特許ウォッチ

公開番号2024052491
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2023056809
出願日2023-03-31
発明の名称パネル構造体
出願人三協立山株式会社
代理人個人
主分類E04H 6/02 20060101AFI20240404BHJP(建築物)
要約【課題】施工を簡略化できるパネル構造体の提供。
【解決手段】並べて取付けられるパネル60,60,…と、端部パネル68とを備え、端部パネル68は、スタート材69と調整材70を有し、スタート材69は、パネル60側に配置され、端部のパネル60の縁部が係止しており、調整材70は、スタート材69よりも端部側に配置され、スタート材69と、スタート材69に係止される端部のパネル60の縁部を隠している。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
並べて取付けられるパネルと、端部パネルとを備え、端部パネルは、スタート材と調整材を有し、スタート材は、パネル側に配置され、端部のパネルの縁部が係止しており、調整材は、スタート材よりも端部側に配置され、スタート材と、スタート材に係止される端部のパネルの縁部を隠していることを特徴とするパネル構造体。
続きを表示（約 200 文字）【請求項２】
並べて取付けられるパネルと、端部パネルとを備え、端部パネルは、スタート材と調整材と端部カバー材を有し、スタート材は、パネル側に配置され、端部のパネルの縁部が係止しており、調整材は、スタート材よりも端部側に配置され、スタート材と、スタート材に係止される端部のパネルの縁部を隠しており、端部カバー材は、調整材よりもさらに端部側に配置されていることを特徴とするパネル構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、天井や壁等に用いられるパネル構造体に関する。
続きを表示（約 2,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来より、住宅の敷地に設置されるカーポート等の簡易構造物が知られている。かかる簡易構造物においては、屋根の下に天井を設置することがあり、天井の施工の簡略化が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
本発明は以上に述べた実情に鑑み、施工を簡略化できるパネル構造体の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
上記の課題を達成するために請求項１記載の発明によるパネル構造体は、並べて取付けられるパネルと、端部パネルとを備え、端部パネルは、スタート材と調整材を有し、スタート材は、パネル側に配置され、端部のパネルの縁部が係止しており、調整材は、スタート材よりも端部側に配置され、スタート材と、スタート材に係止される端部のパネルの縁部を隠していることを特徴とする。
【０００５】
請求項２記載の発明によるパネル構造体は、並べて取付けられるパネルと、端部パネルとを備え、端部パネルは、スタート材と調整材と端部カバー材を有し、スタート材は、パネル側に配置され、端部のパネルの縁部が係止しており、調整材は、スタート材よりも端部側に配置され、スタート材と、スタート材に係止される端部のパネルの縁部を隠しており、端部カバー材は、調整材よりもさらに端部側に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００６】
請求項１記載の発明によるパネル構造体は、並べて取付けられるパネルと、端部パネルとを備え、端部パネルは、スタート材と調整材を有し、スタート材は、パネル側に配置され、端部のパネルの縁部が係止しており、調整材は、スタート材よりも端部側に配置され、スタート材と、スタート材に係止される端部のパネルの縁部を隠していることで、パネルが並ぶ方向の寸法違いに柔軟に対応できるので、施工を簡略化できる。
【０００７】
