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公開番号2024057192
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163750
出願日2022-10-12
発明の名称軒樋支持具
出願人株式会社オーティス
代理人協明国際弁理士法人
主分類E04D 13/072 20060101AFI20240417BHJP(建築物)
要約【課題】樋支持具本体をスムーズにスライド移動可能な軒樋支持具を提供する。
【解決手段】軒樋支持具1は、ロックレバー40側に突出する膨出部32と、連続凹凸部23側に突出するバネ片33及び係止片36とを備えた座金部材30を有し、前記ロックレバーのロック操作がされたときには、前記ロックレバーと樋支持具本体20とが前記膨出部を介して圧接状態となり、平板部35が複数の凸部23bに当接して前記バネ片が前記ロックレバーに押圧されて弾性変形し、前記係止片は先端部36aが前記連続凹凸部の凹部23a内に位置して該凹部に係止される一方、前記ロックレバーのアンロック操作がされたときには、前記ロックレバーと前記樋支持具本体との圧接状態が解除されて前記バネ片が弾性復帰し、前記係止片は前記先端部が前記凹部外に変位して前記連続凹凸部との係止が解除される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建築構造物に固定される取付部と、該取付部に対してスライド移動可能に連結された、軒樋を支持する樋支持具本体と、該樋支持具本体に対して回動可能に連結されたロックレバーと、前記樋支持具本体と前記ロックレバーとの間に介在する座金部材とを備え、これらを重ねて貫通する固定具で連結し、前記樋支持具本体が前記取付部に対して前後方向の所望の位置で固定されるようにした軒樋支持具であって、
前記ロックレバーの回転操作により、前記取付部に対する前記樋支持具本体のスライド移動のロック状態/アンロック状態の切り替えが自在とされ、
前記樋支持具本体は、前後方向に延びる長孔と、該長孔に沿うように凹部と凸部とが交互に連続的に配された連続凹凸部とを備え、
前記座金部材は、前記ロックレバー側に突出する膨出部と、前記連続凹凸部側に突出するバネ片及び係止片とを有し、
前記バネ片は、前記アンロック状態において前記係止片よりも前記連続凹凸部側に突出する立設部と、該立設部の端部から延出し、複数の前記凸部にまたがる前後方向の寸法を有する平板部とを備えており、
前記ロックレバーのロック操作がされたときには、前記ロックレバーと前記樋支持具本体とが前記膨出部を介して圧接状態となることで、前記平板部が複数の前記凸部に当接して前記バネ片が前記ロックレバーに押圧されて弾性変形し、前記係止片は先端部が前記連続凹凸部の前記凹部内に位置して該凹部に係止される一方、
前記ロックレバーのアンロック操作がされたときには、前記ロックレバーと前記樋支持具本体との圧接状態が解除されて前記バネ片が弾性復帰し、前記係止片は前記先端部が前記凹部外に変位して前記連続凹凸部との係止が解除されることを特徴とする軒樋支持具。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記係止片は、前後方向に離隔して2以上設けられており、
前記バネ片は、前記係止片間に設けられていることを特徴とする軒樋支持具。
【請求項3】
請求項1又は請求項2において、
前記平板部の先端部は、前記座金部材の本体側に曲がっていることを特徴とする軒樋支持具。
【請求項4】
請求項1又は請求項2において、
前記座金部材は、金属製の板材によって形成され、
前記バネ片及び前記係止片は、前記板材を切り起こして形成されていることを特徴とする軒樋支持具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、軒樋を支持する軒樋支持具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、建築構造物に固定された取付部に対して前後方向にスライド移動可能に連結された樋支持具本体の前後位置を調整することで、軒先からの軒樋の出具合を調整できる軒樋支持具が知られている。
【0003】
下記特許文献1のものは、ロックレバーの操作でロック(樋支持具本体の固定)/アンロック(同固定解除)の切り替えができ、ロック状態では係止片が樋支持具本体に設けられた連続凹凸部の凹部に係止してスライド移動を規制し、アンロック状態では係止片による係止が解除されてスライド移動を許容する構造となっている。
【0004】
特にこの軒樋支持具では、樋支持具本体をスライド移動させる際に、樋支持具本体の連続凹凸部の係止片が引っ掛かることを回避するために、連続凹凸部の凸部を滑動できる滑り片部を設けて、スライド移動をしやすくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4431253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の滑り片部は湾曲して形成されているため、特許文献1・図2のアンロック状態の図に示すように、連続凹凸部の凹部に滑り片部の一部が入り込んで引っ掛かり、樋支持具本体をスムーズにスライドできないおそれがある。
【0007】
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、樋支持具本体をスムーズにスライド移動可能な軒樋支持具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の軒樋支持具は、建築構造物に固定される取付部と、該取付部に対してスライド移動可能に連結された、軒樋を支持する樋支持具本体と、該樋支持具本体に対して回動可能に連結されたロックレバーと、前記樋支持具本体と前記ロックレバーとの間に介在する座金部材とを備え、これらを重ねて貫通する固定具で連結し、前記樋支持具本体が前記取付部に対して前後方向の所望の位置で固定されるようにした軒樋支持具であって、前記ロックレバーの回転操作により、前記取付部に対する前記樋支持具本体のスライド移動のロック状態/アンロック状態の切り替えが自在とされ、前記樋支持具本体は、前後方向に延びる長孔と、該長孔に沿うように凹部と凸部とが交互に連続的に配された連続凹凸部とを備え、前記座金部材は、前記ロックレバー側に突出する膨出部と、前記連続凹凸部側に突出するバネ片及び係止片とを有し、前記バネ片は、前記アンロック状態において前記係止片よりも前記連続凹凸部側に突出する立設部と、該立設部の端部から延出し、複数の前記凸部にまたがる前後方向の寸法を有する平板部とを備えており、前記ロックレバーのロック操作がされたときには、前記ロックレバーと前記樋支持具本体とが前記膨出部を介して圧接状態となることで、前記平板部が複数の前記凸部に当接して前記バネ片が前記ロックレバーに押圧されて弾性変形し、前記係止片は先端部が前記連続凹凸部の前記凹部内に位置して該凹部に係止される一方、前記ロックレバーのアンロック操作がされたときには、前記ロックレバーと前記樋支持具本体との圧接状態が解除されて前記バネ片が弾性復帰し、前記係止片は前記先端部が前記凹部外に変位して前記連続凹凸部との係止が解除されることを特徴とする。
【0009】
上記軒樋支持具において、前記係止片は、前後方向に離隔して2以上設けられており、前記バネ片は、前記係止片間に設けられてもよい。
【0010】
上記軒樋支持具において、前記平板部の先端部は、前記座金部材の本体側に曲がっていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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