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公開番号2024067935
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022178365
出願日2022-11-07
発明の名称口腔用組成物
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 8/46 20060101AFI20240510BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の目的は、アズレンスルホン酸、アズレンスルホン酸の塩、及びヒノキチオールよりなる群から選択される少なくとも1種の成分を含み、当該成分の保存安定性が向上している口腔用組成物を提供することである。
【解決手段】(A)アズレンスルホン酸、アズレンスルホン酸の塩、及びヒノキチオールよりなる群から選択される少なくとも1種、並びに(B)水を含有し、(B)水の含有量が20重量%以下であり、且つpHが8.0以上である、口腔用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)アズレンスルホン酸、アズレンスルホン酸の塩、及びヒノキチオールよりなる群から選択される少なくとも1種、並びに(B)水を含有し、
(B)水の含有量が20重量%以下であり、且つpHが8.0以上である、口腔用組成物。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
更に(C)水溶性アルミニウム塩を含有する、請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項3】
前記(C)水溶性アルミニウム塩が乳酸アルミニウムである、請求項2に記載の口腔用組成物。
【請求項4】
前記(C)水溶性アルミニウム塩を0.5重量%以上含有する、請求項2又は3に記載の口腔用組成物。
【請求項5】
練歯磨剤である、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アズレンスルホン酸、アズレンスルホン酸の塩、及びヒノキチオールよりなる群から選択される少なくとも1種の成分を含み、当該成分の保存安定性が向上している口腔用組成物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
アズレンスルホン酸及びその塩は、抗炎症作用、上皮組織修復作用等があることが知られており、歯磨剤や洗口剤等の口腔用組成物に広く使用されている。また、ヒノキチオールは、低毒性で幅広い抗菌スペクトルを示すことが知られており、口腔用組成物に広く使用されている。しかしながら、アズレンスルホン酸及びその塩は、熱により分解され易く、保存安定性が低いという欠点がある。また、ヒノキチオールについても、保存安定性に難があることが知られている。
【0003】
従来、アズレンスルホン酸及びその塩やヒノキチオールの保存安定性を向上させる製剤技術について種々検討されている。例えば、特許文献1では、アズレン誘導体を含有する液状薬を脱気し溶液中の溶存酸素を除去して充填容器に入れ、該容器のヘッドスペースを不活性ガスで置換し、該容器中の酸素を除去することによって、アズレン誘導体の保存安定性を向上できることが記載されている。また、特許文献2には、非イオン性界面活性剤、ゼラチン、水溶性高分子およびグリセリンを配合し、エマルジョン化してなる石油系炭化水素中に水溶性アズレンを含有させることにより、水溶性アズレン製剤の保存安定性を向上できることが記載されている。また、特許文献3には、エデト酸を配合することによって、ヒノキチオールの保存安定性を向上できることが記載されている。近年、消費者の口腔用組成物に対する消費者の要望は多様化しており、それに伴って多様な製剤処方の開発が望まれているので、製剤処方も多様化に対応するために、アズレンスルホン酸及び/又はその塩、或はヒノキチオールを含む口腔用組成物において、これらの保存安定性を向上させる製剤技術の更なる開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-130141号公報
特開平7-89850号公報
特開2002-20253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的はアズレンスルホン酸、アズレンスルホン酸の塩、及びヒノキチオールよりなる群から選択される少なくとも1種の成分を含み、当該成分の保存安定性が向上している口腔用組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、アズレンスルホン酸及び/又はその塩、並びにヒノキチオールを含む口腔用組成物において、水の含有量を20重量%以下且つpHを8.0以上に設定することにより、前記成分の保存安定性が向上することを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0007】
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. (A)アズレンスルホン酸、アズレンスルホン酸の塩、及びヒノキチオールよりなる群から選択される少なくとも1種、並びに(B)水を含有し、
(B)水の含有量が20重量%以下であり、且つpHが8.0以上である、口腔用組成物。
項2. 更に(C)水溶性アルミニウム塩を含有する、項1に記載の口腔用組成物。
項3. 前記(C)水溶性アルミニウム塩が乳酸アルミニウムである、項2に記載の口腔用組成物。
項4. 前記(C)水溶性アルミニウム塩を0.5重量%以上含有する、項2又は3に記載の口腔用組成物。
項5. 練歯磨剤である、項1又は2に記載の口腔用組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、アズレンスルホン酸、アズレンスルホン酸の塩、及びヒノキチオールよりなる群から選択される少なくとも1種の成分の保存による分解を抑制できるので、アズレンスルホン酸及び/又はその塩、並びにヒノキチオールを含む口腔用組成物に優れた保存安定性を備えさせることが可能になる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.口腔用組成物
本発明の口腔用組成物は、アズレンスルホン酸、アズレンスルホン酸の塩、及びヒノキチオールよりなる群から選択される少なくとも1種の成分、並びに水を含有し、水の含有量が20重量%以下且つpHが8.0以上であることを特徴とする。以下、本発明の口腔用組成物について詳述する。
【0010】
[(A)アズレンスルホン酸、アズレンスルホン酸の塩、及び/又はヒノキチオール]
本発明の口腔用組成物は、アズレンスルホン酸、アズレンスルホン酸の塩、及びヒノキチオールよりなる群から選択される少なくとも1種の成分((A)成分と表記することもある)を含有する。
(【0011】以降は省略されています)

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