TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024052787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-12
出願番号2024022869,2019120462
出願日2024-02-19,2019-06-27
発明の名称消臭剤の消臭効果の持続性向上方法
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61L 9/01 20060101AFI20240405BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の目的は、消臭剤の消臭効果の持続性を向上させる方法を提供することである。
【解決手段】消臭剤において、消臭成分及び水と共に、多価アルコール、3-メトキシ-3-メチルブタノール、及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種を含有させることにより、消臭成分による消臭効果の持続性を飛躍的に向上し得る。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
消臭剤の消臭効果の持続性向上方法であって、消臭剤に、(A)消臭成分、(B)多価アルコール、3-メトキシ-3-メチルブタノール、及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種、並びに(C)水を配合することを特徴とする、
持続性向上方法。
続きを表示(約 58 文字)【請求項2】
消臭剤の乾燥後に消臭効果を持続させるために行われる、請求項1に記載の持続性向上方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消臭剤の消臭効果の持続性向上方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、生活の快適性への要求の高まりと共に、生活空間を快適にする臭気対策のニーズも高まっている。従来、日常生活における臭気対策としては、スプレー型、エアゾール型、据え置き型等の消臭剤を使用して、空間に噴霧したり、揮散させたりする手法が知られている。このような消臭剤では、消臭成分として、ジヒドラジド化合物、アミン化合物等の有機系消臭成分や、ポリフェノール等の植物抽出物が使用されている。
【0003】
従来、消臭機能の向上を目指して様々な消臭剤の開発が行われている。例えば、特許文献1には、ヒドラジド化合物、アデニン硫酸塩、及び陽イオン性アミノ変性シリコーンを含む消臭剤は、常温だけでなく高温の環境下でもアルデヒド系及びアンモニア系の悪臭成分の除去に優れるだけでなく、除去した悪臭成分の再放出が少ないことが報告されている。また、特許文献2には、ヒドラジド化合物と共に、硫酸ヒドロキシルアミン、スメクタイト、及び水を含む消臭剤は、アルデヒドとアンモニアの双方に対して優れた消臭効果を奏し得ることが報告されている。しかしながら、特許文献1及び2では、ヒドラジド化合物による消臭効果の持続性の向上に関しては検討されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-19872号公報
特開2010-5093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の臭気対策では、消臭が求められる空間に消臭剤を噴霧したり、臭気が付着した物品に消臭剤を噴霧又は塗布したりすることにより、噴霧又は塗布された消臭剤が臭気に直接接触するように使用されている。このように臭気に対して直接噴霧又は塗布される消臭剤では、消臭効果自体が高いことが重要であるが、消臭効果が持続することも望ましい。
【0006】
一方、臭気対策として、消臭が求められる空間(室内空間、車内空間等)に消臭剤を据え置いて使用することにより、空間内の臭気を除去又は緩和する手法も有効である。また、消臭が求められる空間(室内空間、車内空間等)の構造体(壁、床、天井、ドア等)や当該空間内の製品(カーテン、ソファー等)に消臭剤を付着させて、当該構造体や製品に消臭機能を付加することにより、空間内の臭気を除去又は緩和する手法も有効である。このような方法で空間内の臭気の除去又は緩和を行う場合には、消臭剤が空間内の臭気に対して直接噴霧されないため、消臭成分による消臭効果が持続することが重視される。
【0007】
このように、消臭剤(特に、空間内に据え置いて使用したり、空間の構造体や空間内の製品に付着させて使用したりする消臭剤)では消臭効果が持続的に奏されることが求められる。
【0008】
このような状況の下、本発明者は、消臭成分を含む消臭剤の持続性について検討を行ったところ、従来の消臭剤では、噴霧又は塗布の直後、或は空間内に据え置いて消臭剤が残存している状態では優れた消臭効果を奏するものの、時間の経過と共に乾燥した状態になると消臭効果が消失し、消臭効果を持続できないことを知見した。
【0009】
そこで、本発明は、消臭剤の消臭効果の持続性を向上させる方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、消臭剤において、消臭成分及び水と共に、多価アルコール、3-メトキシ-3-メチルブタノール、及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種を含有させることにより、消臭成分による消臭効果の持続性を飛躍的に向上し得ることを見出した。より具体的には、前記組成の消臭剤は、吸液性部材に含浸させたり、空間の構造体や空間内の製品に付着させたりして使用すると、消臭剤に含まれる揮散性の成分が揮発して乾燥状態になっても、消臭効果を持続できることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

小林製薬株式会社
口腔用組成物
今日
小林製薬株式会社
口腔用組成物
今日
小林製薬株式会社
口腔用組成物
今日
小林製薬株式会社
口腔用組成物
今日
小林製薬株式会社
口腔用組成物
1日前
小林製薬株式会社
口腔用組成物
1日前
小林製薬株式会社
肛門用発熱体及びいぼ痔治療用発熱体
7日前
小林製薬株式会社
トイレ便器用バイオフィルム形成抑制剤
2日前
小林製薬株式会社
消臭装置
16日前
小林製薬株式会社
外用組成物
1か月前
小林製薬株式会社
内服用医薬組成物
9日前
小林製薬株式会社
内服用医薬組成物
9日前
小林製薬株式会社
内服用医薬組成物
28日前
小林製薬株式会社
消臭剤の消臭効果の持続性向上方法
1か月前
個人
帽子
5か月前
個人
エアリフター
2か月前
個人
逆流防止用具
2か月前
個人
段差昇降装置
2か月前
個人
聴診器
今日
個人
蓋付きしびん
今日
個人
X線用貼付剤
4か月前
個人
足指活性パッド
5か月前
個人
シミ皮膚改善剤
3か月前
個人
肩甲骨下制器具
4か月前
個人
介護浴槽
7日前
個人
入浴介護補助装置
今日
個人
鼻腔拡張具
2か月前
個人
透析装置の洗浄方法
4か月前
個人
透析装置の洗浄方法
2か月前
個人
透析装置の洗浄方法
5か月前
株式会社東亜産業
温熱具
2か月前
個人
アーシング青竹踏台
4か月前
個人
全身麻酔用枕
5か月前
個人
座椅子脱着式車椅子
2日前
個人
電動式孫の手
2か月前
株式会社コーセー
組成物
2か月前
続きを見る