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公開番号2024055560
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162595
出願日2022-10-07
発明の名称画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240411BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 用紙変形を抑制して画像形成装置の特性を取得することが可能な特性取得用の画像を提供する。
【解決手段】 本発明に係る画像形成装置は、画像中に、濃度が段階的に異なる複数の領域と、前記複数の領域のうち第一の領域と第二の領域との間に第三の領域とを有し、前記領域それぞれの水分量は、前記第一の領域<前記第三の領域<前記第二の領域の関係を満たす画像の画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶された画像データを印刷媒体上に形成する形成手段とを有することを特徴とする。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置であって、
画像中に、濃度が段階的に異なる複数の領域と、前記複数の領域のうち第一の領域と第二の領域との間に第三の領域とを有し、前記領域それぞれの水分量は、前記第一の領域<前記第三の領域<前記第二の領域の関係を満たす画像の画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶された画像データを印刷媒体上に形成する形成手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記複数の領域に対応する画像データの信号値は、均一であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第三の領域における水分量は、均一であること、または、変曲点を有さないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第一の領域と第二の領域との水分量差は、前記複数の領域のうち、前記第三の領域を間に有さない第四の領域と第五の領域との水分量差よりも大きいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第三の領域の大きさは、前記第一の領域と前記第二の領域との水分量差から決定されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記複数の領域のうち、最も水分量の多い領域以外の領域が、前記画像中の端部に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記画像形成装置は、有色の記録材および透明の記録材を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第三の領域は、前記透明の記録材のみを用いて記録されることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第三の領域における前記透明の記録材量は、前記複数の領域における無色透明の記録材量よりも多いことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記画像形成装置は、複数種類の有色の記録材を備え、
前記第三の領域は、前記第一の領域および前記第二の領域で記録される有色の記録材とは異なる種類の有色の記録材を用いて記録されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙変形を抑制して画像処理装置の特性を取得する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット方式の記録装置で用いられる記録ヘッドは、製造上の誤差などの原因によって複数のノズル間で吐出量にばらつきを持つことがある。このような吐出量のばらつきがあると、記録される画像に濃度むらが生じ易くなる。従来、この濃度むらを低減する処理として、特許文献1に記載されるHS(Head Shading)処理が知られている。HS処理では、ノズル毎の吐出量に関する情報に応じて、記録対象の画像データを補正する。ここでノズル毎の吐出量を取得するには、特性取得用の画像を印刷し、スキャナなどで測定する。そして、測定結果に応じて、記録されるインクドットの数をノズル毎ないし複数ノズル毎に増減させるように画像データを補正することにより、記録画像における濃度ムラの補正を行うことができる。
【0003】
また、印刷物の色を所望の色にするため、色変換テーブルを用いた色補正処理が知られている。印刷物の色は記録装置の特性に依存するため、例えば、印刷した色補正用の画像を測色器で測定し、測色器で得たCIEL*a*b*値と記録装置のCMYK値との対応から、所望のCIEL*a*b*値となるCMYK値を算出する。
【0004】
一方、水性インクを用いて印刷用紙上に画像を印刷すると、印刷用紙が水分によって変形し、印刷物の品位が損なわれるという問題が知られている。上記のHS処理や色補正に用いる特性取得用画像において用紙変形が発生した場合、スキャナや測色機で測定した結果が用紙変形の影響を受けてしまい、プリンタの特性が正しく取得できないことがある。特許文献2に記載の技術では、インクを付与する画像部と付与しない非画像部(白地部)との水分量差を低減することで、局所的な水分量差に起因する用紙変形を抑制する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-013674号公報
特開2011-161822号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献2の技術では、HS処理や色補正に用いる特性取得用画像で発生する用紙変形を十分に抑制できないことがある。図8(a)に、HS処理の特性取得用画像の例を示す。印刷用紙上に、9階調のパッチ801~809がブラックインクで記録されている。このとき、特許文献2に記載の技術を適用することで、例えばパッチ809周辺の非画像部(白地部)に透明液を付与し、局所的な水分量差を低減することが可能である。しかし、パッチ808とパッチ809との間の水分量差を低減することはできない。その理由は、パッチ808に透明液を付与すると、パッチ808の濃度が変化してしまい、HS処理に用いる特性が正しく取得できないことがあるためである。
【0007】
そこで本発明は、用紙変形を抑制して画像形成装置の特性を取得することが可能な特性取得用の画像を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る画像形成装置は、画像中に、濃度が段階的に異なる複数の領域と、前記複数の領域のうち第一の領域と第二の領域との間に第三の領域とを有し、前記領域それぞれの水分量は、前記第一の領域<前記第三の領域<前記第二の領域の関係を満たす画像の画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶された画像データを印刷媒体上に形成する形成手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、用紙変形を抑制して画像形成装置の特性を取得することが可能な特性取得用の画像を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成システムのハードウェア構成を示す図。
画像形成部107の模式図。
画像処理部106の構成図。
HS処理のフローチャート。
第1実施形態におけるHS補正用画像の例を示す図。
HS処理を説明するための模式図。
第1実施形態におけるHS補正用画像作成のフローチャート。
従来のHS補正用画像の例を示す図。
第2実施形態におけるHS補正用画像作成のフローチャート。
第2実施形態におけるHS補正用画像の例を示す図。
第3実施形態におけるHS補正用画像の例を示す図。
第4実施形態における色補正用画像作成のフローチャート。
第4実施形態における色補正用画像の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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