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公開番号2024055740
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2023060901
出願日2023-04-04
発明の名称内視鏡システム
出願人オリンパスメディカルシステムズ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A61B 1/07 20060101AFI20240411BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】治療による熱傷のリスク低減と、観察部位の明るさの確保とを両立することができる内視鏡システムを提供すること。
【解決手段】本発明に係る内視鏡システムは、白色の波長分布を有する白色光を出射する光源部と、光源部から、光学的治療に用いる薬剤の吸収帯のうち、少なくとも最大のピークを有する吸収帯の波長帯域の光をカットする光学素子と、光学素子を通過した光成分に基づく像を撮像する撮像素子と、撮像素子が撮像した撮像信号を処理して画像を生成する画像処理部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
白色の波長分布を有する白色光を出射する光源部と、
前記光源部から、光学的治療に用いる薬剤の吸収帯のうち、少なくとも最大のピークを有する吸収帯の波長帯域の光をカットする光学素子と、
前記光学素子を通過した光成分に基づく像を撮像する撮像素子と、
前記撮像素子が撮像した撮像信号を処理して画像を生成する画像処理部と、
を備える内視鏡システム。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記光学素子は、
650nmより大きい波長帯域の光を遮断し、かつ650nm以下の波長帯域の光を通過させる第1フィルタと、
450nmより小さい波長帯域の光を遮断し、かつ450nm以上の波長帯域の光を通過させる第2フィルタと、
の少なくとも一方を有する請求項1に記載の内視鏡システム。
【請求項3】
前記画像処理部は、前記光学素子によってカットされる光成分を補正する補正処理を実行する、
請求項1に記載の内視鏡システム。
【請求項4】
前記白色光を被写体に照射する通常観察モード、前記光学素子を通過した照明光を被写体に照射する熱侵襲低減モードのうちのいずれが、前記光源部の観察モードとして設定され、
前記画像処理部は、前記熱侵襲低減モードが設定された場合に、前記補正処理を実行する、
請求項3に記載の内視鏡システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内視鏡システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、抗体薬剤を癌細胞のタンパク質に特異的に結合させ、治療光である近赤外光の照射によって抗体薬剤を活性化させて癌細胞を破壊することによって癌の治療を行う光免疫療法(Photoimmunotherapy:PIT)の研究が進められている。近赤外光が照射された抗体薬剤は、癌細胞を膨張させ、該癌細胞の細胞死を誘導する。この際、抗体薬剤は、励起されることによって蛍光を発する。この蛍光の強度は、治療効果の指標として用いられる。
【0003】
ところで、治療部位を観察するために白色光が照射されるが、この白色光に含まれる光成分、具体的には抗体薬剤が励起される成分によって、抗体薬剤が反応し、意図していた以上に、組織が熱傷を負うリスクがあった。この問題を解決するため、温度センサーによって表面温度を検知して、照明光量を制御する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2008/0058602号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のような照明光量の制御を行うと、治療中に照明光量が低減することによって、観察部位が暗くなる。治療による熱傷のリスクと、観察部位の明るさとは、トレードオフの関係があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、治療による熱傷のリスク低減と、観察部位の明るさの確保とを両立することができる内視鏡システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる内視鏡システムは、白色の波長分布を有する白色光を出射する光源部と、前記光源部から、光学的治療に用いる薬剤の吸収帯のうち、少なくとも最大のピークを有する吸収帯の波長帯域の光をカットする光学素子と、前記光学素子を通過した光成分に基づく像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子が撮像した撮像信号を処理して画像を生成する画像処理部と、を備える。
【0008】
また、本発明にかかる内視鏡システムは、上記発明において、前記光学素子は、650nmより大きい波長帯域の光を遮断し、かつ650nm以下の波長帯域の光を通過させる第1フィルタと、450nmより小さい波長帯域の光を遮断し、かつ450nm以上の波長帯域の光を通過させる第2フィルタと、の少なくとも一方を有する。
【0009】
また、本発明にかかる内視鏡システムは、上記発明において、前記画像処理部は、前記光学素子によってカットされる光成分を補正する補正処理を実行する。
【0010】
また、本発明にかかる内視鏡システムは、上記発明において、前記白色光を被写体に照射する通常観察モード、前記光学素子を通過した照明光を被写体に照射する熱侵襲低減モードのうちのいずれが、前記光源部の観察モードとして設定され、前記画像処理部は、前記熱侵襲低減モードが設定された場合に、前記補正処理を実行する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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