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公開番号2024058571
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2023109523
出願日2023-07-03
発明の名称有機発光装置、それを有する表示装置、照明装置、電子機器、移動体、画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H10K 50/19 20230101AFI20240418BHJP()
要約【課題】 第一の色を発光する2つの発光層を有し、発光特性に優れた有機発光素子を提供する。
【解決手段】 本開示は、第一電極、第一発光層、電荷発生層、第二発光層、第二電極を、この順で有し、前記第一発光層は第一発光材料を有し、前記第一発光材料及び前記第二発光材料は、いずれも第一の色を発光する有機発光素子であって、前記第一発光材料と前記第二発光材料とが異なることを特徴とする有機発光素子を提供する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
第一電極、第一発光層、電荷発生層、第二発光層、第二電極を、この順で有し、
前記第一発光層は第一発光材料を有し、前記第二発光層は第二発光材料を有し、
前記第一発光材料及び前記第二発光材料は、いずれも第一の色を発光する有機発光素子であって、
前記第一発光材料と前記第二発光材料とが異なることを特徴とする有機発光素子。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記第一発光材料のPLスペクトルの半値幅と、前記第二発光材料のPLスペクトルの半値幅が異なることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項3】
前記第一発光材料のPLスペクトルの半値幅は、前記第二発光材料のPLスペクトルの半値幅よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の有機発光素子。
【請求項4】
前記第一発光材料のPLスペクトルの半値幅は、前記第二発光材料のPLスペクトルの半値幅よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の有機発光素子。
【請求項5】
前記第一発光材料のPLスペクトルの半値幅と、前記第二発光材料のPLスペクトルの半値幅がとの差が、30nm以内であることを特徴とする請求項2に記載の有機発光素子。
【請求項6】
前記第一電極と前記第一発光層との距離が前記第一の色の波長を強める第一光学距離であり、前記第一電極と前記第二発光層との距離が、前記第一の色の波長を強め、前記第一光学距離とは次数が異なる第二光学距離であることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項7】
前記電荷発生層の最低非占有分子軌道エネルギーが前記第二発光層の最高被占有分子軌道エネルギーよりも低いことを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項8】
前記有機発光素子が、反射電極を有し、
前記反射電極、前記第一電極、前記第一発光層、前記第二発光層、前記第二電極の順で有し、
前記反射電極と前記第一発光層との距離が前記第一の色の波長を強める第一光学距離であり、前記反射電極と前記第二発光層との距離が、前記第一の色の波長を強め、前記第一光学距離とは次数が異なる第二光学距離であることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項9】
前記第二発光層の前記第一電極への正射影が、前記第一発光層の前記第一電極への正射影よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項10】
前記第一発光層が発する光が入射するレンズをさらに有し、
前記レンズと前記第一発光層の間に前記第二発光層が配されることを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、有機発光装置、それを有する表示装置、照明装置、電子機器、移動体、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
有機発光素子(以下OLEDとも呼ぶ。)は、陽極と陰極とこれらの電極間に配置されている発光層とを含む有機EL(エレクトロルミネセンス)層に通電することにより光を放出する素子である。有機発光素子は、従来の表示装置に比して、形状の自由度が高い、軽量、演色性の高い、という特性から様々な表示装置に用いられている。さらなる応用製品に展開されるため、盛んに開発が行われているが、有機発光素子は、従来の表示装置に比して、輝度の高さが得にくいことが知られており、高い輝度を得るための技術が求められている。
【0003】
特許文献1には、アノードとカソードとの間に、発光層を2つ有する有機発光素子が記載されている。当該有機発光素子は、2つの発光層は発光色が同じであり、発光層を1つ有する構成に比して、有機発光素子の輝度が高いことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2015/0188087号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、発光層を2つ有する構成が記載されているが、発光層を2つ有する場合には、アノード側の発光層と、カソード側の発光層が視野角に与える影響など、2つの発光層における発光位置が異なることに対して、改善の余地があった。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みて成されたものであり、その目的は、第一の色を発光する2つの発光層を有し、発光特性に優れた有機発光素子を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態は、第一電極、第一発光層、電荷発生層、第二発光層、第二電極を、この順で有し、前記第一発光層は第一発光材料を有し、前記第二発光層は第二発光材料を有し、前記電荷発生層は前記第二発光層の最高被占有分子軌道エネルギーよりも最低非占有分子軌道エネルギーが低い有機化合物を有し、前記第一発光材料及び前記第二発光材料は、いずれも第一の色を発光する有機発光素子であって、
前記第一発光材料と前記第二発光材料とが異なることを特徴とする有機発光素子を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、第一の色を発光する2つの発光層を有し、発光特性に優れた有機発光素子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
(a)本発明の一実施形態に係る有機発光素子の断面模式図である。(b)本発明の一実施形態に係る有機発光素子のエネルギーダイアグラムの一例である。
本発明の一実施形態に係る有機発光装置の断面模式図である。
本発明の一実施形態に係る、光学干渉構造を有する有機発光装置の断面模式図である。
(a)本発明の一実施形態に係る、レンズを有する有機発光装置の断面模式図である。(b)レンズの配置位置の変形例を表す有機発光装置の断面模式図である。
(a)本発明の一実施形態に係る表示装置の画素の一例を表す概略断面図である。(b)本発明の一実施形態に係る有機発光素子を用いた表示装置の一例の概略断面図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の一例を表す模式図である。
(a)本発明の一実施形態に係る撮像装置の一例を表す模式図である。(b)本発明の一実施形態に係る電子機器の一例を表す模式図である。
(a)本発明の一実施形態に係る表示装置の一例を表す模式図である。(b)折り曲げ可能な表示装置の一例を表す模式図である。
(a)本発明の一実施形態に係る照明装置の一例を示す模式図である。(b)本発明の一実施形態に係る車両用灯具を有する自動車の一例を示す模式図である。
(a)本発明の一実施形態に係るウェアラブルデバイスの一例を示す模式図である。(b)本発明の一実施形態に係るウェアラブルデバイスの一例で、撮像装置を有する形態を示す模式図である。
(a)本発明の一実施形態に係る画像形成装置の模式図である。(b)および(c)露光光源の発光部が長尺状の基板に複数配置されている形態を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態に係る有機発光素子は、第一電極、第一発光層、電荷発生層、第二発光層、第二電極を、この順で有し、前記第一発光層は第一発光材料を有し、前記第二発光層は第二発光材料を有し、前記第一発光材料及び前記第二発光材料は、いずれも第一の色を発光する有機発光素子であって、前記第一発光材料と前記第二発光材料とが異なることを特徴とする有機発光素子である。
(【0011】以降は省略されています)

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