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公開番号2024055547
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162566
出願日2022-10-07
発明の名称糸巻取装置
出願人村田機械株式会社
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類B65H 67/08 20060101AFI20240411BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】糸を糸巻取位置に適切に案内する。
【解決手段】ワインダユニット2は、糸Yを供給する給糸部6と、糸Yを貯留する糸貯留装置40と、糸Yを巻き取ってパッケージ30を形成すパッケージ形成部8と、給糸部6側の糸Yと糸貯留装置40側の糸Yとを糸継ぎする糸継装置14と、糸貯留装置40と糸継装置14との間で糸Yを案内する糸案内部7と、を備える。糸案内部7は、糸Yを引き出して給糸部6側に噴出する糸噴出部60と、糸噴出部60によって噴出された糸Yを捕捉する捕捉装置13と、糸噴出部60から噴出された糸Yを捕捉装置13まで案内する糸案内パイプ80と、糸案内パイプ80から引き出された糸Yが糸巻取位置に導かれるのを規制する規制レバー95と、を有する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
糸を供給する供給部と、
前記供給部から供給された糸を貯留する糸貯留装置と、
前記糸貯留装置に貯留された糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取部と、
前記供給部と前記糸貯留装置との間で糸が分断された時に、前記供給部側の糸と、前記糸貯留装置側の糸と、を糸継ぎする糸継装置と、
前記糸貯留装置と前記糸継装置との間で前記糸を案内する糸案内部と、
を備え、
前記糸案内部は、
前記糸貯留装置に貯留された糸を引き出して前記供給部側に噴出する糸噴出部と、
前記糸継装置と前記供給部との間に配置され、前記糸噴出部によって噴出された糸を捕捉する糸捕捉部と、
前記糸噴出部と前記糸捕捉部の間に設けられ、前記糸噴出部から噴出された糸を前記糸捕捉部まで案内する糸案内パイプと、
前記糸案内パイプから引き出された糸が、糸を巻き取るときの糸巻取位置に導かれるのを一時的に規制する規制レバーと、
を有する、糸巻取装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
糸が前記糸巻取位置に導かれるのを規制する規制位置と、糸を前記糸巻取位置に導くことを可能とする導入位置と、の間で前記規制レバーを移動させる移動部をさらに備える、請求項1に記載の糸巻取装置。
【請求項3】
前記移動部は、前記供給部から供給された糸を前記糸貯留装置に案内する際の糸案内位置と、前記糸貯留装置に貯留された糸を引き出して前記供給部側に噴出する際の糸引出し位置と、の間で前記糸噴出部を移動させる、請求項2に記載の糸巻取装置。
【請求項4】
前記糸案内パイプは、前記糸案内部から脱着可能となっている、請求項1~3のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項5】
前記糸案内パイプは、
前記糸噴出部から噴出された糸を内部の案内経路に吸引する入口と、
前記案内経路に吸引された糸の移動方向を変更する屈曲部と、
を有し、
前記糸案内パイプの前記屈曲部から前記糸捕捉部側までの前記案内経路の断面積は、前記入口から前記屈曲部までの前記案内経路の断面積よりも大きい、
請求項1~4のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項6】
前記糸案内パイプは、扁平な側面を有する、請求項1~5のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項7】
前記糸案内パイプは、
内部の案内経路から前記糸捕捉部側に糸を導出するスリットと、
前記スリットから立設するフィンと、
を有する、請求項1~6のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項8】
前記糸案内パイプは、内部の案内経路から前記糸捕捉部側に糸を導出するスリットを有し、
前記スリットは、前記糸案内パイプの延長方向と平行である、請求項1~7のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項9】
