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公開番号2024067936
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022178366
出願日2022-11-07
発明の名称口腔用組成物
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 8/46 20060101AFI20240510BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の目的は、アズレンスルホン酸及び/又はその塩の光安定性が向上している口腔用組成物を提供することである。
【解決手段】(A)アズレンスルホン酸及び/又はその塩、並びに(B)フッ素原子量換算で1000ppm以上のフッ素化合物を含有する、口腔用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)アズレンスルホン酸及び/又はその塩、並びに(B)フッ素原子量換算で1000ppm以上のフッ素化合物を含有する、口腔用組成物。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記(B)フッ素化合物が、アルカリ金属のフッ化物である、請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項3】
更に、(C)アニオン性界面活性剤及び/又は(D)ヒノキチオールを含有する、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
【請求項4】
前記(C)アニオン性界面活性剤がN-アシルアミノ酸塩である、請求項3に記載の口腔用組成物。
【請求項5】
前記(C)アニオン性界面活性剤がN-ラウロイルサルコシン塩である、請求項3又は4に記載の口腔用組成物。
【請求項6】
液体歯磨剤、練歯磨剤、又は洗口液である、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アズレンスルホン酸及び/又はその塩の光安定性が向上している口腔用組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
アズレンスルホン酸及びその塩は、抗炎症作用、上皮組織修復作用等があることが知られており、歯磨剤や洗口剤等の口腔用組成物に広く使用されている。しかしながら、アズレンスルホン酸及びその塩は、光暴露により分解され易いという欠点がある。アズレンスルホン酸及びその塩は、溶解した状態では青~青紫色を呈するため、アズレンスルホン酸及びその塩が光暴露によって分解されると、所望の作用が減弱されるだけでなく、外観性状の悪化を招き、審美的価値まで損ねてしまう。
【0003】
そこで、従来、アズレンスルホン酸及びその塩の光安定性を向上させる製剤技術について種々検討されている。例えば、特許文献1には、アズレン誘導体を含有する組成液のpH緩衝剤として、有機酸から選ばれる1種以上およびアミノ酸類より選ばれる1種以上を含有する水性液剤は、アズレン誘導体の光安定性を向上させ得ることが記載されている。また、特許文献2には、(A)アズレン類と(C)ポリビニルピロリドン及び/又はコンドロイチン類を含有する水性液剤に(B)ベルベリン類を含有させることにより、アズレン類の光安定性を向上させ得ることが記載されている。近年、消費者の口腔用組成物に対する消費者の要望は多様化しており、それに伴って多様な製剤処方の開発が望まれているので、製剤処方も多様化に対応するために、アズレンスルホン酸及び/又はその塩の光安定性を向上させる製剤技術の更なる開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-298452号公報
特開2005-298364号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、アズレンスルホン酸及び/又はその塩の光安定性が向上している口腔用組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、口腔用組成物において、アズレンスルホン酸及び/又はその塩と共に、フッ素原子量換算で1000ppm以上のフッ素化合物を含有させることにより、アズレンスルホン酸及び/又はその塩の光安定性が向上することを見出した。更に、本発明者は、口腔用組成物において、ズレンスルホン酸及び/又はその塩と共に、フッ素原子量換算で1000ppm以上のフッ素化合物とアニオン性界面活性剤を含有させることにより、アズレンスルホン酸及び/又はその塩の光安定性がより一層向上することを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0007】
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. (A)アズレンスルホン酸及び/又はその塩、並びに(B)フッ素原子量換算で1000ppm以上のフッ素化合物を含有する、口腔用組成物。
項2. 前記(B)フッ素化合物が、アルカリ金属のフッ化物である、項1に記載の口腔用組成物。
項3. 更に、(C)アニオン性界面活性剤及び/又は(D)ヒノキチオールを含有する、項1又は2に記載の口腔用組成物。
項4. 前記(C)アニオン性界面活性剤がN-アシルアミノ酸塩である、項3に記載の口腔用組成物。
項5. 前記(C)アニオン性界面活性剤がN-ラウロイルサルコシン塩である、項3又は4に記載の口腔用組成物。
項6. 液体歯磨剤、練歯磨剤、又は洗口液である、項1又は2に記載の口腔用組成物。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、光暴露によるアズレンスルホン酸及び/又はその塩の分解を抑制できるので、アズレンスルホン酸及び/又はその塩を含む口腔用組成物の保存安定性を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
試験例1において、日光曝露の実施例3~5及び比較例3の口腔用組成物の外観を撮影した写真である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.口腔用組成物
本発明の口腔用組成物は、アズレンスルホン酸及び/又はその塩、並びにフッ素原子量換算で1000ppm以上のフッ素化合物を含有することを特徴とする。以下、本発明の口腔用組成物について詳述する。
(【0011】以降は省略されています)

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