TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024053333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159530
出願日2022-10-03
発明の名称積層電池の充電方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02J 7/10 20060101AFI20240408BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】本開示は、電池セルが満充電されているか否かを、精度よく判別することができる積層電池の充電方法を提供することを主目的とする。
【解決手段】本開示においては、複数の電池セルが直列に接続され、かつ、厚さ方向に積層された積層電池の充電方法であって、上記充電方法は、上記直列接続された上記複数の上記電池セルに対して、充電を行う一括充電工程を有し、上記一括充電工程において、各々の上記電池セルにおける、単位時間当たり、または、単位電流当たりの電圧の変化量(ΔV)を測定し、上記ΔVが閾値に達した上記電池セルを充電完了と判定し、上記ΔVが上記閾値に達していない上記電池セルを充電未完了と判定する、積層電池の充電方法を提供することにより上記課題を解決する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電池セルが直列に接続され、かつ、厚さ方向に積層された積層電池の充電方法であって、
前記充電方法は、前記直列接続された前記複数の前記電池セルに対して、充電を行う一括充電工程を有し、
前記一括充電工程において、各々の前記電池セルにおける、単位時間当たり、または、単位電流当たりの電圧の変化量(ΔV)を測定し、前記ΔVが閾値に達した前記電池セルを充電完了と判定し、前記ΔVが前記閾値に達していない前記電池セルを充電未完了と判定する、積層電池の充電方法。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記一括充電工程において、少なくとも1つの前記電池セルが前記充電完了と判定されるまで充電を行い、
前記充電方法は、前記一括充電工程後に、前記充電未完了の前記電池セルに対して、個別に充電を行う個別充電工程を有する、請求項1に記載の積層電池の充電方法。
【請求項3】
前記個別充電工程において、前記ΔVを測定し、前記充電未完了の電池セルの前記ΔVが前記閾値に達するまで充電を行う、請求項2に記載の積層電池の充電方法。
【請求項4】
前記直列接続された前記複数の前記電池セルのうち、全ての前記電池セルの前記ΔVが前記閾値に達するように、前記個別充電工程を繰り返す、請求項3に記載の積層電池の充電方法。
【請求項5】
前記積層電池は、集電体層と、前記集電体層の一方の表面上に配置された正極活物質層と、前記集電体層の他方の表面上に配置された負極活物質層と、を有するバイポーラ電極を備え、
前記正極活物質層が、正極活物質としてリン酸鉄リチウムを含有する、請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載の積層電池の充電方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、積層電池の充電方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
複数の電池セルを厚さ方向に積層した積層電池が知られている。例えば、特許文献1には、充電時の電池セルの電圧値に基づき、充電状態を判定する特性計測方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-053841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
積層電池を一括充電(直列充電)する場合の各電池セルの電圧は、集電体に接続された端子を介して測定される。一方、端子抵抗にバラツキが生じることにより、測定される電圧値と実際の電圧値が異なる場合がある。その場合、電圧値に基づき電池セルの充電状態、つまり、満充電されているか否か、を判別することが困難となる場合がある。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、電池セルが満充電されているか否かを、精度よく判別することができる積層電池の充電方法を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]
複数の電池セルが直列に接続され、かつ、厚さ方向に積層された積層電池の充電方法であって、上記充電方法は、上記直列接続された上記複数の上記電池セルに対して、充電を行う一括充電工程を有し、上記一括充電工程において、各々の上記電池セルにおける、単位時間当たり、または、単位電流当たりの電圧の変化量(ΔV)を測定し、上記ΔVが閾値に達した上記電池セルを充電完了と判定し、上記ΔVが上記閾値に達していない上記電池セルを充電未完了と判定する、積層電池の充電方法。
【0007】
[2]
上記一括充電工程において、少なくとも1つの上記電池セルが上記充電完了と判定されるまで充電を行い、上記充電方法は、上記一括充電工程後に、上記充電未完了の上記電池セルに対して、個別に充電を行う個別充電工程を有する[1]に記載の積層電池の充電方法。
【0008】
[3]
上記個別充電工程において、上記ΔVを測定し、上記充電未完了の電池セルの上記ΔVが上記閾値に達するまで充電を行う、[2]に記載の積層電池の充電方法。
【0009】
[4]
上記直列接続された上記複数の上記電池セルのうち、全ての上記電池セルの上記ΔVが上記閾値に達するように、上記個別充電工程を繰り返す、[2]または[3]に記載の積層電池の充電方法。
【0010】
[5]
上記積層電池は、集電体層と、上記集電体層の一方の表面上に配置された正極活物質層と、上記集電体層の他方の表面上に配置された負極活物質層と、を有するバイポーラ電極を備え、上記正極活物質層が、正極活物質としてリン酸鉄リチウムを含有する、[1]から[4]までのいずれかに記載の積層電池の充電方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

トヨタ自動車株式会社
車両
4日前
トヨタ自動車株式会社
方法
3日前
トヨタ自動車株式会社
車両
9日前
トヨタ自動車株式会社
表皮材
2日前
トヨタ自動車株式会社
モータ
2日前
トヨタ自動車株式会社
ダクト
2日前
トヨタ自動車株式会社
電気機器
2日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
4日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
4日前
トヨタ自動車株式会社
充電装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
検査装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
2日前
トヨタ自動車株式会社
鋳造装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
金型装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
端末装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
端末装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
4日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
2日前
トヨタ自動車株式会社
ロータコア
4日前
トヨタ自動車株式会社
燃料電池車
2日前
トヨタ自動車株式会社
駐車支援装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両下部構造
9日前
トヨタ自動車株式会社
搬送システム
3日前
トヨタ自動車株式会社
冷却システム
2日前
トヨタ自動車株式会社
車両制御装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理方法
3日前
トヨタ自動車株式会社
車両駆動装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
車両制御装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
運転支援装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
膜電極接合体
9日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
運転支援装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
運行管理装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
エンジン装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
2日前
続きを見る