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公開番号2024057262
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163872
出願日2022-10-12
発明の名称対象物支持構造
出願人株式会社竹中工務店
代理人個人
主分類E04G 5/04 20060101AFI20240417BHJP(建築物)
要約【課題】支持フレームの浮上り力を適切に負担させながら支持フレームが邪魔になり難い対象物支持構造を提供する。
【解決手段】建物内外方向Xに沿う支持フレーム2の建物外方側X1の端部に対象物3を連結して支持し、支持フレーム2の建物内外方向Xの中間部に位置する被支持部Sを、建物4の鉛直力負担部位4Aに下方側Z2から支持し、支持フレーム2の被支持部Sより建物内方側X2に位置する連結部Cを、建物4の外周柱5における鉛直力負担部位4Aよりも建物内方側X2に位置する浮上り力負担部位4Bに連結する。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
建物内外方向に沿う支持フレームの建物外方側の端部に対象物を連結して支持する対象物支持構造であって、
前記支持フレームの前記建物内外方向の中間部に位置する被支持部が、建物の鉛直力負担部位に下方側から支持され、
前記支持フレームの前記被支持部より建物内方側に位置する連結部が、前記建物の外周柱における前記鉛直力負担部位よりも前記建物内方側に位置する浮上り力負担部位に連結されている対象物支持構造。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記支持フレームの前記連結部を、前記外周柱の前記建物内方側を向く面に連結している請求項1に記載の対象物支持構造。
【請求項3】
前記支持フレームは、前記外周柱に対して建物外周方向の両側に備えられ、これら一対の前記支持フレームの前記連結部同士が、連結フレームによって互いに連結され、
前記連結フレームは、前記外周柱の前記建物内方側を向く面に連結されている請求項2に記載の対象物支持構造。
【請求項4】
前記支持フレームは、当該支持フレームの前記被支持部が前記建物の外周大梁における前記建物内外方向の中央より建物外方側の部位に支持されるように配置されている請求項1から3の何れか一項に記載の対象物支持構造。
【請求項5】
前記支持フレームは、前記支持フレームの前記被支持部が柱状部材を介して嵩上げられた状態で前記建物の外周大梁に連結され、前記支持フレームの下面の高さが、前記外周大梁上に構築されたスラブの上面の高さと同じとされている請求項1から3の何れか一項に記載の対象物支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物内外方向に沿う支持フレームの建物外方側の端部に対象物を連結して支持する対象物支持構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、建物内外方向に沿う支持フレーム(第一部材202,302)の建物外方側の端部に対象物(飛散防止ネットシステム10)を連結して支持する対象物支持構造が示されている。
【0003】
この特許文献1の対象物支持構造では、支持フレームの建物内外方向の中間部が、建物の鉛直力負担部位(解体フロア110,120における当て木22,24が載せられている部位)に下方側から支持され、支持フレームの建物内方側の端部が、建物の鉛直力負担部位よりも建物内方側の浮上り力負担部位(解体フロア110,120のスラブ)に連結されている。つまり、支持フレームの建物外方側の端部に対象物を連結して支持することにより、その反力によって支持フレームの建物内方側の端部が浮き上がろうとして浮上り力負担部位に浮上り力として作用するが、支持フレームの建物内方側の端部をアンカーボルトで浮上り力負担部位に連結することで支持フレームの建物内方側の端部が浮き上がることが防止されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-045708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、このような対象物支持構造では、支持フレームが建物内方側に向けて延在しているため邪魔になり易く、邪魔にならないように支持フレームを短くした場合には、浮上り力負担部位に作用する浮上り力が大きくなるために浮上り力負担部位であるスラブが破損してスラブに対する連結が外れる等の不具合が発生する虞がある。
【0006】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、支持フレームに支持した対象物の反力を浮上り力負担部位で適切に負担させながら支持フレームが邪魔になり難い対象物支持構造を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1特徴構成は、建物内外方向に沿う支持フレームの建物外方側の端部に対象物を連結して支持する対象物支持構造であって、
前記支持フレームの前記建物内外方向の中間部に位置する被支持部が、建物の鉛直力負担部位に下方側から支持され、
前記支持フレームの前記被支持部より建物内方側に位置する連結部が、前記建物の外周柱における前記鉛直力負担部位よりも前記建物内方側に位置する浮上り力負担部位に連結されている点にある。
【0008】
本構成によれば、支持フレームの建物内外方向の中間部に位置する被支持部を建物の鉛直力負担部位に下方側から支持させながら、支持フレームの被支持部より建物内方側に位置する連結部を鉛直力負担部位よりも建物内方側の浮上り力負担部位に連結させることで、建物の鉛直力負担部位に鉛直力を負担させつつ外周柱にて浮上り力を負担させることができる。
そして、浮上り力負担部位が外周柱にあるので、この外周柱より建物内方側に浮上り力負担部位を位置させた場合に比べて支持フレームの長さを短くすることができる。また、このように支持フレームの長さが短くなることにより、支持フレームの被支持部と連結部との間隔が狭くなるため、浮上り力負担部位に作用する浮上り力が大きくなるが、支持フレームの連結部を外周柱に連結させて外周柱を浮上り負担部位とすることで、支持フレームの連結部を建物内方側の梁や床スラブに連結させて浮上り力を引っ張り力として負担させる場合に比べて、浮上り力負担部位に浮上り力を負担させ易くなるため、上述のように浮上り力負担部位に作用する浮上り力が大きくなったとしても浮上り力負担部位によって浮上り力を適切に負担させることができる。
このように、浮上り力を外周柱に負担させることで支持フレームの長さを短くすることができるため、支持フレームに支持した対象物の反力を浮上り力負担部位に適切に負担させながら支持フレームが邪魔になり難くなる。
【0009】
本発明の第2特徴構成は、前記支持フレームの前記連結部を、前記外周柱の前記建物内方側を向く面に連結している点にある。
【0010】
本構成によれば、支持フレームの連結部を、外周柱の建物内方側を向く面に連結することで、支持フレームの連結部を外周柱の建物外周方向を向く面や建物外方側を向く面に連結した場合に比べて被支持部と連結部との間隔を広くすることができるため、支持フレームを外周柱に連結しながら浮上り力負担部位に作用する浮上り力を小さくすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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