前記供給部は、給糸ボビンから解舒された糸を供給する、請求項1~8のいずれかに記載の糸巻取装置。
【請求項10】
前記供給部は、空気の力により紡績された糸を供給する、請求項1~8のいずれかに記載の糸巻取装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、糸巻取装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、給糸ボビンが支持される給糸部と、給糸部に支持された給糸ボビンから糸を解舒し、解舒した糸を巻き取る糸貯留装置と、給糸ボビン側の糸の糸端と糸貯留装置側の糸の糸端との糸継ぎを行う糸継装置と、糸を巻き取ってパッケージを形成する糸巻取部と、を備える糸巻取装置が知られている。この糸巻取装置には、糸ボビンと糸貯留装置との間で糸が分断状態となった場合に、糸貯留装置側の糸を捕捉して糸の案内経路へ吹き飛ばすことで、糸を当該案内経路に沿って引き出して、捕捉部に捕捉させる引出し部(エアサッカー装置)が設けられている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-050053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
引出し部により引き出された糸は、捕捉部により捕捉された後、糸の案内経路から糸継装置に向けて移動する。糸継装置に向けて移動した糸は、糸継装置、糸の欠陥を検出する糸監視装置などの他の装置に案内される。すなわち、糸継装置に向けて移動した糸は、糸を巻き取ることが可能となる位置(糸巻取位置)に案内される。
【0005】
従来の装置では、引出し部により引き出されている最中に糸を巻き取ることが可能となる位置への糸の案内が完了してしまうことがあった。このとき、引出し部により引き出されている最中に糸監視装置に案内された糸は、糸監視装置にて定められた糸の移動方向(巻取方向)とは逆の方向に移動させられることになる。糸監視装置の糸案内機構は定められた糸の移動方向とは逆の異なる方向に移動できるように設計されていないので、糸の引っ掛かりが発生する可能性がある。この引っかかりにより生じる糸の塊が、糸継ぎ後の糸を巻き取る際に、糸貯留装置側へ移動する可能性がある。
【0006】
本発明の目的は、糸を糸巻取位置に適切に案内することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一態様に係る糸巻取装置は、供給部と、糸貯留装置と、巻取部と、糸継装置と、糸案内部と、を備える。供給部は、糸を供給する。糸貯留装置は、供給部から供給された糸を貯留する。巻取部は、糸貯留装置に貯留された糸を巻き取ってパッケージを形成する。糸継装置は、供給部と糸貯留装置との間で糸が分断された時に、供給部側の糸と、糸貯留装置側の糸と、を糸継ぎする。糸案内部は、糸貯留装置と糸継装置との間で糸を案内する。
【0008】
糸案内部は、糸噴出部と、糸捕捉部と、糸案内パイプと、規制レバーと、を有する。糸噴出部は、糸貯留装置に貯留された糸を引き出して供給部側に噴出する。糸捕捉部は、糸継装置と供給部との間に配置され、糸噴出部によって噴出された糸を捕捉する。糸案内パイプは、糸噴出部と糸捕捉部の間に設けられ、糸噴出部から噴出された糸を糸捕捉部まで案内する。規制レバーは、糸案内パイプから引き出された糸が、糸を巻き取るときの糸巻取位置に導かれるのを一時的に規制する。
【0009】
上記の糸巻取装置では、規制レバーによって、糸案内パイプから引き出された糸が、一時的に、糸を巻き取るときの位置(糸巻取位置)に導かれないようにされている。これにより、糸案内パイプから引き出された糸が、不適切なタイミングで糸巻取位置(例えば、糸監視装置等)に案内されなくなる。すなわち、糸の引出し部による引き出しが完了したタイミングで糸巻取位置に案内できる。
【0010】
上記の糸巻取装置は、移動部をさらに備えてもよい。移動部は、糸が糸巻取位置に導かれるのを規制する規制位置と、糸を糸巻取位置に導くことを可能とする導入位置と、の間で規制レバーを移動させる。これにより、規制レバーを、糸の糸巻取位置への導入を規制する状態と、糸の糸巻取位置への案内を可能とする状態と、に切り換えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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