TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024057064
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2024028716,2022190503
出願日2024-02-28,2011-09-08
発明の名称半導体装置
出願人株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類H10B 12/00 20230101AFI20240416BHJP()
要約【課題】データの保持期間を確保しつつ、単位面積あたりの記憶容量を高めることができ
る記憶装置の提案すること。
【解決手段】複数のビット線を幾つかのグループに分割し、複数のワード線も幾つかのグ
ループに分割する。そして、一のグループに属するビット線に接続されたメモリセルには
、一のグループに属するワード線が接続されるようにする。さらに、上記複数のビット線
は、複数のビット線駆動回路によってグループごとにその駆動が制御されるようにする。
加えて、上記複数のビット線駆動回路と、ワード線駆動回路とを含めた駆動回路上に、セ
ルアレイを形成する。駆動回路とセルアレイが重なるように三次元化することで、ビット
線駆動回路が複数設けられていても、記憶装置の占有面積を小さくすることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の第1ビット線を駆動する第1ビット線駆動回路と、
複数の第2ビット線を駆動する第2ビット線駆動回路と、
複数の第1ワード線及び複数の第2ワード線を駆動するワード線駆動回路と、
複数の第1メモリセルを有する第1セルアレイ及び複数の第2メモリセルを有する第2セルアレイと、を有し、
前記第1メモリセルは、ゲート電極が前記複数の第1ワード線のいずれか一に電気的に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方が前記複数の第1ビット線のいずれか一に電気的に接続された第1トランジスタと、一方の電極が前記第1トランジスタのソース電極及びドレイン電極の他方に電気的に接続された第1容量素子と、を有し、
前記第2メモリセルは、ゲート電極が前記複数の第2ワード線のいずれか一に電気的に接続され、ソース電極及びドレイン電極の一方が前記複数の第2ビット線のいずれか一に電気的に接続された第2トランジスタと、一方の電極が前記第2トランジスタのソース電極及びドレイン電極の他方に電気的に接続された第2容量素子と、を有し、
前記第1セルアレイは、前記第1ビット線駆動回路上に重畳して設けられ、
前記第2セルアレイは、前記第2ビット線駆動回路上に重畳して設けられる、記憶装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記憶装置に関する。また、該記憶装置を有する半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、トランジスタの活性層の材料として、高移動度と、均一な素子特性とを兼ね備えた
酸化物半導体と呼ばれる、半導体特性を示す金属酸化物に注目が集まっている。金属酸化
物は様々な用途に用いられている。例えば、酸化インジウムは、液晶表示装置において画
素電極の材料として用いられている。半導体特性を示す金属酸化物としては、例えば、酸
化タングステン、酸化錫、酸化インジウム、酸化亜鉛などがあり、このような半導体特性
を示す金属酸化物をチャネル形成領域に用いるトランジスタが、既に知られている(特許
文献1及び特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-123861号公報
特開2007-96055号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、半導体記憶装置(以下、単に記憶装置ともいう)には、揮発性メモリに分類さ
れるDRAM、SRAM、不揮発性メモリに分類されるマスクROM、EPROM、EE
PROM、フラッシュメモリ、強誘電体メモリなどがあり、単結晶の半導体基板を用いて
形成されたこれらのメモリの多くは既に実用化されている。上記の記憶装置の中でも、D
RAMは、トランジスタとキャパシタ(以下、容量素子ともいう)でメモリセルを構成す
る単純な構造を有しており、SRAM等の他の記憶装置に比べてメモリセルを構成するた
めの半導体素子が少ない。よって、他の記憶装置と比べて単位面積あたりの記憶容量を高
めることができ、低コスト化を実現できる。
【0005】
上述したように、DRAMは大記憶容量化に適しているが、チップサイズの増大を抑えつ
つ、集積度のより高い集積回路を実現するためには、他の記憶装置と同様にもっと単位面
積あたりの記憶容量を高めなくてはならない。そのためには、電荷を保持するために各メ
モリセルに設けられた容量素子の面積を小さくし、各メモリセルの面積を縮小化せざるを
得ない。
【0006】
しかし、容量素子の面積縮小化によりその容量値が小さくなると、各デジタル値どうしの
電荷量の差が小さくなるため、トランジスタのオフ電流の値が高いとデータの正確さを維
