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公開番号2024061895
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-08
出願番号2024043391,2019238435
出願日2024-03-19,2019-12-27
発明の名称内服用医薬組成物
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 31/12 20060101AFI20240426BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の目的は、ナブメトンの鎮痛作用を増強させた内服用医薬組成物を提供することである。
【解決手段】内服用医薬組成物において、ナブメトンと共に、合成ヒドロタルサイト、炭酸マグネシウム、アルジオキサ、ケイヒ、及び/又はケイヒエキスを組み合わせて使用すると、ナブメトンの鎮痛作用が飛躍的に増強し得る。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)ナブメトン、並びに(B)ケイヒ、及びケイヒエキスよりなる群から選択される少なくとも1種を含有する、内服用医薬組成物。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記(A)成分100重量部当たり、前記(B)成分を原生薬換算量の総量で0.1~6000重量部含む、請求項1に記載の内服用医薬組成物。
【請求項3】
鎮痛用途に使用される、請求項1又は2に記載の内服用医薬組成物。
【請求項4】
ナブメトンの鎮痛作用を増強する方法であって、
内服用医薬組成物に、ナブメトンと共に、ケイヒ、及びケイヒエキスよりなる群から選択される少なくとも1種を配合する、鎮痛作用増強方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ナブメトンを含む内服用医薬組成物に関する。より詳細には、本発明は、ナブメトンの鎮痛作用が増強している内服用医薬組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ナブメトン、ジクロフェナクナトリウム、イブプロフェン、ロキソプロフェンナトリウム等の非ステロイド性抗炎症剤は、ステロイド性抗炎症剤で見られるような重篤な副作用の懸念が少なく、使用量や使用期間等の制約も少ないため、鎮痛、解熱、消炎等を目的とした内服用医薬組成物において汎用されている。非ステロイド性抗炎症剤の内、ナブメトンは、肝臓で代謝されて活性体である6-メトキシ-2-ナフチル酢酸に変換され、当該活性化体がシクロオキシゲナーゼ1よりもシクロオキシゲナーゼ2に対する阻害作用が高い非ステロイド性抗炎症剤である。非ステロイド性抗炎症剤の中でも、ナブメトンは、服用回数が少なく、更に副作用が比較的少ないことが知られている。
【0003】
従来、ステロイド性抗炎症剤の鎮痛作用を増強した製剤処方について種々検討が行われている。例えば、特許文献1には、ナブメトン、ジクロフェナク等のフェニル酢酸誘導体又は塩と、メントール類を併用することによって、消炎鎮痛作用が増強することが開示されている。また、特許文献2には、イブプロフェン等のプロピオン酸系鎮痛剤と2種以上のビタミンB類を併用することによって、鎮痛作用が増強することが開示されているが、ナブメトンを含む製剤については具体的に検討されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-286161号公報
特開2008-247822号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、医薬分野において薬効の増強に対する要望が高まっており、新たな製剤技術により、ナブメトンの鎮痛作用を増強させる技術の開発が求められている。そこで、本発明は、ナブメトンの鎮痛作用を増強させた内服用医薬組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、内服用医薬組成物において、ナブメトンと共に、合成ヒドロタルサイト、炭酸マグネシウム、アルジオキサ、ケイヒ、及び/又はケイヒエキスを組み合わせて使用すると、ナブメトンの鎮痛作用が飛躍的に増強し得ることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0007】
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. (A)ナブメトン、並びに(B)合成ヒドロタルサイト、炭酸マグネシウム、アルジオキサ、ケイヒ、及びケイヒエキスよりなる群から選択される少なくとも1種を含有する、内服用医薬組成物。
項2. 前記(A)成分100重量部当たり、前記(B)成分を総量(但し、(B)成分がケイヒ、及びケイヒエキスの場合は原生薬換算量)で0.1~6000重量部含む、項1に記載の内服用医薬組成物。
項3. 前記(B)成分が、合成ヒドロタルサイトである、項1又は2に記載の内服用医薬組成物。
項4. 鎮痛用途に使用される、項1~3のいずれかに記載の内服用医薬組成物。
項5. ナブメトンの鎮痛作用を増強する方法であって、
内服用医薬組成物に、ナブメトンと共に、合成ヒドロタルサイト、炭酸マグネシウム、アルジオキサ、ケイヒ、及びケイヒエキスよりなる群から選択される少なくとも1種を配合する、鎮痛作用増強方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の内服用医薬組成物によれば、ナブメトンと、合成ヒドロタルサイト、炭酸マグネシウム、アルジオキサ、ケイヒ、及び/又はケイヒエキスとを併用することによって、ナブメトンの鎮痛作用を飛躍的に増強させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
試験例1において、酢酸ライジング法にて鎮痛作用を評価した結果を示す図である。
参考試験例1において、酢酸ライジング法にて鎮痛作用を評価した結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.内服用医薬組成物
本発明の内服用医薬組成物は、ナブメトン(以下、「(A)成分」と表記することもある)と、合成ヒドロタルサイト、炭酸マグネシウム、アルジオキサ、ケイヒ、及びケイヒエキスよりなる群から選択される少なくとも1種(以下、「(B)成分」と表記することもある)を含有することを特徴とする。以下、本発明の内服用医薬組成物について詳述する。
(【0011】以降は省略されています)

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