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公開番号2024053582
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022159891
出願日2022-10-04
発明の名称電力消費装置
出願人多摩川精機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H10N 10/17 20230101AFI20240409BHJP()
要約【課題】熱電変換素子部材により吸熱された熱を利用して電力消費装置を省電力化する。
【解決手段】ジャイロ装置1は、電力消費部を構成するジャイロ本体部20と、ジャイロ本体部20を収容するケース部材30と、ケース部材30に設けられた熱電変換素子部材40と、熱電変換素子部材40により発電された電力が入力され、熱電変換素子部材40により発電された電力を、ジャイロ本体部20の稼働電力として出力する電源部70とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電力消費部(20)と、
前記電力消費部(20)を収容するケース部材(30)と、
前記ケース部材(30)に設けられた熱電変換素子部材(40)と、
前記熱電変換素子部材(40)により発電された電力が入力され、前記熱電変換素子部材(40)により発電された電力を、前記電力消費部(20)の稼働電力として出力する電源部(70)と
を備える、電力消費装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記ケース部材(30)の壁面部(31)は、少なくとも1つのケース曲面部(33)を有し、
前記ケース曲面部(33)に設けられた前記熱電変換素子部材(40)は、フレキシブル基板に複数の熱電変換素子が配設された可撓性部材(42)を含み、前記可撓性部材(42)は前記ケース曲面部(33)に沿って曲げられている、請求項1に記載の電力消費装置。
【請求項3】
前記電力消費部は、ジャイロ本体部(20)である、請求項1又は2に記載の電力消費装置。
【請求項4】
前記熱電変換素子部材(40)は、赤外線領域の光を吸収して発熱する発熱部材(51)を含む、請求項1又は2に記載の電力消費装置。
【請求項5】
前記電力消費部(20)と、前記熱電変換素子部材(40)との間には、熱伝導部材(34)が設けられている請求項1又は2に記載の電力消費装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は電力消費装置に関し、特に熱電変換素子部材を有する電力消費装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電力消費装置として、例えば特許文献1に記載されているようなジャイロ装置が知られている。この特許文献1に記載されたジャイロ装置は、ジャイロ及び加速度計が取り付けられた取付体を有し、この取付体には熱電変換素子としてペルチェ素子が取り付けられている。そして、このジャイロ装置では、ジャイロ及び加速度計の稼働時に発生する熱をペルチェ素子により吸熱することでジャイロ及び加速度計が冷却される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-77267号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されているようなジャイロ装置では、ジャイロ及び加速度計の稼働時に発生する熱はペルチェ素子により吸熱され、ジャイロ装置の外部に排熱されるため、熱エネルギーが廃棄されるのみであり有効に活用されていないという問題点があった。
【0005】
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、熱電変換素子部材により吸熱された熱を利用して電力消費装置を省電力化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の電力消費装置は、電力消費部と、電力消費部を収容するケース部材と、ケース部材に設けられた熱電変換素子部材と、熱電変換素子部により発電された電力が入力され、熱電変換素子部により発電された電力を、電力消費部の稼働電力として出力する電源部とを備える。
【0007】
また、ケース部材の壁面部は、少なくとも1つのケース曲面部を有し、ケース曲面部に設けられた熱電変換素子部は、フレキシブル基板に複数の熱電変換素子が配設された可撓性部材を含み、可撓性部材はケース曲面部に沿って曲げられていてもよい。
また、電力消費部は、ジャイロ本体部であってもよい。
また、熱電変換素子部は、赤外線領域の光を吸収して発熱する発熱部材を含んでもよい。
また、電力消費部と、熱電変換素子部との間には、熱伝導部材が設けられていてもよい。
【発明の効果】
【0008】
この発明に係る電力消費装置は、ケース部材に設けられた熱電変換素子部材と、熱電変換素子部により発電された電力が入力され、熱電変換素子部により発電された電力を、電力消費部の稼働電力として出力する電源部とを備えるため、熱電変換素子部材により吸熱された熱を利用して電力消費装置を省電力化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1のジャイロ装置の分解図である。
図1に示すジャイロ装置1を、中心軸に沿って切断した断面図である。
図1に示す熱電変換素子部材の構成の一部分を示す概略図である。
図3に示す熱電変換素子部材の部分概略図である。
側面部側素子部材と光ファイバコイルとの位置関係を示す部分概略図である。
従来の熱電変換素子部材の構成の一部分を示す概略図である。
実施の形態2の熱電変換素子部材の部分拡大概略図である。
実施の形態3のジャイロ装置を中心軸に沿って切断した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係る電力消費装置を添付図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態1のジャイロ装置を示す分解図である。ジャイロ装置1は、円柱状のケース部材30と、ケース部材30に収容される熱電変換素子部材40と、ケース部材30に収容される円柱状のジャイロ本体部20とを有している。なお、ジャイロ装置1は電力消費装置を構成している。
(【0011】以降は省略されています)

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