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公開番号2024055438
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162366
出願日2022-10-07
発明の名称外壁目地の施工方法
出願人個人
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E04B 1/684 20060101AFI20240411BHJP(建築物)
要約【課題】止水性が高く、建物の解体時の目地材の分離が容易で、資材の繰り返し使用が可能な外壁目地の施工方法を提供する。
【解決手段】目地材1として、隣り合う壁パネル54の隙間より幅が広く上下方向に延びるカバー部2と、隣り合う壁パネル54の隙間への差し込みが可能な差込部3とが連設されたものを用い、差込部3は、可撓性を有する二股状の差込片4の外側面に弾性体の緩衝材5が貼り着けられ、差込片4の内側に袋6が挟まれたものとし、差込部3を袋6を空として縮閉させておき、差込部3を隣り合う壁パネル54の隙間に差し込んで、カバー部2の両側の裏面をそれぞれ隣り合う壁パネル54の表面に沿わせ、袋6に上端から流動性を有する砂等の充填材7を流し込み、袋6の膨張に伴う側圧により差込片4を拡開させて、緩衝材5を壁パネル54の側端面に密着させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
目地材(1)として、隣り合う壁パネル(54)の隙間より幅が広く上下方向に延びるカバー部(2)と、前記隙間への差し込みが可能な差込部(3)とが連設されたものを用い、
前記目地材(1)の差込部(3)は、可撓性を有する二股状の差込片(4)の外側面に弾性体の緩衝材(5)が貼り着けられ、前記差込片(4)の内側に袋(6)が挟まれたものとし、
前記目地材(1)の差込部(3)を前記袋(6)を空として縮閉させておき、前記差込部(3)を前記隣り合う壁パネル(54)の隙間に差し込んで、前記カバー部(2)の両側の裏面をそれぞれ前記隣り合う壁パネル(54)の表面に沿わせ、前記袋(6)に上端から流動性を有する充填材(7)を流し込み、前記袋(6)の膨張に伴う側圧により前記差込片(4)を拡開させて、前記緩衝材(5)を前記壁パネル(54)の側端面に密着させる外壁目地の施工方法。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記目地材(1)は、前記カバー部(2)の最下部に蓋(9)を備えた取出口(8)が形成され、前記取出口(8)が前記袋(6)の穴に連通するものとし、
前記カバー部(2)から前記蓋(9)を取り外して前記取出口(8)を開口させると、前記袋(6)から前記充填材(7)が流出し、前記袋(6)が萎んで前記差込片(4)が縮閉し、前記目地材(1)を前記壁パネル(54)から分離できるようにしておくことを特徴とする請求項1に記載の外壁目地の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、建物の外壁の隙間をシールする目地の施工方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
外壁目地の施工方法として、下記特許文献1に記載されたように、隣り合う壁パネルの隙間に、予め成型された目地材を圧入するものや、下記特許文献2に記載されたように、建物の骨組材にベースプレートを取り付け、隣り合う壁パネルの隙間を介して目地材をベースプレートにドリルビス等で結合するものが知られている。
【0003】
一方、本出願人は、下記特許文献3において、図6に示すように、コンテナ型のユニット51を、柱52と梁53とを箱枠状に接合して、各面に壁パネル54を取り付けることにより製作し、複数個のユニット51を隣り合わせて積み重ね、ユニット51同士を連結して、建物を構築するユニット建築を提案している。
【0004】
このユニット建築においては、最上階から最下階のユニット51にかけて、角形鋼管の柱52に長軸のPC鋼棒又はPC鋼線から成る連結軸55を挿通し、建物の下方に連結軸55の先端部を係止した後、建物の上部で連結軸55に螺合したナット56を締め付けることにより、上下のユニット51を連結する。
【0005】
このようなユニット建築は、各階に隣り合わせて配置したユニット51を積み重ね、安定的に高層化でき、短い工期での建設が可能で、移設作業も簡単に行えることから、大規模災害からの復興拠点や長期間に及ぶ開発プロジェクト等における仮設建物の建築に適したものとなる。各階の隣り合うユニット51の間には隙間が生じるが、この隙間をシールする目地の処理方法に関しては、下記特許文献3では提示していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開平5-42407号公報
特開平6-2757235号公報
特許第5707418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献3に記載されたようなユニット建築において、隣り合うユニット間に生じる隙間をシールする場合、特許文献1に記載されたように、予め成型された目地材を隙間に圧入するだけでは、目地材の経年劣化等に伴い止水性が損なわれるおそれがある。
【0008】
また、特許文献2に記載されたような施工方法によると、目地材を建物の骨組材側のベースプレートにドリルビス等で固定するので、建物を解体してユニットや目地材を再使用する場合に、建物からの目地材の分離が困難になるというも問題がある。
【0009】
そこで、この発明は、止水性が高く、建物の解体時の目地材の分離が容易で、資材の繰り返し使用が可能な外壁目地の施工方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、この発明に係る外壁目地の施工方法は、目地材として、隣り合う壁パネルの隙間より幅が広く上下方向に延びるカバー部と、前記隙間への差し込みが可能な差込部とが連設されたものを用い、
前記目地材の差込部は、可撓性を有する二股状の差込片の外側面に弾性体の緩衝材が貼り着けられ、前記差込片の内側に袋が挟まれたものとし、
前記目地材の差込部を前記袋を空として縮閉させておき、前記差込部を前記隣り合う壁パネルの隙間に差し込んで、前記カバー部の両側の裏面をそれぞれ前記隣り合う壁パネルの表面に沿わせ、前記袋に上端から流動性を有する充填材を流し込み、前記袋の膨張に伴う側圧により前記差込片を拡開させて、前記緩衝材を前記壁パネルの側端面に密着させるものとしたのである。
(【0011】以降は省略されています)

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