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公開番号2024058837
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-30
出願番号2022166196
出願日2022-10-17
発明の名称電動車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60L 3/00 20190101AFI20240422BHJP(車両一般)
要約【課題】蓄電装置から外部直流充電装置までのどの箇所に異常が生じたかを切り分ける。
【解決手段】外部直流充電装置からの電力による蓄電装置の充電の最中に外部直流充電装置からの出力電力が車両側からの電力指令値より大きくなった際、第1電圧センサからの検出値が第1閾値以上のときには蓄電装置からシステムメインリレーとの間の駆動用電力ラインの断線による異常であると判定し、第1電圧センサからの検出値が第1閾値未満であると共に第2電圧センサからの検出値が第2閾値以上のときには充電用リレーから外部直流充電装置までの電力ラインの断線による異常であると判定し、第1電圧センサからの検出値が第1閾値未満であると共に第2電圧センサからの検出値が第2閾値未満のときには外部直流充電装置の異常であると判定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
走行用の動力を出力する駆動装置と
前記駆動装置に電力を供給する蓄電装置と、
前記蓄電装置と前記駆動装置とを接続する駆動用電力ラインに取り付けられたシステムメインリレーと、
前記システムメインリレーと前記駆動装置との間の前記駆動用電力ラインの電圧を検出する第1電圧センサと、
車外の外部直流充電装置からの外部側接続部に接続する車両側接続部と、
前記システムメインリレーと前記駆動装置との間の前記駆動用電力ラインと前記車両側接続部とを接続する充電用電力ラインに取り付けられた充電用リレーと、
前記充電用リレーと前記車両側接続部との間の前記充電用電力ラインの電圧を検出する第2電圧センサと、
前記外部直流充電装置からの電力による前記蓄電装置の充電を制御する制御装置と、
を備える電動車両であって、
前記制御装置は、前記外部直流充電装置からの電力による前記蓄電装置の充電の最中に前記外部直流充電装置からの出力電力が車両側からの電力指令値より大きくなった際、
前記第1電圧センサからの検出値が第1閾値以上のときには前記蓄電装置から前記システムメインリレーとの間の前記駆動用電力ラインの断線による異常であると判定し、
前記第1電圧センサからの検出値が第1閾値未満であると共に前記第2電圧センサからの検出値が第2閾値以上のときには前記充電用リレーから前記外部直流充電装置までの電力ラインの断線による異常であると判定し、
前記第1電圧センサからの検出値が第1閾値未満であると共に前記第2電圧センサからの検出値が第2閾値未満のときには前記外部直流充電装置の異常であると判定する、
ことを特徴とする電動車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の電動車両としては、駆動装置に接続された蓄電装置を外部直流充電装置からの電力により充電するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電動車両では、バッテリから駆動装置に電力供給を行なう駆動用電力ラインに接続された充電用電力ラインの端部の車両側接続部に外部直流充電装置のスタンド側接続部を接続した状態で、外部直流充電装置からの電力により蓄電装置を充電する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-089030号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の電動車両では、蓄電装置を外部直流充電装置からの電力により充電している最中に何らかの異常により車両側から外部直流充電装置への電力指令値より外部直流充電装置からの出力電力が大きくなる場合がある。この場合、蓄電装置から外部直流充電装置までのどの箇所の異常であるかをある程度切り分けることができれば異常に対処しやすい。
【0005】
本発明の電動車両は、蓄電装置の充電中に異常が生じたときに蓄電装置から外部直流充電装置までのどの箇所に異常が生じたかを切り分けることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の電動車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明の電動車両は、走行用の動力を出力する駆動装置と、前記駆動装置に電力を供給する蓄電装置と、前記蓄電装置と前記駆動装置とを接続する駆動用電力ラインに取り付けられたシステムメインリレーと、前記システムメインリレーと前記駆動装置との間の前記駆動用電力ラインの電圧を検出する第1電圧センサと、車外の外部直流充電装置からの外部側接続部に接続する車両側接続部と、前記システムメインリレーと前記駆動装置との間の前記駆動用電力ラインと前記車両側接続部とを接続する充電用電力ラインに取り付けられた充電用リレーと、前記充電用リレーと前記車両側接続部との間の前記充電用電力ラインの電圧を検出する第2電圧センサと、前記外部直流充電装置からの電力による前記蓄電装置の充電を制御する制御装置と、を備える電動車両であって、
前記制御装置は、前記外部直流充電装置からの電力による前記蓄電装置の充電の最中に前記外部直流充電装置からの出力電力が車両側からの電力指令値より大きくなった際、前記第1電圧センサからの検出値が第1閾値以上のときには前記蓄電装置から前記システムメインリレーとの間の前記駆動用電力ラインの断線による異常であると判定し、前記第1電圧センサからの検出値が第1閾値未満であると共に前記第2電圧センサからの検出値が第2閾値以上のときには前記充電用リレーから前記外部直流充電装置までの電力ラインの断線による異常であると判定し、前記第1電圧センサからの検出値が第1閾値未満であると共に前記第2電圧センサからの検出値が第2閾値未満のときには前記外部直流充電装置の異常であると判定する、ことを特徴とする。
【0008】
本発明の電動車両では、外部直流充電装置からの電力による蓄電装置の充電の最中に外部直流充電装置からの出力電力が車両側からの電力指令値より大きくなった際、第1電圧センサからの検出値が第1閾値以上のときには蓄電装置からシステムメインリレーとの間の駆動用電力ラインの断線による異常であると判定する。また、第1電圧センサからの検出値が第1閾値未満であると共に第2電圧センサからの検出値が第2閾値以上のときには充電用リレーから外部直流充電装置までの電力ラインの断線による異常であると判定する。更に、第1電圧センサからの検出値が第1閾値未満であると共に第2電圧センサからの検出値が第2閾値未満のときには外部直流充電装置の異常であると判定する。これにより、外部直流充電装置からの電力による蓄電装置の充電の最中に異常が生じたときに蓄電装置から外部直流充電装置までのどの箇所に異常が生じたかを切り分けることができ、異常により適正に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態の電気自動車20の構成の概略を示す構成図。
異常判定処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本発明の実施形態としての電気自動車20について説明する。図1は、実施形態の電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施形態の電気自動車20は、図示するように、モータ32と、インバータ34と、バッテリ36と、昇圧コンバータ40と、高電圧側電力ライン42と、低電圧側電力ライン44と、システムメインリレー(SMR)38と、充電用電力ライン50と、車両側インレット54と、電子制御ユニット70と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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