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公開番号2024055833
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2023173618
出願日2023-10-05
発明の名称表示装置の作製方法、表示装置
出願人株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類H10K 71/20 20230101AFI20240411BHJP()
要約【課題】利便性、有用性または信頼性に優れた表示装置の作製方法を提供する。
【解決手段】(1)第1の電極と、第2の電極と、第1の電極および第2の電極の間に挟まれる第1の間隙とを、絶縁膜上に形成し、(2)第1の電極および第2の電極上に第1の膜を形成し、(3)第1の電極と重なる第1の層を形成し、(4)第2の電極上から第1の膜を取り除き、第1の電極と重なる第1のユニットを形成し、(5)第2の電極の表面を取り除き、新たな表面を露出させ、(6)第1の層および第2の電極上に第2の膜を形成し、(7)第2の電極と重なる第2の層を形成し、(8)第2の電極と重なる第2のユニットおよび第1の間隙と重なる第2の間隙を形成し、(9)第1の電極上から第1の層を取り除き、第2の電極上から第2の層を取り除き、(10)第1のユニット上および第2のユニット上に、第3の層を形成し、(11)第3の層上に、導電膜を形成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1のステップにおいて、第1の電極と、第2の電極と、前記第1の電極および前記第2の電極の間に挟まれる第1の間隙とを、絶縁膜上に形成し、
第2のステップにおいて、前記第1の電極および前記第2の電極上に第1の膜を形成し、
第3のステップにおいて、前記第1の電極と重なる第1の層を形成し、
第4のステップにおいて、前記第1の層およびエッチング法を用いて、前記第2の電極上から前記第1の膜を取り除き、前記第1の電極と重なる第1のユニットを形成し、
第5のステップにおいて、エッチング法を用いて、前記第2の電極の表面を取り除き、新たな表面を露出させ、
第6のステップにおいて、前記第1の層および前記第2の電極上に第2の膜を形成し、
第7のステップにおいて、前記第2の電極と重なる第2の層を形成し、
第8のステップにおいて、前記第2の層およびエッチング法を用いて、前記第1の層上および前記第1の間隙上から前記第2の膜を取り除き、前記第2の電極と重なる第2のユニットおよび前記第1の間隙と重なる第2の間隙を形成し、
第9のステップにおいて、エッチング法を用いて、前記第1の電極上から前記第1の層を取り除き、前記第2の電極上から前記第2の層を取り除き、
第10のステップにおいて、前記第1のユニット上および前記第2のユニット上に、第3の層を形成し、
第11のステップにおいて、前記第3の層上に、導電膜を形成する、表示装置の作製方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第8のステップおよび前記第9のステップの間に、第12のステップおよび第13のステップを有し、
前記第12のステップにおいて、原子層堆積法を用いて、前記第1の間隙において前記絶縁膜と接し、前記第1のユニットおよび前記第2のユニットを覆う、第4の層を形成し、
前記第13のステップにおいて、前記第1の間隙および前記第2の間隙を充填し、前記第1の電極と重なる第1の開口部および前記第2の電極と重なる第2の開口部を備える第5の層を形成し、
前記第9のステップにおいて、前記第5の層およびエッチング法を用いて、前記第1の開口部と重なる前記第1の層および前記第4の層を取り除きかつ、前記第2の開口部と重なる前記第2の層および前記第4の層を取り除く、請求項1に記載の表示装置の作製方法。
【請求項3】
第1の発光デバイスと、
第2の発光デバイスと、
絶縁膜と、
第4の層と、を有し、
前記第1の発光デバイスは、第1の電極、第1のユニットおよび第3の電極を備え、
前記第1の電極は、前記第1のユニットおよび前記絶縁膜の間に挟まれ、
前記第1の電極は、第1の厚さを備え、
前記第1のユニットは、前記第1の電極および前記第3の電極の間に挟まれ、
前記第1のユニットは、第1の発光性の材料を含み、
前記第2の発光デバイスは、第2の電極、第2のユニットおよび第4の電極を備え、
前記第2の電極は、前記第2のユニットおよび前記絶縁膜の間に挟まれ、
前記第2の電極は、前記第1の電極との間に第1の間隙を備え、
前記第2の電極は、第2の厚さを備え、
前記第2の厚さは、前記第1の厚さより薄く、
前記第2のユニットは、前記第2の電極および前記第4の電極の間に挟まれ、
前記第2のユニットは、第2の発光性の材料を含み、
前記第2のユニットは、前記第1のユニットとの間に第2の間隙を備え、
前記第2の間隙は、前記第1の間隙と重なり、
前記第4の層は、前記第2の間隙において、前記第1のユニットおよび前記第2のユニットと接し、
前記第4の層は、前記第1の間隙において、前記絶縁膜と接する、表示装置。
【請求項4】
前記第1の発光デバイスは、第1の層および第6の層を備え、
