の前記接合片は、前記第1フラップの第2方向の端部に切断可能な継目線(35)を介して連設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の包装箱。
【請求項4】
少なくとも第2方向の一方の前記第2側壁および前記第2フラップには、一対の前記第2フラップに一対の前記接合片を接合するための一対の接合領域(14C)を区画するように、前記底壁の第2方向の一方の両角部から前記第2フラップの先端に向かって互いに接近するように斜めに延びた一対の折畳線(L10)が形成され、
少なくとも第2方向の一方の前記第2側壁は、前記第2フラップと共に内側に倒されて前記底壁に積層され、前記接合領域は、前記折畳線に沿って逆折りされて前記底壁に積層された前記第2側壁および前記第2フラップに積層され、前記第1側壁は、前記延長片を前記縦折線で折り込むと共に前記接合片を前記継目線で折り込みながら前記第1フラップと共に内側に倒され、前記延長片、前記接合片、前記接合領域、前記第2側壁および前記第2フラップを挟んで前記底壁に積層されることで、折畳形態(S1)となることを特徴とする請求項3に記載の包装箱。
【請求項5】
一対の前記第1側壁および一対の前記第1フラップには、三角形状に形成された一対の折畳領域(12C)を区画するように、前記底壁の第2方向の一方の両角部から第2方向の他方に向かって互いに離れるように斜めに延びた一対の折畳線(L10)が形成され、
前記第1側壁は、前記第1フラップと共に外側に倒されて前記底壁と同一平面を形成し、前記折畳領域は、前記折畳線に沿って正折りされて前記底壁と同一平面を形成した前記第1側壁および前記第1フラップに積層され、第2方向の一方の前記第2側壁は、前記第2フラップと共に内側に倒され、前記折畳領域と同一平面を形成した前記延長片および前記接合片を挟んで前記底壁に積層されることで、折畳形態(S2)となることを特徴とする請求項3に記載の包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装箱に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載された薄型収容箱は、底面板紙の後側辺に連なる後面板紙と、底面板紙の側辺に連なる端面板紙と、後面板紙に連なるコーナー板紙と、端面板紙に連なる横フラップと、を備えている。コーナー板紙は、後面板紙の側辺に連なり側辺と同じ幅を有する連接部と、連接部から上方に突出する突状部と、を有している。突状部は、横フラップの裏面(折り重ね領域)に糊付けされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-79447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、図14に示すように、同一形状となる外板紙91と内板紙92とをずれなく重ねて半分に折り曲げると、図14に破線矢印で示すように、内板紙92が外板紙91に対して先端側に僅かにずれるようにして突出することが、一般的に知られている。これは、外板紙91の折曲部(平坦でない部分)の長さM1(周長)が内板紙92の折曲部の長さM2よりも僅かに長くなるため、半分に折られた状態において、外板紙91の寸法N1が内板紙92の寸法N2よりも僅かに短くなり、相対的に内板紙92の先端が突出すると考えられる。換言すれば、内板紙92が外板紙91の平面に沿ってずれることで、折曲部にできる長さM1,M2の差を相殺している(打ち消している)。
【0005】
上記した薄型収容箱では、コーナー板紙は端面板紙および横フラップの裏面(内側)に重なり合い、封緘時には、横フラップと突状部とが重なり合ったまま内向きに折り曲げられる。コーナー板紙は、突状部を横フラップの裏面に接合した状態であるため、端面板紙の裏面に沿ってずれることができず、上記した折曲部の長さの差を相殺することができない。そのため、連接部と突状部との折曲部は、端面板紙と横フラップとの折曲部付近を内側から外側に押圧することになり、例えば、端面板紙や横フラップに捻じれや歪みを生じさせたり、後面板紙にも歪み等が伝播したりし、薄型収容箱が全体的に僅かに歪む(適正な直方体状にならない)ことがあった。また、単純に、二枚重ねになった板紙は折り曲げ難く、折曲部の反発力も強くなるため、折り曲げた突状部が元に戻り易いという問題もあった。
【0006】
本発明は、上記事情を考慮し、接合した部位の折り曲げに伴う歪みを抑制することができる包装箱を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
包装箱は、四角形状に形成される底壁と、前記底壁の第1方向の両端に立設される一対の第1側壁と、一対の前記第1側壁の上端に連設される一対の第1フラップと、前記底壁の第1方向に直交する第2方向の両端に立設される一対の第2側壁と、一対の前記第2側壁の上端に連設される一対の第2フラップと、一対の前記第1側壁の少なくとも第2方向の一方の端部に縦折線を介して連設される少なくとも一対の延長片と、一対の前記延長片の上端に横折線を介して連設される少なくとも一対の接合片と、を備え、
少なくとも第2方向の一方の前記第2側壁と前記第2フラップとの境界部には、第1方向の両端から互いに接近するように少なくとも一対の逃し溝が切り込まれ、前記延長片は前記縦折線で正折りされ、前記接合片は前記第2フラップの第1方向の端部裏面に接合され、前記横折線は前記逃し溝から露出する。
【0008】
この場合、少なくとも第2方向の一方の前記第2側壁には、第1方向の両端から互いに接近するように一対の欠損部が凹設されて一対の前記逃し溝と一体となり、前記縦折線で正折りされた前記延長片は、自由端側を前記第2側壁の裏面に対向させ、その他の部分を前記欠損部から露出させてもよい。
【0009】
この場合、前記第1側壁と前記第1フラップとが同一平面を成し、且つ前記第2側壁と前記第2フラップとが同一平面を成した状態において、各々の前記接合片は、前記第1フラップの第2方向の端部に切断可能な継目線を介して連設されてもよい。
【0010】
この場合、少なくとも第2方向の一方の前記第2側壁および前記第2フラップには、一対の前記第2フラップに一対の前記接合片を接合するための一対の接合領域を区画するように、前記底壁の第2方向の一方の両角部から前記第2フラップの先端に向かって互いに接近するように斜めに延びた一対の折畳線が形成され、少なくとも第2方向の一方の前記第2側壁は、前記第2フラップと共に内側に倒されて前記底壁に積層され、前記接合領域は、前記折畳線に沿って逆折りされて前記底壁に積層された前記第2側壁および前記第2フラップに積層され、前記第1側壁は、前記延長片を前記縦折線で折り込むと共に前記接合片を前記継目線で折り込みながら前記第1フラップと共に内側に倒され、前記延長片、前記接合片、前記接合領域、前記第2側壁および前記第2フラップを挟んで前記底壁に積層されることで、折畳形態となるとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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