TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024059738
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2024022800,2019120460
出願日2024-02-19,2019-06-27
発明の名称消臭装置
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61L 9/12 20060101AFI20240423BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の目的は、消臭効果の持続性に優れた消臭装置を提供することである。
【解決手段】消臭液を収容している消臭液収容部と、前記消臭液収容部から供給された前記消臭液を吸液し、空間の消臭を行う消臭液吸液部とを有し、前記消臭液が、(A)消臭成
分、(B)多価アルコール、3-メトキシ-3-メチルブタノール、及びポリオキシエチレ
ンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種、並びに(C)水を含む、消臭装置。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
消臭液を収容している消臭液収容部と、
前記消臭液収容部から供給された前記消臭液を吸液し、空間の消臭を行う消臭液吸液部と、を有し、
前記消臭液が、(A)消臭成分、(B)多価アルコール、3-メトキシ-3-メチルブタノール、及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種、並びに(C)水を含む、
消臭装置。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
更に、前記消臭液収容部から供給された消臭液を貯留する消臭液貯留部を有し、
前記消臭液吸液部が、前記消臭液貯留部から消臭液を吸い上げて消臭液を吸液するように構成されている、請求項1に記載の消臭装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消臭効果の持続性に優れた消臭装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、生活の快適性への要求の高まりと共に、生活空間を快適にする臭気対策のニーズも高まっている。従来、日常生活における臭気対策としては、スプレー型、エアゾール型、据え置き型等の消臭剤を使用して、空間に噴霧したり、揮散させたりする手法が知られている。このような消臭剤では、消臭成分として、ジヒドラジド化合物、アミン化合物等の有機系消臭成分や、ポリフェノール等の植物抽出物が使用されている。
【0003】
従来、消臭機能の向上を目指して様々な消臭液の開発が行われている。例えば、特許文献1には、ヒドラジド化合物、アデニン硫酸塩、及び陽イオン性アミノ変性シリコーンを含む消臭剤は、常温だけでなく高温の環境下でもアルデヒド系及びアンモニア系の悪臭成分の除去に優れるだけでなく、除去した悪臭成分の再放出が少ないことが報告されている。また、特許文献2には、ヒドラジド化合物と共に、硫酸ヒドロキシルアミン、スメクタイト、及び水を含む消臭剤は、アルデヒドとアンモニアの双方に対して優れた消臭効果を奏し得ることが報告されている。しかしながら、特許文献1及び2では、ヒドラジド化合物による消臭効果の持続性の向上に関しては検討されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-19872号公報
特開2010-5093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
臭気対策として、消臭が求められる空間(室内空間、車内空間等)に消臭液を据え置いて使用することにより、空間内の臭気を除去又は緩和する手法も有効である。このように空間内に据え置いて使用する場合には、消臭成分による消臭効果が持続することが重視される。
【0006】
このような状況の下、本発明者は、各種消臭成分を含む消臭液の持続性について検討を行ったところ、従来の消臭液では、空間内に据え置いて使用する場合には、消臭液が残存している状態では優れた消臭効果を奏するものの、時間の経過と共に乾燥した状態になると消臭効果が消失し、消臭効果を持続できないことを知見した。
【0007】
そこで、本発明は、消臭効果の持続性に優れた消臭装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、消臭成分及び水と共に、多価アルコール、3-メトキシ-3-メチルブタノール、及び/又はポリオキシエチレンアルキルエーテルを含む消臭液は、消臭成分による消臭効果の持続性を飛躍的に向上しており、吸液性部材に含浸させて使用すると、消臭液に含まれる揮散性の成分が揮発して乾燥状態になっても、消臭効果を持続できることを知見し、当該消臭液を吸液性部材に吸液させた状態で消臭効果を発揮できるように構成された装置を使用することにより、持続性に優れた消臭が可能になることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0009】
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. 消臭液を収容している消臭液収容部と、
前記消臭液収容部から供給された前記消臭液を吸液し、空間の消臭を行う消臭液吸液部と、を有し、
前記消臭液が、(A)消臭成分、(B)多価アルコール、3-メトキシ-3-メチルブタノール、及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群より選択される少なくとも1種、並びに(C)水を含む、
消臭装置。
項2. 更に、前記消臭液収容部から供給された消臭液を貯留する消臭液貯留部を有し、
前記消臭液吸液部が、前記消臭液貯留部から消臭液を吸い上げて消臭液を吸液するように構成されている、項1に記載の消臭装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明の消臭装置によれば、空間の消臭を行う消臭液吸液部において、消臭液に含まれる揮散性の成分が揮発して乾燥状態になっても、消臭効果が持続できるので、消臭効果の持続性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

小林製薬株式会社
収納袋
4日前
小林製薬株式会社
収納袋
4日前
小林製薬株式会社
包装用箱
11日前
小林製薬株式会社
医薬組成物
3日前
小林製薬株式会社
医薬組成物
3日前
小林製薬株式会社
経口組成物
4日前
小林製薬株式会社
薬液揮散器
9日前
小林製薬株式会社
芳香剤組成物
21日前
小林製薬株式会社
容器および展示方法
21日前
個人
逆流防止用具
3か月前
個人
X線用貼付剤
5か月前
個人
蓋付きしびん
28日前
個人
段差昇降装置
3か月前
個人
入れ歯
24日前
個人
エアリフター
3か月前
個人
聴診器
28日前
個人
肩甲骨下制器具
5か月前
個人
シミ皮膚改善剤
4か月前
個人
介護浴槽
1か月前
個人
鼻腔拡張具
3か月前
個人
入浴介護補助装置
28日前
個人
スプレー式目薬容器
1か月前
個人
透析装置の洗浄方法
5か月前
個人
座椅子脱着式車椅子
1か月前
個人
アーシング青竹踏台
5か月前
株式会社東亜産業
温熱具
3か月前
個人
電動式孫の手
3か月前
個人
透析装置の洗浄方法
3か月前
株式会社コーセー
組成物
3か月前
株式会社いうら
介助リフト
2か月前
株式会社ダリヤ
酸性染毛料
4か月前
個人
座椅子型排泄介護装置
5か月前
個人
マッサージガン保持具
2か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
4か月前
株式会社ニデック
検眼装置
3か月前
オンキヨー株式会社
聴診器
3か月前
続きを見る