持するのが難しく、保持期間が短くなる傾向にある。よって、リフレッシュ動作の頻度が
増加し、消費電力が嵩んでしまう。
【0007】
また、大記憶容量化を図るためにメモリセルの数を増やすと、一のビット線に接続される
メモリセルの数が増大する、或いは、一のビット線が引き回される距離が長くなる。よっ
て、ビット線の有する寄生容量と寄生抵抗が増大するため、容量素子の面積縮小化により
各デジタル値どうしの電荷量の差が小さくなると、上記ビット線を介して上記電荷量の差
、すなわちデータを正確に読み出すのが困難になり、エラー発生率が高まる。
【0008】
また、メモリセルの数を増やすと、ビット線の場合と同様に、一のワード線に接続される
メモリセルの数が増大する、或いは、一のワード線が引き回される距離が長くなる。よっ
て、ワード線の有する寄生容量と寄生抵抗が増大するため、ワード線に入力された信号の
パルスが遅延する、或いは、ワード線の電位降下が大きくなる。よって、ワード線を介し
てトランジスタのスイッチングを制御するための信号をメモリセルに供給すると、メモリ
セルによって、データが書き込まれない、データを十分に保持しきれずに消失してしまう
、読み出しにかかる時間が長すぎるために正確なデータが読み出されないなど、データの
書き込み、保持、読み出しの一連の動作に不具合が生じ、エラー発生率が高まる。
【0009】
上述の課題に鑑み、本発明の一態様は、データの保持期間を確保しつつ、単位面積あたり
の記憶容量を高めることができる記憶装置の提案を、目的の一とする。或いは、本発明の
一態様は、エラー発生率を抑えつつ、単位面積あたりの記憶容量を高めることができる記
憶装置の提案を、目的の一とする。或いは、本発明の一態様は、上記記憶装置を用いるこ
とで、高集積化された半導体装置を実現することを、目的の一とする。或いは、本発明の
一態様は、上記記憶装置を用いることで、信頼性の高い半導体装置を実現することを、目
的の一とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、一のビット線に接続されるメモリセルの数を小さく抑え、代わりにビット
線の数を増やすことで、メモリセルの数が増大してもビット線の寄生容量、寄生抵抗を小
さく抑えることができるのではないかと考えた。ただし、ビット線の数が増加すると、複
数のメモリセルで構成されるセルアレイのレイアウトが一方向に長く伸びた形状となり、
そのアスペクト比が1からかけ離れてしまう。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
記憶装置
2日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
1か月前
マグネデザイン株式会社
GSR素子の製造方法
16日前
エイブリック株式会社
リードフレーム及び半導体装置
1か月前
TDK株式会社
磁気抵抗効果素子
1か月前
多摩川精機株式会社
電力消費装置
1か月前
キヤノン株式会社
光電変換素子
14日前
京セラ株式会社
圧電素子
21日前
住友電気工業株式会社
光センサ
23日前
住友電気工業株式会社
光センサ
23日前
株式会社半導体エネルギー研究所
表示装置の作製方法、表示装置
28日前
キオクシア株式会社
不揮発性半導体メモリ
1か月前
兵庫県公立大学法人
ペロブスカイト太陽電池
28日前
TDK株式会社
磁歪膜および電子デバイス
今日
株式会社半導体エネルギー研究所
発光デバイス、表示装置、および電子機器
2日前
国立大学法人東北大学
発電用複合材料および発電用複合材料の製造方法
1か月前
キオクシア株式会社
半導体装置およびその製造方法
23日前
三菱ケミカル株式会社
光電変換素子用材料、及び光電変換素子
今日
保土谷化学工業株式会社
化合物、正孔輸送材料、およびそれを用いた光電変換素子
1か月前
エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
表示装置
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置、半導体装置の作製方法、及び電子機器
1か月前
富士フイルム株式会社
圧電素子及びアクチュエータ
1か月前
富士フイルム株式会社
圧電素子及びアクチュエータ
1か月前
富士フイルム株式会社
圧電素子及びアクチュエータ
1か月前
富士フイルム株式会社
圧電素子及びアクチュエータ
1か月前
セメス株式会社
半導体装置
1日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光素子
1か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光素子
15日前
パイオニア株式会社
発光装置
1か月前
株式会社アイシン
ホール輸送材料及びホール輸送材料を用いた太陽電池
2日前
株式会社半導体エネルギー研究所
発光素子
8日前
株式会社Gaianixx
自立膜、積層構造体、素子、電子デバイス、電子機器及びシステム
7日前
株式会社半導体エネルギー研究所
半導体装置
23日前
北京夏禾科技有限公司
有機エレクトロルミネッセンス素子およびその使用
1か月前
三菱ケミカル株式会社
有機光電変換素子の製造方法及び有機光電変換素子
29日前
続きを見る