前記第1の層は、前記第3の電極および前記第1のユニットの間に挟まれ、
前記第1の層は、第3の開口部を備え、
前記第3の開口部は、前記第1の電極と重なり、
前記第6の層は、前記第1の層および前記第1のユニットの間に挟まれ、
前記第6の層は、第4の開口部を備え、
前記第4の開口部は、前記第3の開口部と重なる、請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第1の層は、酸素とアルミニウムを含み、
前記第6の層は、前記第1のユニットより高い水溶性を備える、請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
導電膜と、
第5の層と、を有し、
前記導電膜は、前記第3の電極を含み、
前記第5の層は、前記導電膜および前記第4の層の間に挟まれ、
前記第5の層は、第1の開口部を備え、
前記第4の層は、第5の開口部を備え、
前記第5の開口部は、前記第3の開口部、前記第4の開口部および前記第1の開口部と重なる、請求項4に記載の表示装置。
【請求項7】
前記第1の開口部は、前記第5の開口部、前記第3の開口部および前記第4の開口部と概略一致する端部を備える、請求項6に記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一態様は、表示装置の作製方法、表示装置または半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【0002】
なお、本発明の一態様は、上記の技術分野に限定されない。本明細書等で開示する発明の一態様の技術分野は、物、方法、または、製造方法に関するものである。または、本発明の一態様は、プロセス、マシン、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マター)に関するものである。そのため、より具体的に本明細書で開示する本発明の一態様の技術分野としては、半導体装置、表示装置、発光装置、蓄電装置、記憶装置、それらの駆動方法、または、それらの製造方法、を一例として挙げることができる。
【背景技術】
【0003】
近年、ディスプレイパネルの高精細化が求められている。高精細なディスプレイパネルが要求される機器としては、例えばスマートフォン、タブレット端末、ノート型コンピュータなどがある。また、テレビジョン装置、モニタ装置などの据え置き型のディスプレイ装置においても、高解像度化に伴う高精細化が求められている。さらに、最も高精細度が要求される機器としては、例えば、仮想現実(VR:Virtual Reality)、または拡張現実(AR:Augmented Reality)向けの機器がある。
【0004】
また、ディスプレイパネルに適用可能な表示装置としては、代表的には液晶表示装置、有機EL(Electro Luminescence)素子、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)等の発光素子を備える発光装置、及び電気泳動方式などにより表示を行う電子ペーパなどが挙げられる。
【0005】
例えば、有機EL素子の基本的な構成は、一対の電極間に発光性の有機化合物を含む層を挟持したものである。この素子に電圧を印加することにより、発光性の有機化合物から発光を得ることができる。このような有機EL素子が適用された表示装置は、液晶表示装置等で必要であったバックライトが不要なため、薄型、軽量、高コントラストで且つ低消費電力な表示装置を実現できる。例えば、有機EL素子を用いた表示装置の一例が、特許文献1に記載されている。
【0006】
特許文献2には、有機ELデバイスを用いた、VR向けの表示装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2002-324673号公報
国際公開第2018/087625号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の一態様は、利便性、有用性または信頼性に優れた新規な表示装置の作製方法を提供することを課題の一とする。または、利便性、有用性または信頼性に優れた新規な表示装置を提供することを課題の一とする。または、新規な表示装置の作製方法、新規な表示装置、または、新規な半導体装置を提供することを課題の一とする。
【0009】
なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。なお、本発明の一態様は、これらの課題の全てを解決する必要はないものとする。なお、これら以外の課題は、明細書、図面、請求項などの記載から、自ずと明らかとなるものであり、明細書、図面、請求項などの記載から、これら以外の課題を抽出することが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)本発明の一態様は、以下のステップを有する表示装置の作製方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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