請求項２記載の発明によるパネル構造体は、並べて取付けられるパネルと、端部パネルとを備え、端部パネルは、スタート材と調整材と端部カバー材を有し、スタート材は、パネル側に配置され、端部のパネルの縁部が係止しており、調整材は、スタート材よりも端部側に配置され、スタート材と、スタート材に係止される端部のパネルの縁部を隠しており、端部カバー材は、調整材よりもさらに端部側に配置されていることで、パネルが並ぶ方向の寸法違いに柔軟に対応できるので、施工を簡略化できる。調整材よりもさらに端部側に端部カバー材が配置されていることで、例えば排水用の孔等が必要な場合に、端部カバー材にその孔等を容易に設けることができるので、施工性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
簡易構造物の第１実施形態を示す正面図である。
同簡易構造物の平面図である。
同簡易構造物の側面図である。
図１のＡ－Ａ断面図である。
図２のＢ－Ｂ断面図である。
図５の右側を拡大して示す縦断面図である。
図２のＣ－Ｃ断面図である。
（ａ）は図２のＥ－Ｅ断面図であり、（ｂ）は図２のＦ－Ｆ断面図である。
（ａ）は図２のＤ－Ｄ断面図であり、（ｂ）は図９（ａ）のＧ－Ｇ断面図である。
図９（ａ）のＨ－Ｈ断面図である。
（ａ）は雨樋部の他の実施形態を示す縦断面図（図２のＤ－Ｄ断面図）であり、（ｂ）は図１１（ａ）のＩ－Ｉ断面図である。
図１１（ａ）のＪ－Ｊ断面図である。
前後の柱間に壁材を取付けた場合の例を示す横断面図である。
（ａ）は前桁と側桁とのコーナー部を拡大して示す平面図であり、（ｂ）は図１４（ａ）のＫ－Ｋ断面図である。
側桁の下部を拡大して示す縦断面図である。
目板落ち止め部品を取付けるときの様子を順に示す縦断面図である。
（ａ）は目板落ち止め部品の正面図、（ｂ）は同側面図である。
第１実施形態の簡易構造物の変形例を示す縦断面図であって、前桁に柱が取付く場合の例を示す。
第１実施形態の簡易構造物の変形例を示す縦断面図であって、屋根の下に天井材を取付けない場合の例を示す。
（ａ）は簡易構造物の第２実施形態を示す平面図、（ｂ）は同簡易構造物の側面図、（ｃ）は同簡易構造物の正面図である。
図２０（ｃ）のＭ－Ｍ断面図である。
図２０（ａ）のＮ－Ｎ断面図である。
図２０（ａ）のＯ－Ｏ断面図である。
簡易構造物の第３実施形態を示す正面図である。
（ａ）は一の構造体の右側の柱と他の構造体の左側の側桁との連結部を示す縦断面図であり、（ｂ）は同側面図、（ｃ）は図２５（ａ）のＰ－Ｐ断面図である。
一の構造体の右側の柱と他の構造体の左側の側桁とを連結するときの手順を順に示す図である。
簡易構造物の第４実施形態を示す正面図である。
同簡易構造物の平面図である。
同簡易構造物の左側を拡大して示す正面図である。
図２９のＱ－Ｑ断面図である。
図５の右側を拡大して示す縦断面図であって、端部パネルの他の実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、後述する第１～４実施形態のうち請求項１，２記載の発明の実施形態は第１実施形態であり、当該発明に関する説明は段落［００３１］～［００３４］に記載されている。
図１～１５は、簡易構造物の第１実施形態を示している。本簡易構造物は、図１に示すように、乗用車２台用のカーポートに適用したものである。
本簡易構造物は、図２に示すように、前桁１と後桁２と左右の側桁３，３とを四周枠組みして矩形の枠４が形成され、その枠４が左右の側桁３，３の前寄りの位置と後寄りの位置とにそれぞれ設けた４本の柱５に支持されている。図１，３に示すように、前桁１と後桁２と左右の側桁３，３は、何れも水平に配置され、４本の柱５は同じ長さになっている。
図２，５に示すように、前桁１及び後桁２の長手方向の中央位置には中央桁６が架設してあり、中央桁６と左右の側桁３，３との間の開口部に屋根７が設けてある。屋根７の下には、天井８が設けてある。
【００１０】
左右の側桁３は、アルミニウム合金の押出形材を所定の長さに切断して形成したものであり、図６，９に示すように、矩形断面の中空部９と、下側が開放したコ字形断面の凹部１０を長手方向に連続して有している。凹部１０は、柱５を呑み込ませた部分を除いて、下方より目板１１を嵌合取付けして塞いである。凹部１０の底壁１０ａには、柱固定金具１２（図９参照）を取付けるための裏板１３とボルト１４の頭を長手方向に摺動可能に保持する溝１５が形成されている。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許